goo blog サービス終了のお知らせ 

ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

旅の思い出

2014年10月14日 | 海外ロングステイ

昔から「晴れ男パワー」の異名を持つ私ですが、今回もパワー全開で、殆ど雨に遭わずに2週間を過ごすことが出来、無事ダバオに戻って来ました。
札幌のコンビニで買ったビニール傘を開いたのが一回だけで、その傘も邪魔になってホテルに置いたまま関空に戻り、その後は傘のお世話にならず、台風の通過時も、無事すり抜けることが出来ました。
今回の旅行での誤算は滞在中何処へ行っても暑かったことでした。
ダバオを離れる前に日本はかなり涼しくなっていたことや、朝晩は寒ささえ感じられると聞いていたので、夏物のシャツなどは一枚も持たずに出かけたのですが、札幌へ行った時にも殆ど寒さを感じることもなく驚いてしまいました。
ユニクロで「ヒートテック」を買おうと思ったことも実現することもなく、とにかく暑い一時帰国だったのでした。
今回の一時帰国では前回に比べてWifi環境が抜群に良くなっていて、関空、新千歳空港、中部国際空港でもストレスを感じることなくパブリックのWifiがあって助かりました。
もうひとつの印象は何処へ行っても中国人観光客がいっぱいだったことです。
中国国内に比べて物価のかなり高い日本へ来ることの出来る中国の方々は未だ一部の富裕層だけだと思っていたのは私の思い込みだったことを今回の旅で知らされました。


地上60階建て、高さ300mで、日本で最も高い超高層ビル、と同時に日本初のスーパートールビル(300m以上、世界基準超高層ビル)の「あべのハルカス」に行って来ました。
あべのハルカスは日本国内の構造物としては東京スカイツリー(634m)、東京タワー(332.6m)に次ぐ3番目の高さのビルで、東京スカイツリーおよび東京タワーは電波塔であるため、スーパートールにはカウントされないそうです。
あべのハルカスの58階から60階は、「ハルカス300」という展望台として、一般客に有料で開放されていて、展望台からの夜景は噂通りの5スター・ビューの素晴らしさでした。


ユナイテッド・スタジアム・ジャパン(USJ)に行って来ました。
評判の高い新アトラクションの「ハリーポッター」の体験が主目的で、台風の過ぎ去った直後のウイークデーだったことが幸いして、いつもより混雑具合が緩和していたようで、通常は2時間待ちが普通と言われているハリーポッターのアトラクションが約1時間で入場出来、ラッキーでした。
最新技術4K映像で楽しむアトラクション「 ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」は、ハリー・ポッターと一緒にホグワーツの空を飛ぶ魔法の冒険で、そのクオリティの高さに驚き、感動しました。

北海道は私の新入社員時代に一年間過ごしたことのある懐かしい場所で、今回は十数年振りの訪問でした。
今年の「温泉」は登別温泉と決めてあって、温泉旅館の直ぐ近くにある「地獄谷」で迫力ある噴煙をを見学した後は温泉旅亭で露天風呂でのんびりして、 夕食は「蟹」,「カニ」「かに」の蟹づくし御膳で大満足でした。
登別温泉を後にして、札幌市内に出る手前であの「Boys Be Ambitious」で名高いクラーク博士の像の立つ羊ヶ丘展望台に寄り、その後に市内大通り公園近くの時計台を訪問して来ました。


今から30年程前に転勤で名古屋暮らしを5年間していたこともあって、今回久し振りに名古屋に足を伸ばしてみました。
日本の神社の頂点は神社本庁の本宗で別格の伊勢神宮で、その伊勢神宮詣でをするのも今回の旅の目的の一つです。
昨年は伊勢神宮に次いで歴史、格式、数多くの神話などでも名声溢れる出雲大社に行って来たこともあって、今回は名古屋市内の熱田神宮と伊勢神宮詣でをして来ました。
伊勢神宮へ行く前に向かった熱田神宮で引いたおみくじが<大吉>だったことも幸いして、伊勢神宮詣での日は台風一過の快晴に恵まれました。

<グルメ三昧>
今回の旅行中は懐かしい食べ物を各地でいただくことが出来て大満足の旅となりました。
各地でいただいた美味しい料理、懐かしい料理を紹介します。

食い倒れの街大阪を代表するいわゆる「粉もん」と言われている「お好み焼き」、「たこ焼き」の他に絶大な人気を誇っているのが「串カツ」です。
通天閣界隈には老舗の「串カツ」店が沢山あって、人気の店は開店前から大行列の賑わいです。

 

 

 

札幌と言えばやはり「札幌味噌ラーメン」です。
新千歳空港のターミナルビルの中にある「札幌ラーメン道場で懐かしい「バターコーン味噌ラーメン」を汗をかきながらいただきました。

 

 

 

登別温泉の旅亭で夕食にいただいた蟹づくしご膳。
メインの「毛蟹」の他にも「タラバ蟹」、「ずわい蟹もあって、久し振りに「蟹」で満腹になりました。

 

 


その昔、名古屋転勤時代に良くお世話になった「きしめんよしだ」で懐かしい味を堪能してきました。
「よしだ」のきしめんは麺のシコシコ感が特長で、以前は名駅隣にあった松坂屋デパートの中にも出店していましたが、今は本店のほかにはここ「エスカ」店だけになっているそうです。

 

 

名古屋名物と言えば手羽先唐揚げ。
「風来坊」は手羽先唐揚げの元祖の店です。
塩、胡椒、白ゴマなどを振りかけて仕上げた風来坊の手羽先はパリパリとした食感とスパイスの効いた味が特徴で、酒肴として食べるのに最適です。

 

 

お伊勢さんと言えば「赤福」。
甘さ控えめなところがヘルシーです。 赤福餅はあんころ餅の一種で、柔らかい餅を漉し餡でくるんだもので、漉し餡には三つの筋が付いていて、五十鈴川の流れを表しているとされいます。

 



熱田神宮近くの蓬莱軒の「ひつまぶし」も名古屋転勤時代
の思い出の味です。
蓬莱軒は旧東海道の宿場町、宮宿の陣屋跡地に1873年(明治6年)創業した老舗の店です。
「ひつまぶし」は3種の食べ方があって、一膳目はそのまま鰻の味を食べ、2膳目は薬味を加えて食べ、3膳目はお茶漬けにしてたべるというユニークな鰻料理です。

 


中部国際空港の中の「まるは食堂」は大昔、名古屋転勤時代に知多半島の先端にあった大衆食堂の「まるは食堂」に時々出かけた店で、懐かしい気持ちでいっぱいです。
昔から「まるは食堂」の名物メニューの「海老フライ」の味も昔の味のままで、暫し感動。
今回の一時帰国の締めに相応しい夕食でした.


一時帰国の為暫く更新お休みします。

2014年09月23日 | 海外ロングステイ

日本に一時帰国の為、暫く更新をお休みします。
今年は札幌まで足を伸ばすことにしていますが、「寒さ」が少し気になります。
その前に台風16号の進路が少し心配ですが、台風が日本列島に接近する前に何とか入国出来ると思います。
札幌から戻ったら「伊勢神宮」にも行く計画で、10月中旬にはブログの更新を再開する予定でいますので宜しくお願いします。


チャイナタウン

2014年09月16日 | 海外ロングステイ

今日はダバオの「チャイナタウン」の紹介です。
ダバオ市内の中心地から少し南方向の海の近くにあるMagsaysay Park「マグサイサイ公園」を基点に長いMagsaysay(マグサイサイ)大通りがあり、その大通り界隈がOyanguren(オヤングレン)と呼ばれているチャイナタウンです。
中華街のシンボルとも言える赤い門が公園側と出口のGaisanoショッピング・モール近くにもあります。
ダバオのチャイナタウンは横浜や神戸の中華街とは異なり、美味しい中華料理屋さんが並んでいたり、豚まんや肉まんを売るお店もありません。
ここでは激安の家庭雑貨、家電製品、衣料品、靴などが買える一帯なのです。
ブランド物のシャツやバッグ、時計なども販売されていますが、殆どが中国製のコピー物です。
大通りの中間あたりには中華街を象徴する老舗の「NCCCショッピングモール」があって、連日買い物客で賑わっています。


特にNCCCモール内のスーパーマーケットは品揃えと安さではダバオナンバーワンと言っても過言ではなく、レジにはいつも長蛇の列が出来ていて、市内各所にあるサリサリストア(町の小さな食品雑貨店)からも仕入れの買い物に来ているので、カートの中の品物の量もハンパではありません。
大通りの両側の歩道には所狭しと屋台が出ていて、携帯電話や時計の修理屋、コピー物のDVD、中古のミシン屋、果物屋の中には「たこ焼き」屋さんや、日本でお馴染みの「大判焼き」屋さんもあります。

NCCCショッピングモールの他にもチャイナタウンモールやDCLAモールがあって、所狭しと商品が並んでいて、とにかく「安い」の一言に尽きるのが中華街の各お店の特長と言えます。
大通りのわき道にも沢山の個人商店があって、殆どが安い衣料品の店ですが、中には写真にあるような竹製品の店も数軒あって、竹製の「簾」が欲しい時にはここへ行けば簡単に入手出来ます。


マグサイサイ公園はチャイナタウンの始まりの赤門のある海に面した場所にあります。
公園の入り口には一年中「ドリアン」が食べれる果物屋台が並んでいるので、ドリアンシーズンではない時期に来訪者があるとここへ案内してドリアンを味わって貰うことが出来ます。

マグサイサイ公園はフィリピンの大統領だったラモン・マグサイサイを記念して作られた公園で、公園の中心にはマグサイサイ大統領の大きな銅像が立っています。
公園の中は手入れが行き届いていて、ダンスの練習をしている若者たちや、バトミントン、インラインスケートをしている人など、思い思いに公園を楽しんでいます。


ムーンケーキ・フェスティバル(中秋節)

2014年09月09日 | 海外ロングステイ

昨日の9月8日は中秋節でした。
中秋節とは旧暦8月15日の満月を祝う中国のお祭りで、日本では十五夜のお月見にあたります。
古来この日は月が最も地球に近づき、大きくて明るく美しい満月が見られるとされています。
ちょうど三秋の半ばに当たるため、「中秋」と名づけられたこの「中秋節」には月餅を食べたり、お月見を楽しんだり、この風習が代々受け継がれています。
中秋節は全世界の華人たちが一家団らんを祝う美しい祭日でもあり、中華系フィリピン人の多く住むダバオでも、昨日の「中秋節」ではお祝いの行事が行われました。
市内のSM Lanangプレミアムモール1階のイベントフロアでも「ムーンケーキ・フェスティバルのイベントも開催中です。(トップ写真)
毎年中秋節が近づく頃になると、親しい人やお世話になっている人に「月餅」を贈ることが盛んになる為、市内のスーパーの店先には8月中旬辺りから「月餅」が並び始めます。
一年のうちに満月の日は数多くありますが、9月の満月が特別なのは秋の澄んだ空の満月が特に美しいからと言われています。
日本でも『中秋の名月』として親しまれている中秋には、「月見だんご」でお月見をする風習もあって、今週の土曜日にはダバオ日本人会では会館で会員の家族が集まって「お月見」のイベントを開催する予定にもなっています。
中秋節のいわれには、次のような昔の中国の伝説があります。
空に10個の太陽があった大昔、地上は焼けつくように熱く、川は干上がり、農作物や木々が枯れて、人々は暮らせなくなっていました。
そのとき、弓の名手のゲイが弓に矢をかけ、9つの太陽を次つぎと射落としました。
最後に残った太陽は、それを恐れて「早朝にのぼり、夕方に沈む」というゲイの求めを聞き入れたために気候が順調になって、万物がすくすくと育って、人々は平和に暮らせるようになりました。
その後ゲイは嫦娥を妻として迎え、仲睦ましく暮らしていました。
不老長寿を望んだゲイはある日、西方の崑崙山に住むとされる中国の伝説の女神の「西王母」に頼んで不死の薬を貰い、それを嫦娥に保管させました。
しかし嫦娥は8月15日にその薬を飲んで、月にあるという宮殿「広寒宮」へ舞い上がってしまったのです。
狩猟から戻ったゲイは、嫦娥が月へ行ってしまったと知り、悲嘆にくれて嫦娥を想い続けていました。
そして毎年8月15日になると、庭にテーブルを置いて嫦娥が好きだった果物を供え、それを見た人々もゲイのように供え物を並べて、嫦娥を祈念することが慣わしになったと言われています。
月餅の中身には、月に見立てた卵黄、スイカの種、蓮の実などが小豆の餡に包まれて入っていて、最近はドリアン味の月餅もあります。
冒頭に書いたように昨日の9月8日(月)は「十五夜(中秋の名月)」でしたが、今日9日は月が地球に更に接近し、通常よりも大きくみえる「スーパームーン」の日です。
「スーパームーン」は年に1度あるかないかという希少現象ですが、今年は去る7月8月に続いて3回目となるそうです。


昨年6月に観測されたスーパームーンは、通常の満月に比べ大きさが14%、明るさが30%増しで見えたそうです。
今夜の月は最も大きく見える「エクストラスーパームーン」となるそうで、SNS上には美しい写真が多数アップされ、投稿者は多数の「いいね!」を獲得して人気者となることでしょう。
次回のスーパームーンは、2015年9月28日と、約1年後ということなので、お天気に恵まれることを祈って、今夜は夜空を見上げて「エクストラスーパームーン」を拝ませて貰うつもりです。
下は2013年6月23日にポルトガルのSesimbraで撮影されたスーパームーンの写真です。


「ペンショップ」と「ベンチ」

2014年09月02日 | 海外ロングステイ

「Penshoppe」(ペンショップ)と「bench/」(ベンチ)はフィリピンのファッションを代表する2大ブランドです。
どちらもフィリピン生まれのファッションブランドで、今では何処のショッピングモールへ行っても「Penshoppe」と「bench/」の店が出店していて、目を惹くようなウインドウ・ディスプレイに客足を捕らえています。
「Penshoppe」の創業は1986年のことで、大学生の友人同士によるプロジェクトとしてセブで始まりました。
その後ビサヤ地域、ミンダナオ地域へ販路を拡大して行き、1991年には念願のメトロマニラへの進出も実現出来、名実共にフィリピン人の若者たちの心を捉えることが出来、今ではペンショップは国内の小売業界において業界をリードする企業の一つに成長しました。
そして「Penshoppe」は更なる発展を続けグローバルな事業展開を推進して、今ではドバイ、インドネシアに海外店舗を構えていて、近い将来、シンガポール、マレーシア、ベトナム、オーストラリアへの進出も計画中です。


「Penshoppe」の商品は男女向けがあって、アパレルだけでなく、アクセサリー、バッグ、化粧品、フレグランス、シューズなどなど、価格帯も商品の幅広さもターゲット層も“GAP”に似ています。
中でも”PinoyLab”というラインは”Philippines Love”マインドが満載のデザインで展開されています。
例えば、ディスプレイはフィリピン独特の乗り物ジプニーを模したショーケースになっていて、デザインの随所にフィリピン国旗のモチーフや、故ニノイ・アキノ大統領を取り入れたフィリピンらしいごデザインと言えます。
フィリピンを代表するファッションブランドの二つ目は「bench/」(ベンチ)です。


「bench/」(ベンチ)は1987年、マニラの小さなメンズTシャツストアが発祥で、今ではPenshoppe同様に事業は大きく広がっていて、レディスもあってアパレル、肌着、フレグランス、アクセサリー、食器、スナック菓子まで取り扱っています。
ブランド名の「bench/」は創業者でもある現在の会長兼CEOの名前”Ben Chan”に由来するものです。
ベンチの商品は全体的にカジュアルラインで、1着の値段もお手頃価格で、デザイン、機能性の良いものが多く、最近はネットショップでの販売も積極展開していて、アメリカへも進出しているフィリピンを代表するブランドの一つで、冒頭のPanshoppeとは「良きライバル」の関係で躍進を続けています。

                  
               "bench/"の2014年サマーファッションPV
  


「るろうに剣心」最新作、ダバオで日本と同時公開

2014年08月26日 | 海外ロングステイ

フィリピンで公開2週目に入った「るろうに剣心 京都大火編」が、最新の情報によるとフィリピンで偉業を達成したそうです。
フィリピンに於いては、2012年に公開され日本映画の最高興収記録を持つ前作「るろうに剣心」(総興興行収入PhP40,400,000=約95,860,000円)を、わずか5日間で塗り替えたそうです。
さらに先週末の興行成績では、同じ日に公開されたディズニー映画「プレーンズ / ファイアー&レスキュー」、フィリピン映画のロマンティック・コメディ大作「Talk Back And You’re Dead」、前週に公開され大ヒットしているマイケル・ベイ監督の「ミュータント・タートルズ」など数々の競合を跳ね退け、1位を獲得しています。
日本のみならず、アジアでの絶好調の「るろうに剣心」、その勢いはまだまだ止まりそうにないようです。

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』は和月伸宏による日本の漫画作品で、1994年から1999年にかけて集英社の『週刊少年ジャンプ』に連載され、その後アニメ化・実写映画化などと様々な形でメディアミックスが行われています。
映画「るろうに剣心」の第1作は、大友啓史監督によって制作されて、主演は佐藤健、公開されたのは2012年8月でした。
そして世界規模で広がりを見せていた日本のアニメや漫画ブームに乗って、この映画「るろうに剣心」は世界配給が積極推進され、アジアから順次公開されて行きました。
シンガポールでは2スクリーンのみの公開にもかかわらず、過去4年間にシンガポールで公開された日本映画の興行収入記録を塗り替え、フィリピンでは44スクリーン公開後、わずか3日間の興行収入で日本映画歴代No.1を記録したのです。
日本映画初の全土拡大公開した台湾では、世界的ヒットシリーズの最新作『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』や台湾出身のアン・リー監督の『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』と同時期公開にもかかわらずオープニングの興行成績4位と大健闘、ハリウッド以外の作品の中では快進撃を見せました。以後、北米・ヨーロッパ・ロシア等世界各地で上映され、2013年にNYで開催された「シネマフェスティバル:ジャパンカッツ2013」では、上映作品中、最も早くチケットが完売するなど、各地映画祭や国際映画祭招待作品としても人気が上昇し、合計30億円を超える大ヒットを記録しました。
そして第2作の「るろうに剣心 京都大火編」、第3作「るろうに剣心 伝説の最期編」が前後編2部作として制作され、去る8月1日に日本全国で第2作が公開され、最終話となる第3作は9月13日からの公開が決まっています。


カナダのモントリオールで開催された「ファンタジア国際映画祭」の「the Action!部門」に本作品が出品されて、8月3日の北米プレミアには大友監督が現地に赴いたこともあって前評判も上々だったそうです。
そしてこの第2作目の「るろうに剣心 京都大火編」のアジアプレミアムが去る8月6日にマニラで行われました。
日本映画のプレミアイベントがフィリピンで行われるのは史上初めてのことで、マニラ市内の最大級のショッピングモール「SMメガモール」の会場には約5,000人ものファンが殺到したそうです。
主演の佐藤健は壇上に上がるとタガログ語での挨拶でファンサービスを行い、同行した大友啓史監督、神谷薫役の武井咲、相楽佐之助役の青木崇高がイベントを盛り上げていました。
ダバオ市内の映画館では去る14日から市内の映画館で一斉公開されました。
日本映画のプレミアムイベントがフィリピンで行われたことは前述の通り史上初のことですが、更に新作の日本映画が日本とほぼ同じタイミングでフィリピンで公開されることも初めてのことです。
公開2日目に映画館に足を運んで見て来ましたが、場内はフィリピン人の若い観客を中心にほぼ満席状態の盛況でした。
「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」の前編「るろうに剣心 京都大火編」は、8月17日までに247万4400人を動員して、興行収入31億円を突破したと発表されました。
公開わずか16日で前作「るろうに剣心」(2012年8月25日公開)の最終興行記録(30億円)超えを達成したそうです。
8月1日(金)から全国439スクリーンで公開がスタートし、『GODZILLA』(2週目)、『思い出のマーニー』(3週目)、『マレフィセント』(5週目)を抑え、強豪ひしめく中で初登場堂々1位を獲得していましたが、好調を継続しているそうです。
日本国内では9日(土)、10日(日)に佐藤健、青木崇高、大友啓史監督が2日間で10都市12回の舞台挨拶を敢行し、フィリピンでのアジアプレミアでも熱狂ぶりが各メディアから伝えられ、カナダ・モントリオールで開催されていたファンタジア国際映画祭で「観客賞」を受賞するなど、国内のみならず海外でも『るろうに剣心旋風』が巻き起こっているそうです。
この第2作は、9月に公開される第3作に続くストーリーなので、続きが早く見たくなる楽しい映画でした。

        「るろうに剣心 京都大火編」アジアプレミアム・インタビュー映像
  


カダヤワン・フェスティバル2014

2014年08月19日 | 海外ロングステイ

毎年3月に行われるダバオ市の市制記念日のお祭り「Araw ng Dabaw」(アラウ・ン・ダバオ)と並んでダバオの2大祭りの第29回「カダヤワン祭り」が先週の11日から17日までの一週間に亘って盛大に行われました。
カダヤワン・フェスティバルはその昔「アポ・ドゥワリン・フェスティバル」と呼ばれたダバオの祭りで、「アポ」はダバオの高峰で、「ドゥワリン」はフルーツの「ドリアン」と香りのいい蘭の一種「ワリン・ワリン 」を合わせた言葉です。
1988年にこのお祭りは、当時のドゥテルテ市長の時代に、自然の恵みと平和に感謝するミンダナオの祭りとして「カダヤワン・サ・ダバオ 」と改称されました。



カダヤワン・フェスティバルは1年間の自然の恵みに感謝する収穫祭のひとつで、その昔アポ山周辺に住む多種の民族が一同に集って、歌い、踊って、豊かな収穫を神様に感謝しました。
その感謝の集いが現在に継承されて、花や果物、野菜などで飾った山車を繰り出し、民族衣装で着飾った人々が大通りで踊り、歌って祝います。
中でもダバオの先住民であるバゴボやマノボ、マンダヤはじめイスラム教徒のタウスグ、マラナオ、サマなどが独自の衣装で練り歩きながら民族舞踊を披露する「インダク・インダク・サ・カダラナン」はフェスティバルの中心イベントです。


カダヤワン祭りは毎年8月に入ると直ぐにお祭りモードに入り、市内にあるショッピング・モールではカダヤワン祭りの記念セールが一斉に開催されます。
そして今年もメインのショッピングモールのイベント広場では、期間中に「農産物貿易展」や「民芸品展示即売会」、そして今年で第二回目となる「ドリアン展示即売会」も開催され何処も大盛況の賑わいでした。


毎年恒例の人気シンガーやタレントによる「ショー」などを経て、フェスティバルはクライマックスの「インダク・インダク・サ・カダラナン」パレードで最高潮に達しました。
去る16日の土曜日の朝から始まったパレードのコンテストの今年のチャンピオンはMatiの「Arts-Matiao National High School」のグループで、優勝賞金50万ペソ(約120万円)を獲得しました。


あじの干物

2014年08月12日 | 海外ロングステイ

朝の食卓を飾る焼き魚といえば、「あじの干物」が定番の一品ですね。
その昔、熱海や伊豆の温泉旅館の朝食には必ず「あじの干物」が登場していて、あの頃の懐かしい味を思い出すことがあります。
魚の干物の歴史をひも解いてみると縄文時代まで遡るのだそうです。
全国各地に所在する貝塚からは、魚の干物や牡蠣などの貝の干物を作る道具まで縄文時代の人たちが所有していたことが判っているようです。
彼らは暮らしの知恵から保存性を高めながら、味も濃縮された「干物」を創り出しましたが、「干物」は保存食品のひとつで、縄文時代から培ってきた日本人の「ソウルフード」とも言える食べ物ではないでしょうか。
あじは干物にすると生のあじよりも断然栄養価が上がります。
生のあじ100g中にはタンパク質20mg、脂肪27mgですが、干物にするとそれぞれ、43mg、59mgと2倍以上に増加します。
また魚脂にはEHP(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という不飽和脂肪酸が多量に含まれ、これらは脳を活性化させ、血中コレステロール値を下げる優れものなのです。また、あじの干物には視力回復や皮膚の成長等をつかさどるビタミンAも大量に含まれています。

干物は魚の水分を蒸発させ、うま味を凝縮・熟成させた保存食ですが、魚を丸のまま干すには身が厚くて上手に水分が抜けません。
そのため、たいていの場合、開いて干す「開き干し」と呼ばれるものが主流になって「干物」=「開き」となるくらいポピュラーな食べものになっています。
開きづくりは、包丁一本あれば誰にでも出来る簡単な作業なので、特別な道具は何も要りません。
しかも「あじ」は大きさも手頃で捌き易い魚なのです。
市内のAGDAO市場へ行くといつでも活きのいい「あじ」が売られています。
1キロ160ペソ(約370円)程度で、中型のあじだったら5~6尾はあります。
市場の一角には「干し魚」売り場もあって色々な干物が売られていますが、その殆どが塩分がかなり強い干物で、残念ながら新鮮さもありません。
そんなことから我が家では「あじの干物」はいつも手作りを決めています。


買って来た「あじ」の内臓を取り除いた後は「腹開き」にして、私の場合は塩水に浸けるのではなく、塩をあじの両面に塗して30~40分程常温のまま寝かせ、あじの表面が飴色に光沢が出て来たところで余分な水分を軽く拭き取ってから専用の「網」で天日干しで作ります。
なるべく風遠しの良い場所を選んで、最初の2時間程は直射日光の良く当たる場所に網を下げ、一度あじの上下を変えた後は日陰で風の良く通る場所に移動し、約半日程で完成します。
完成した「あじの干物」は冷凍庫で保存すれば3~4週間は美味しくいただけます。
(下の写真は市場の干し魚売り場です)


ボックスワイン

2014年08月05日 | 海外ロングステイ

ワインは葡萄に含まれている成分を殆どワインの中に取り入れている為、沢山のミネラル、ビタミン、ポリフェノールが含まれていて、体内の抗酸化作用、血圧降下、殺菌作用、抗ガン作用等、数々の効果が期待される飲み物だそうです。
食品に含まれているビタミン、ミネラル、ポリフェノール等は通常それらの食品を摂取しても30%~40%しか人体には吸収されませんが、ワインに含まれているこれらの成分はほぼ100%人体に吸収されると言われています。
特に赤ワインに多く含まれている「ポリフェノール」は動脈硬化やガンの予防になるといわれています。
動脈硬化は、体内の余分な酸素が活性酸素となって、血液中の低コレステロールと結合して酸化し、白血球のマクロファージーにより血管の壁がふくれあがって起こります。


また、ガンは酸化酵素がDNAに触れ、DNAを傷をつけることが原因だと言われています。
ポリフェノールは酸化しやすい物質で、体内に入ってすぐ活性酸素と素早く結合するために、動脈硬化やガンの原因となる悪玉活性酸素を消滅させてしまうそうです。
更にワインをつくる葡萄には、約15年程前に発見された「レスベラトロール」と云うポリフェノールあって、それには抗ガン物質が含まれていて、現在ガン治療薬として研究開発が進められているそうです。
この「レスベラトロール」はワインの醗酵過程で倍加されるので、葡萄を食べるよりも「ワイン」を飲む方がより抗ガン作用には有効だといわれている理由です。
ワインを飲んで健康効果を期待するにはワイングラス1杯で十分効果が得られるそうです。
ポリフェノールを例にすると、一番多く含む野菜と比べて赤ワインは20倍以上の効果 があると言われていますから、ワインを一度に大量に飲む必要はありません。
その昔、ワインはボトルで購入して飲むものと相場が決まっていました。
一旦開栓したワインは酸化を防ぐ為と、美味しく飲む意味もあって飲み干してしまうのが常で、残ったワインは冷蔵庫へ入れて保管するものの、結局は料理に使う運命となることが普通でした。
そんな中、数年前に登場した「ボックスワイン」は、今では私の毎日の食生活の中で大変有難い存在となっています。
ボックスワイン、正しくは 「バッグ・イン・ボックスワイン」と呼ばれているこのワインは、紙の箱に入ったワインです。
ただしお酒の紙パックとは違って、ボックスワインの段ボール箱は外装で、中にビニールの袋にワインが 詰められていて、そこにプラスチックの蛇口が付いているもので、中に2リットルから3リットルにワインが入っているのが主流です。
瓶に詰められているワインよりもリットルあたりの価格もかなり割安で、紙の箱には丸く穴を空けるように切り取り線が入っていて、そこから蛇口を出してグラスに注ぐ仕組みになっています。
ワインの入った袋には空気が逆流しない仕様になっているので、メーカーによって幾分差はありますが、数週間~1ヵ月ぐらいは常温でも味が変わらず美味しく飲むことが出来るのです。
ダバオ市内のスーパーなどで簡単に入手出来るボックスワインはカリフォルニア赤ワインの「Carlo Rossi」です。
豊かな濃い果実味のワインが多いカリフォルニアですが、カルロ・ロッシはやや辛口で、しっかりとした果実味の濃い香りがあって、葡萄の仄かな甘さと、豊かなタンニンの渋みが口の中に重厚に広がります。
私はいつも冷蔵庫で冷やして飲んでいますが、その方が程良い果実味の濃さを感じることが出来るようです。


ダバオコーヒーと幻のシベットコーヒー

2014年07月29日 | 海外ロングステイ

コーヒーがいつの頃から私たち人間に利用されていたかは定かになっていないそうですが、コーヒーの果実の赤い果肉は甘くて食べられるため、その種子の効用を知る機会も多かった筈と考えれば有史以前から野生種が利用されていても不思議ではないと考えられています。
実際、アラビカ種は原産地エチオピアで古くから利用されていたとする説があって、リベリカ種は西アフリカ沿岸でヨーロッパ人が「発見」する以前から栽培・利用されていたそうです。
現在の「焙煎した豆から抽出したコーヒー」が登場したのは13世紀以降と見られていて、最初は一部の修道者だけが用いる宗教的な秘薬として、生の葉や豆を煮出した汁が用いられていました。
しかし、焙煎によって嗜好品としての特長を得た後は、コーヒーは一般大衆へも広がって行き、1454年には一般民衆の飲用が正式に認められて、中東・イスラム世界全域からエジプトまで拡大しました。 オスマン帝国からバルカン諸国、ヨーロッパには16世紀に伝わり、1602年のローマ以降、17世紀の中頃にはヨーロッパ全土に拡がって行ったようです。
北米には、1668年ヨーロッパからの移民によって伝わり、日本へは18世紀末にオランダ人が持ち込み、最初の記録は1804年の大田南畝(江戸時代の文人)によるものとの記録が残っています。
今ではコーヒーは世界中の人々から愛されている身近な飲み物となっていて、最近の研究では血圧値を正常値に戻す働きがある事が指摘されている他、善玉コレステロールを増やすなど心筋梗塞の予防にも役立つと言われています。

ダバオでコーヒーが作られていることをご存じでしょうか?
ダバオのコーヒーは香り豊かでマイルドな味が特長で、ダバオ市はGMO作物(遺伝子組み換え作物)の作付けを拒否してる街でもあります。


1880年当時、フィリピンはブラジル、アフリカ、インドネシアに次いで4番目のコーヒー豆の輸出国でした。
しかし今日、フィリピンは世界のコーヒー供給の僅か0.12パーセントまで下がっていますが、現在フィリピン国内で生産されている大多数のコーヒーは、バタンガス、ブキドン、ベンゲット、カビテ、ダバオとクラベリアの山岳地域となっていて、およそ164,139ヘクタールの農地にコーヒーが植えられていて、30万人のフィリピン人がコーヒー農業に従事しています。
そしてコーヒーの味の最近の世界的な人気と傾向から、フィリピンのコーヒー産業が再び上昇する傾向が見られるようになっているそうです。
コーヒーの種類には幾つかあって、代表的なコーヒー豆はArabica、Liberica、ExcelsaとRobustaの4種類です。
この4種のコーヒー豆の中で最も重要で多様性のある豆が「アラビカ」で、世界生産の72パーセントを占めています。
2番目に重要なコーヒー豆は「ロブスタ」で、世界生産の27パーセントを占めています。
ロブスタコーヒーの木はアラビカより作付の順応性が高く、暖かい赤道の気候での栽培が最適なので東南アジアでの栽培に相応しい品種と言われています。
「リべリカ」はアラビカ種に比べて酸味がなく苦みが強い品種ですが、1本の木から収穫出来る果実が少ないところから大変希少価値のある品種なので、消費量は少なく世界全体の流通量の1パーセントに満たないようです。
「エクセルサ」はリべリカと良く似た品種で、果実の形は卵型で小粒ですが、エクセルサ種はカフェインが非常に多く含まれストロングなコーヒーと言われています。
フィリピンは、気候的な条件と土壌の状態から、商業的に生き残れると言われているこれらの4種のコーヒーを生産出来る数少ない国の一つなのです。

幻のコーヒー<シベットコーヒー>
別名「アラミドコーヒー」と呼ばれているシベット・コーヒーをご存知ですか?
ダバオで生産されているシベット・コーヒーは夜行性のじゃこう猫(シベット)の糞の中から消化されなかったコーヒーの種を採取し、コーヒー豆として焙煎加工したものです。


シベットコーヒーは幻のコーヒー豆として入手困難で、大変な高値で取引されています。
どこが幻なのかと言うと、その秘密は、じゃこう猫の生体内にあります。
シベット(じゃこう猫)は、フィリピンではバロス(Balos)と呼ばれていて、天然雑食性の動物ですが、美味しいコーヒーの実のみを食べるという習性を持っています。
シベットはコーヒーの果実を食べる際、中の種も飲み込んでしまいますがで、種は消化されないまま体外に排出されます。
消化されないコーヒー豆は、シベットの体内で醗酵処理・減カフェイン処理とじゃこう猫の天然アロマが加わって幻のコーヒーに仕上げられるのです。


ダバオ市内の店で100グラム1,000ペソ(約2,350円)で販売されている「シベット・コーヒー」は一般のダバオ・コーヒー「アラビカ」が1キロで300ペソ程(約700円)で販売されていることからも分かるようにかなり高価なコーヒーです。
ダバオのシベット・コーヒーは標高1,500mのアポ山の麓にあるコーヒー農園で「アラビカ」種のコーヒーで生産されています。
このシベット・コーヒーは沸騰していない95℃~98℃のお湯でじっくり淹れるのがポイントで、豊かな香りを愉しむにはミルクや砂糖を入れずにブラックで飲むことをお勧めします。




日比友好月間記念「日本映画祭」

2014年07月22日 | 海外ロングステイ

日本とフィリピンは1592年のスペインによるフィリピンの植民地化以前から交流関係があったようですが、本格的に貿易を始めたのは1592年、豊臣秀吉によって朱印船貿易が行われるようになってからのことです。
スペインは当時、同じくスペイン領のメキシコとマニラを結ぶガレオン貿易を重要視していて、フィリピンには商人やキリスト教のアジア布教を目的とした宣教師が多く訪れていて、日本人が東南アジアに進出することで自然とこれらの商人を相手とする通商が発展して行きました。
1910年代に農園経営の為の日本人労働者がダバオに大量に移民して、1916年には町の日本人人口が1万人を越え日本人街が形成されました。
当時のダバオ市内には日本人学校や神社仏閣なども建設され発展しましたが、太平洋戦争が始まると日本人は強制収容されました。
その後日本軍のフィリピン占領によって日本人は解放されますが、1944年にフィリピンをアメリカが再奪回した際には街は激戦地と化し壊滅したのです。
第二次世界大戦が始まると日本は東南アジア各地に進軍し、南方作戦の一環として1941年にはフィリピンにも上陸し、日本軍は150日でフィリピンを占領するものの、その際バターン要塞から数万人のアメリカ兵およびフィリピン兵捕虜を食糧補給が可能な地点まで100kmにわたって徒歩により移動させたため多くを死亡させるバターン死の行進事件が起きたのでした。(写真右)
そして日比間の戦争状態が正式に終結されたのは1956年7月23日の日比賠償協定締結時となります。
日本は1976年までに、フィリピンに対して1902億300万の賠償金を支払っているほか、戦後補償の意味合いも込めた日本からフィリピンへの援助供与が積極的に行われるようになり、以後フィリピンにとって日本は最大の援助供与国となっています。
1960年には日比友好通商航海条約が調印されましたが、フィリピンにおける対日感情が改善しなかったことで批准は1973年まで待たなければならなかったのです。
そして1980年代に入ると多くのフィリピン人の間で第二次世界大戦の記憶は薄れ、或いは忘れられつつあり、彼らにとって日本は開発援助・貿易・投資・観光の資金源としての位置づけが深まり、両国間の外交摩擦はほとんど見られなくなったのです。
1986年11月、当時のコラソン・アキノ大統領は日本を訪れ、第二次大戦に対する謝罪を望んでいた昭和天皇と面会しました。
そして彼女の訪日中に、新たな援助が両国間で合意されたのです。
1989年、アキノ大統領は昭和天皇の葬儀参列のために再訪日、1990年には今上天皇の即位の礼参列のために再度日本を訪れています。
日本はフィリピンの政情面でも貢献していて、フィリピンのイスラム過激派で、反政府闘争を続けるモロ・イスラム解放戦線(MILF)と、フィリピン政府との仲介を行っています。
2011年には、日本政府の仲介でアキノ大統領が極秘来日して、MILFの最高指導者ムラド・エブラヒム議長と8月4日に東京近郊で非公式会談を行って、政府・MILFのトップ同士の会談が初めて日本で実現したのでした。
また国際協力機構はこの地域の事業への資金供給を行っており、アキノ大統領は、MILFとの和平において「日本の貢献は計り知れない」と公式に謝意を示しています。
こうした歴史的背景から1956年の日比賠償協定終結の日を「日比友好の日」と決め、毎年7月23日に様々なイベントが両国で行われていましたが、50回目の2006年からは日比友好月間として両国の友好を深める行事を開催するようになりました。


この「日比友好月間」でのお恒例の行事となった「日本映画祭」が今年もマニラ(7月3~13日)ダバオ(7月25日~8月3日)、セブ(8月6日~10日)で開催の運びとなりました。
今年は、「家族」をテーマに、アニメ、実写、ドキュメンタリーなど全17作品が上映されます。
上映作品は「そして父になる」(13年 是枝裕和監督)、「家路」(14年、久保田直監督)、「桐島、部活やめるってよ」(12年、吉田大八監督)、アニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」(12年、細田守監督)、ドキュメンタリー「ひろしま 石内都・遺されたものたち」(13年、リンダ・ホーグランド監督)などで、入場無料になっています。
 
この「日本映画祭」は国際交流基金の海外事務所と日本大使館等の文化活動の一助として日本の劇映画(外国語字幕版)や文化紹介映画(外国語吹き替え版)が提供されているので、フィリピン人の方々も日本映画を英語の字幕スーパー付きで鑑賞出来るのです。
ダバオでの「日本映画祭」の上映スケジュールは以下の通りとなっています。

「そして父になる」予告編 


スカイケーブル

2014年07月15日 | 海外ロングステイ

長い間Cavaguio通り沿いにあったケーブルテレビ会社の「スカイケーブル」(Skycable)のオフィスがSM Lanangプレミアム・モール地下1階に「Sky ZONE」と名称も新たに先週オープンしました。
思えばスカイケーブルには1999年にダバオ暮らしを始めた時からお世話になっていて、途中チェンマイで暮らしていた4年半を差し引いてもかれこれ10年以上もの間お世話になっています。
ケーブルテレビサービスのSkycableは1992年にフィリピンで生まれた会社で、メトロマニラ圏を中心に、ブラカン、セブ、ダバオでも事業展開を続けていて、契約者数700,000人を誇る国内最大のケーブルテレビ会社で、現在はケーブルテレビ事業の他にインターネット・プロバイダー事業も運営しています。
スカイケーブルはアメリカのケーブルテレビと同じように、契約者(視聴者)は「ブロンズ」、「シルバー」、「ゴールド」などの予め視聴出来るチャンネルがパッケージ化されたプランを契約することになりますが、日本の「NHKワールドプレミアム」を視聴する場合は「シルバー」のパッケージを契約する必要があり、「シルバー」の視聴料金は月額830ペソとなっています。(2014年に料金改定)


「シルバー」プランはNHKワールドプレミアムの他にもCNN, BBC、アル・ジャジーラなどのニュースチャンネル。HBO, Star Moviesなどの映画専門チャンネル、Balls,Fox Sportsなどのスポーツ専門チャンネルなど合計100チャンネル以上の番組が視聴出来ます。
先日開催されたサッカーワールドカップ・ブラジル大会の試合は「シルバー」プランに含まれている「Balls」チャンネルで全試合の生中継が視聴出来ましたが、2002年のW杯日韓大会の時には残念ながらスカイケーブルでは視聴出来ず、市内のレストランやマルコポーロホテルで試合の中継が有料で見れたので、日本やブラジルの試合を見に出かけたものでした。
そして2006年のW杯ドイツ大会の時は試合を見る為に「DREAMチャンネル」というパラボラアンテナを使って衛星を利用したサテライト・チャンネルの新しい会社と別契約をしてワールドカップの試合を観戦していました。
この「Dreamチャンネル」は当時はNHKワールドプレミアムも視聴出来たのですが、現在はNHKが視聴出来るのはダバオではスカイケーブルだけとなっています。(セブでは「UNICABLE」社でもNHKワールドプレミアムが視聴出来ます)


さて、スカイケーブルがSM Lanangプレミアムモールの中にオフィスを移したことでより便利さが増し、オープニングの時に貰って来たパンフレットに目を通していたところ最近のスカイケーブルのサービス内容がかなり進化していることが分かりました。
10年以上も前から契約を始めた私は割引のある前払いをしています。
一年分を前払いすると1ヵ月分が無料となり、合計13ヵ月間の視聴が出来ることから、いつも契約期限前にオフィスに出向いて更新をしていたので新しいサービスに気付かずにいたのでした。
新しいサービスとは基本となるプランが以下の二つに別れています。
 1 CRT TVプラン(ブラウン管テレビ向けプラン)
 2 LCD/LED TVプラン(液晶テレビ向けプラン)
ダバオでも最近は家電ショップを覗いても殆どが大型且つ薄型の液晶テレビが主役となっていて、これらのハードの普及が高まったことでスカイケーブルのサービスが進化していたことに気付かず、我が家でも数年前からLEDテレビに買い換えてあったにも拘わらずブラウン管テレビ向けの「シルバー」プランのまま過ごしていたのでした。
早速新しいオフィスでプラン変更の手続きを済ませて、無事新しい「DIGIBOX HD」が設置されました。
新しいプランは「Dual DEF 999」プランで、このパッケージにはNHKワールドプレミアムのチャンネルが含まれています。
こちらのプランは月額999ペソで、既に前払いしてあった「シルバー」プランから簡単な手続きでプラン変更が出来ました。
費用はDIGIBOX HDの設置費用が399ペソとプラン変更の為の差額を支払っただけです。
Dual DEF 999プランは「シルバー」に比べてチャンネル数は85チャンネルと少し減少しますが、シルバーには付帯されていなかったHDチャンネルの視聴が出来るようになります。
HDチャンネルとは「High Difinition」(高画質チャンネル)の略で、鮮明度の高いデジタル映像のことで、「シルバー」には付なかった高画質の映画専門チャンネル、エンターテインメント専門チャンネル、音楽専門、スポーツ専門チャンネルなどが合計21チャンネル視聴出来ます。
接続が無事終わってチャンネルを合わせたところ、これまでと比べてびっくりするほど「画質」が良くなりました。
更に有難いことにこのDual DEFプランには「iRECORD」と言う録画サービスが付帯されているのです。
3週間ほど前に日本から持ち込んで使っていたHDDレコーダーが壊れてしまって録画が出来なくなっていたこともあって、この付帯サービスはとても有難かったです。
新しいDIGIBOX HDは本体の裏にUSBコネクターがあって、そこにUSBメモリーを接続して番組の録画が出来るのです。(USBメモリー4GBで4時間録画可能)
リモコンの「MENU」ボタンを使って、留守をして見逃したくない番組の録画が簡単に出来てなかなか便利な機能です。
その他にも「Pey Per VIEW」(視聴した分だけ支払うテレビ放送方式でPPVと略される)もあって、大きなスポーツイベント(例、パッキャオのボクシング試合中継)やライブコンサート、最新映画の配信などに利用出来るサービスも用意されています。
これからもクオリティが向上した映像で、ケーブルテレビライフを楽しませて貰うことにします。


炊飯器

2014年07月08日 | 海外ロングステイ

もうかれこれ10年以上も前に日本で購入した220V仕様の電気炊飯器の調子がイマイチになって来ました。
9月に予定している一時帰国の時にネットショップで購入して持参しようかと考えていたところ、日本と同じような性能の炊飯器を見付けたので、重い炊飯器を飛行機で持ち込むよりも得策と考えて購入を決めました。
今回ダバオの家電ショップで購入した炊飯器はフィリップス製の炊飯器で、外観も日本の炊飯器のようで、価格も一般の炊飯器に比べると格段に高い商品です。
購入前に店の担当にお願いして「取り扱い説明書」を見せて貰って性能などをざっと確認してから購入を決めました。
日本で初めて実用的な電気炊飯器を発明したのは、東京の町工場だったそうです。
「光伸社」の三並義忠という人が釜を三重化する方法を採用することで、空気の層による保熱機能によって温度を高めることが出来、実用的な炊飯が可能となったそうです。
そして1955年に自動式電気釜という名で東芝から製品化されたときには、「二重釜間接炊き」という方式が導入されました。


これはバイメタル技術を利用したもので、自動式で電源オフにする機能のことで、一旦電源を入れればあとは自動的に電源オフになる技術のことで、炊飯中に常時見張っている必要がなくなりました。
更に自動的に電源がオンになるタイマーも別途併売され、これらによって電源のON・OFFが自動化されたので、タイマーをかけておけば夜眠っている間に炊飯されて、朝起きたら炊き上がっているように全自動化されて便利さが増したため、電気釜は大ヒット商品となったそうです。
1980年代からはマイコン制御を取り入れる機種が登場して多機能化も進み、1990年代にはマイコンによる各種機能によって好みの炊き加減(硬い、柔らかいなど)が選択出来るようになった他、玄米や麦飯などの健康ブームにも関連して、様々な食品が調理できるものが登場しています。
1980年代以降は中国、韓国、フィリピンなど、米食を主体とする国でも電気炊飯器が製造・販売されていますが、価格競争重視のため単純な炊飯機能のみの単機能モデルがほとんどでした。
このため日本に観光目的でやって来る高所得者層から出稼ぎでやってくる一般労働者まで、上手に美味しく炊ける日本国内向けの多機能炊飯器を土産に選ぶケースが増えて行きましたが、日本国内向けに販売されている炊飯器はほぼ全て100V専用品のため電圧の差などの関係で日本国外ではそのまま使用できないケースがネックとなっていました。
その後、秋葉原などの電気街に行くと、外国人観光客向けに115V/120V/200V/240Vなど、さまざまな国の電源に対応した多種多様の炊飯器が販売されるようになり、観光客が英語などで表記されている炊飯器の箱を持っている姿が空港などで見られるようになりました。
SMラナン2階のSM家電ショップで見付けたフィリップス製の「炊飯器」は1,8リットル(10カップ)炊きで、値段は5,990ペソです(日本円で約14,000円)
ダバオ市内の家電ショップやデパートの家電売り場には単機能の炊飯器ですが700~800ペソで販売されているので、それらの製品に比べてかなり高価な炊飯器です。
日本で購入するのに比べても少し高い気がしましたが、重くて嵩張る品物を飛行機で持ち込むことを考え購入を決めました。
トップの写真でも分かるように、このフィリップス製の炊飯器はタッチパネル式で多機能の炊飯器で、内釜は5層になっていて、炊飯中にむらなく加熱出来るように3Dの立体加熱方式を採用しています。
白米の炊飯では通常炊飯の他に「早炊きボタン」と「少量炊きボタン」があります。
普通炊きボタンで炊飯すると炊飯開始からスイッチが切れるまで約45分かかりますが、ふっくらと美味しく炊き上がるので、日本製炊飯器と比べても遜色はありません。
そして土鍋風の炊き込みご飯「クレイポット・ライスボタン」と「お粥ボタン」もあってタッチするだけでメニューが選べます。
更に「スープ・ボタン」と「ケーキ・ボタン」、「蒸し料理」の為の専用蒸し皿も付属しています。
タイマー機能も勿論付いているので日本製の炊飯器と変わりません。
フィリップスエレクトロニクス ジャパンは、家庭向け自動製麺機「ヌードルメーカー」をつい最近日本で発売して人気が沸騰しているそうです。
この製品は粉や水などの材料を入れるだけで、自動で材料をこね、付属の太さや形状の異なる4つの製麺キャップを使って、うどん、そば、ラーメン、パスタなど、さまざまな麺が作れる勝れモノです。
10分程度で製麺が出来る手軽さや、専用クリーニングキットや丸洗い可能な構造を生かした後片付けの簡単さなどが受けているとか。
ダバオでこの「ヌードルメーカー」を入手することは出来ませんが、大変気になる新商品です。
最後になりますが、ご存じの方も多いと思いますがダバオ(フィリピン)では一般家庭に供給されている電圧は220Vになっていますが、残念なことに時間帯などによっても差がありますが、供給される電圧はかなり不安定です。
そのようなこともあって、パソコンなどの精密機器を使う場合は「電圧安定機」の使用をお勧めします。
この「電圧安定機」は市内のハードウエアショップで簡単に入手出来ます。
家の中のコンセントに供給されて来る電圧が140V~260Vに変動している場合ても、常に220Vで出力してくれます。
また、機種によっては220Vの他に100Vの出力が兼用のタイプもあります。
使用する電気製品の消費電力によって500W用、1,000W用、1,500W用などがあり、私のところでは常時パソコン用に使用していて、炊飯器を使う時には兼用しているので1,000W用を利用しています。(写真下)


ダバオ市、ASEANクリーンランド賞受賞

2014年07月01日 | 海外ロングステイ

ASEANの下部組織のワーキンググループの「自然環境委員会」が去る5月17日にタイのプーケットで開催されました。
今回の委員会の主要テーマである自然環境持続可能な都市に関する調査結果報告の後、今年の受賞都市が選ばれ専門委員から発表されました。
自然環境の持続可能な都市に関するTHEアセアン専門調査委員会は、ダバオ市を大都会カテゴリーの中のクリーンランド(Clean Land)「きれいな地域」と認定しました。
これによってダバオ市は2014年9月にラオスで開催されるASEAN会議の式典の中で表彰を受ける運びとなりました。


この賞はASEANが2008年から3年毎に選出している賞で、「クリーンランド賞」の他にClean Air(きれいな空気)、Clean Water(きれいな水)のカテゴリーがあって、大都市部門ではダバオ市の「クリーンランド賞」と同時にインドネシアのTangeran市が「きれいな空気賞」を受賞、カンボジアのPhnom Penh市が「きれいな水賞」に選ばれました。
また中都市のカテゴリーではベトナムのDa Lat(ダラット)が「きれいな空気賞」、タイのNakhon Sawan(ナコーンサワン県)が「きれいな水賞」、同じくタイのRoi-et(ローイエット県)が「きれいな地域賞」に選ばれています。


ASEAN(アセアン)は東南アジア諸国連合のことで、「Association of South‐East Asian Nations」の略称です。
ASEANは1967年の「バンコク宣言」によって設立されました。
「バンコク宣言」とは、加盟ししている国同士で経済・社会・文化・技術・科学の発展や問題解決のために協力、助け合って成長して行こうという目的で生まれたもので、バンコク宣言を作ったのは当初の加盟国だったインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの5ヵ国の代表です。

1967年にASEANが設立された時にはこれらの5ヵ国でしたがその後ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアが加盟して現在は10ヶ国になっています。
本部があるインドネシアのジャカルタや加盟国に各国の首相や外務大臣、経済担当閣僚が集まって毎年経済発展や技術協力などの話し合いが行われていますが、現在は加盟国10ヵ国だけではなく、加盟国以外の国々とも話し合いの場を設けています。
マニラから南へ980km,ミンダナオ島にあるダバオはメトロ・マニラ、メトロ・セブ(セブ市とその周囲)に次ぐフィリピン第3位の都市で人口145万人、行政面積2,400km²もの広さを誇るダバオ市は世界最大の行政面積を持つ都市の一つともされています。


雄大な標高3,114メートルのアポ山の麓に抱かれるようにダバオの街は緑がつづき、美しい海に囲まれた自然がいっぱい溢れている街です。
ダバオ市は今回のASEANから選ばれた「クリーンランド賞」を契機に、今まで以上に緑化プロジェクトの強化、植林事業の更なる推進を図ると共に、廃棄物管理プログラムと汚染制御プログラムの強化を推進して、クリーンで美しい街の保存の為にまい進して行くことを確信しています。

<ダバオシティ紹介ビデオ>
   


セブ・パシフィック航空

2014年06月24日 | 海外ロングステイ

セブ・パシフィック航空(Cebu Pacific Air)はフィリピンのセブ、マニラを拠点とする格安航空会社(LCC)です。
LCCとしての歴史は古いほうで、会社設立は1988年で、1996年に初就航しています。
その後フィリピンの国内外に路線を延ばして行き、今やフィリピン航空を抜いてフィリピン最大の航空会社になりました。
セブ・パシフィック航空はフィリピンに多数の国内線を有すほか、国際線としてはインドネシア、マレーシア、シンガポール、台湾、韓国などに路線を展開していて、2008年11月には関西空港に乗り入れて日本に初就航し、今年の3月には成田、中部へ同時に路線を拡充しました。


セブ・パシフィック航空は典型的な格安航空会社LCCのビジネスモデルを取っている会社なので、シートピッチは狭く、機内サービスは一切ありません。
座席指定も出来、その際は追加料金が必要となりますが、その反面運賃が低めに抑えられているところが特長です。
国際線では預け手荷物は有料で標準料金が2000円で、(20kgまで)、追加料金を事前に支払うことで、30kg~50kgまで持ち込みが可能で、機内持込手荷物は7kgまで無料です。
当日の手荷物オーバーのペナルティが厳しいのも、格安航空会社スタイルと言えます。
また、セブ航空は頻繁にキャンペーンを行っていて、プロモーション価格は特に激安で、最近は基本料金<1ペソ>などというものもあります。
各フライトの予約状況を見ながらキャンペーン価格を打ち出すことで各フライトを満席にして効率良く就航させることが目的と思われますが、ネット予約で案外簡単にプロモーション価格のチケットが入手出来ます。


冒頭にも書いたようにセブ・パシフィック航空はフィリピン国内に6つのハブ空港を始めとして34都市という、フィリピン国内最大のネットワークを持っています。
最近のニュースではセブ航空は2014年9月から、マニラ発着のクウェート線、シドニー線を就航すると発表しました。
マニラ/クウェート線は9月2日から週3便、マニラ/シドニー線は9月9日から週4便で、いずれの路線ともクウェート、オーストラリアに居住するフィリピン人の需要獲得を目指しています。
これによってセブパシフィック航空の長距離路線はドバイ線に続いて3路線となります
セブ航空はこの新路線就航を記念して、就航日から12月末までのセールを展開していて、従来の航空運賃と比べるとおよそ64%割安になるとアピールしています。
2路線とも機材は、エコノミーのみの436席仕様のA330-300を使い、預け入れ荷物の増量、座席選択、温かい食事などは他の国際線同様別料金で購入出来、新たにWi-Fi利用が出来るようになっているそうです。
マニラの国際空港ターミナルは現在3つあって、ターミナル2はフィリピン航空の専用ターミナルで、ターミナル3はセブ・パシフィック航空と全日空が現在使用していて、ターミナル1は日本航空、デルタ、シンガポール航空などの諸外国の航空会社が利用しています。
交通通信省がこのほど、ニノイ・アキノ国際空港ターミナル3が7月からフル稼働すると伝えています。
完成までの工程を担っている竹中工務店が、現在72%まで完成させているということで、8月にはシンガポール、デルタ、エミレーツ、キャセイパシフィック、KLM各航空会社がターミナル3に移動する予定になっています。
ターミナル1は残念なことに「世界ワースト1」にも選ばれた最悪の場所で、つい先月も「冷房が効かずに蒸し風呂状態」と報道されたばかりです。
ターミナル3は広くて新しいターミナルで、国際線⇔国内線への乗り継ぎがエスタレーター1本で出来て大変便利な上、構内には24時間営業のレストラン、コーヒーショップ、コンビニ、マッサージなどがあって快適に待ち時間を過ごすことが出来ます。
また構内では無料のWifiサービスもあって大変便利です。
セブパシフィック航空では他では見ることの出来ない珍しいサービスが二つあります。
一つは機内でキャビンアテンダントたちが「クイズ」をやって客席を盛り上げています。
もう一つはネットでも話題になっている離陸に先駆けて各航空会社が実施している安全案内を楽しいダンスで披露してくれるのです。


セブパシフィック航空のWebサイトで無料会員登録を済ませておけば、お得なキャンペーン情報などがメールで送られて来ます。

セブパシフィック航空Webサイト

<マニラ発着日本行きフライト情報>
マニラー関空 週7便(毎日就航)15:20  マニラ発 19:55  関空着
関空ーマニラ 週7便(毎日就航)20:40  関空発   23:50  マニラ着

マニラ-名古屋  週4便(火・木・土・日) 15:20  マニラ発 20:25 名古屋着
名古屋ーマニラ 週4便(火・木・土・日) 21:10 名古屋発 00:10 マニラ着(翌日)

マニラー成田  週7便(毎日就航)05:25 マニラ発 10:35 成田着
成田ーマニラ   週7便(毎日就航)11:45 成田発  15:45  マニラ着
                                      
                                        ※2014年6月現在  

<セブパシフィック航空、機内パフォーマンス映像>