goo blog サービス終了のお知らせ 

ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

ローマ法王フィリピン滞在5日間

2015年01月27日 | 海外ロングステイ

去る1月6日の当ブログで紹介したようにローマ法王のフランシスコ法王が予定通り15日にマニラに到着され、19日まで20年振りにフィリピンを訪れました。
ローマ法王のフランシスコ法王は、今月15日から5日間の予定でフィリピンを訪問され、17日は一昨年11月の台風で壊滅的な被害を受けたレイテ島を訪れました。
一昨年の台風ではレイテ島の沿岸部が高潮に飲み込まれるなどして死者、行方不明者が7,300人に上り、フランシスコ法王は被災した人たちなど集まった10万人を超える人々を前に、空港の近くで野外ミサを行いました。

   

当日は今年最初の台風が接近していて雨と風が強まる中、フランシスコ法王は「一昨年の台風の被害を見た時、私もここにいなければならなかったと感じた。少し遅くなってしまったが、私は今、あなたたちと共にいるためにここに来ました」と語りかけ、被災した人たちを励ましました。
フランシスコ法王は、野外ミサあと集団墓地などを訪れる予定でしたが、台風が接近しているため一連の予定を中止して首都マニラに戻りました。
法王は、フィリピン訪問の最大の理由は、2013年11月にフィリピンを襲って7,300人もの命を奪った台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)の生存者との面会にあったと述べています。
フィリピンは、アジア最大のキリスト教国で人口のおよそ8割がカトリック教徒とされ、マニラでも18日、大規模な野外ミサが開かれました。
国内がフランシスコ法王の訪問一色に染まるなか、各地から数百万人が集まる中法王は18日、首都マニラで大規模な野外ミサを主宰しました。


台風1号の影響で雨の降りしきる中、歴代法王が開いたミサとしては過去最多の600万人が集まり、貧しい人々の救済を掲げた法王のアジア歴訪のフィナーレを飾りました。
法王は、フィリピン名物の派手なミニバス「ジープニー」風に仕立てた専用車「パパモビル」に乗って、マニラ湾沿いにあるリザル公園(Rizal Park)のミサ会場に登場しました。
フィリピンはアジア最大のカトリック国で、国民の80%がカトリック信者ですが、さすがの法王も群衆の数に驚いたようで、随行したマニラ大司教によると、「純真な人々の信仰の深さは私にも測り知れないものです」と語ったそうです。
マニラ市当局の発表では、当日は沿道と公園に法王を一目見ようと警察推定で600万人が集まり、1995年に当時のローマ法王、故ヨハネ・パウロ2世(John Paul II)が同じ場所で行ったミサに集まった500万人という記録を超えました。
そして法王は19日の朝、ローマへ向けて出発し、アジア歴訪を無事終えました。

   


ツーリスト・ビザの最新情報

2015年01月20日 | 海外ロングステイ

フィリピンに滞在している外国人に対して入国管理局(Immigration Office)の『外国人登録プログラム』が始まりました。
フィリピン入国管理局は去年の10月1日から2015年9月30日までの期間を定めて、フィリピンに滞在している外国人を対象に「外国人登録プログラム」を実施し、既に1万人以上がこの登録を済ませたと発表しています。
この登録制度は従来の外国人登録証「通称Iカード」を取得していない全外国人が対象で、観光ビザで入国している場合、滞在日数が59日以内である場合は登録の必要はありません。
しかし、観光ビザで滞在し、59日を超えた場合はたとえIカードを取得していても登録が必要となります。
今回の対象者が登録期限の2015年9月30日までに手続きを怠っていた場合、登録終了した翌月の10月から1ヶ月当たり200ペソの罰金が科せられ、期限を過ぎての入管での登録、もしくは出国時に支払わなければならないので注意が必要です。
但し、罰金の加算額は1年で2000ペソまでと上限が定められていて、この計算では10ヶ月分に相当しますが、11ヶ月以上未登録の場合の説明はなされていません。


この登録ではパスポートと顔写真1枚が必要で、フィリピン国内42ヶ所に設けた入管事務所で申請が可能で、申請書に記入し提出した後、本人の指紋採取と写真撮影が行われて登録完了となります。
この登録では登録番号が割り振られ、この番号は生涯変わらず、1度登録すればフィリピンに出入国を繰り返しても再登録の必要はありません。
なお、登録料は無料となっていますが、申請人のビザが切れていたり、必要書類の不備があったりして『違法滞在』状態にある者に対しては、所定の延滞料や罰金700ペソが科せられます。
今回始めた登録プログラムは入管の説明によると、急増する外国人違法労働者や観光ビザによる不法滞在者の取り締まりを強化するためで、仮に違法滞在が申請時に発覚しても、即時拘束、強制送還などのような措置は取らず、罰金の支払いと正式な手続きをするように命令するとしています。
ただし、罰金を支払う能力がないと、従来通り拘束されるので、入管が思うような違法滞在者のあぶり出しが成功するかは未知数となっています。
今回の入管の登録プログラムに対して『これは有料のICカード制度と2重になっていて、無駄ではないか』との声も上がっていることから、今年の10月以降には新たな改定が施されることも想定されます。


海外で活躍するフィリピン人アーチストたち

2015年01月13日 | 海外ロングステイ

確か私が20歳くらいの頃「ビンボー・ダナオ」という歌手が居て、日劇の舞台やテレビで歌っている姿と、そのユニークな名前が印象に残っています。
後で知ったのですが、彼はフィリピン人の歌手で(フィリピンでは映画俳優もやっていた)女優の淡路恵子と結婚したことでも有名になりました。
ビンボー・ダナオさんは1967年に53歳で亡くなっていますが、甘い歌声とクラーク・ゲーブルに似た顔立ちに人気があったそうで、日劇ラテンフェスティバルでは中心的に活躍していました。

さて、今回はフィリピン人で世界的に活躍しているアーチストの紹介です。
先ず第一に挙げるのが「シャリース」(Charice)で、彼女はフィリピン出身の歌姫で、アメリカの大人気TVドラマ『GLEE』のシーズン2にも出演しています。
シャリースの本名は「カーマイン・クラリス・レルシオ・ペンペンコ」(Charmaine Clarice Relucio Pempengco)で、1992年生まれの22歳。
2005年にアメリカのオーディション番組『アメリカン・アイドル』の姉妹番組のABS-CBNの番組『リトル・ビッグ・スター』に出演して3位に入賞したことがきっかけとなってその後は地元、フィリピンのローカル番組とコマーシャルなどで活動をしていましたが、世界的な認知を得たのは、彼女の熱心なファンが「False Voice」というユーザー名で動画投稿サイトYouTubeに彼女が歌唱している映像をアップし始めて、注目されるようになった2007年頃からで、彼女の映像は数100万回もの再生回数を記録したのでした。
2010年、アメリカのテレビドラマ『Glee』のシーズン2 にゲスト出演することが発表され、リー・ミシェル演じる主人公レイチェル・ベリーの強力なライバルとなるフィリピンからの交換留学生(サンシャイン役)を演じたのを皮きりに、合計3話に出演し、その美しい歌声を披露しました。
また、日本でもアルバムをリリースしていて、2枚目のシングルでは『三日月~クレッセント・ムーン~』を発売しています。
この楽曲はは日本の女性歌手絢香のシングル『三日月』を英語歌詞にしてカバーしたものです。
彼女が日本のテレビ番組で「三日月」を熱唱している映像です。

レア・サロンガ(Lea Salonga)の名前を知っている方はミュージカル好きでしょう。
レア・サロンガは1971年生まれのフィリピン出身の歌手、女優です。(トップの写真もレア・サロンガ)
彼女はミュージカル「ミス・サイゴン」世界初演のウエスト・エンド版、続くブロードウェイ版のヒロイン、キム役のオリジナルキャストとして知られています。
そしてディズニーのアニメーション映画「アラジン」や「ムーラン」で、二人のディズニー・プリンセスの歌声を担当しました。
「となりのトトロ」の英語版でさつきとメイの母親の声を担当したのがレア・サロンガなのです。
レア・サロンガは17歳で『ミス・サイゴン』の主役に抜擢され、その後ブロードウェイでアカデミー賞に匹敵するトニー賞の主演女優賞を受賞しています。
その後も、ミュージカル『レ・ミゼラブル』でも主役よりも目立つ役エポニーヌや映画のレミゼラブルでアン・ハサウェイが演じたお母さん役をつとめるなど、押しも押されもせぬミュージカル大女優です。
彼女は1978年に7歳でフィリピンの舞台「王様と私」でデビューした後、10歳でファーストアルバム「Small Voice」をレコーディングし、ゴールドディスクになりました。
またレア・サロンガは30年ものキャリアの間で、5人のフィリピンの大統領と3人のアメリカ大統領(ジョージ・H・W・ブッシュ、ビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュ)、ウェールズ公妃、ダイアナ、エリザベス2世のために歌を披露した経験を持っています。
彼女の美しい歌声「Let It Go」を動画でお愉しみ下さい。
    

ダバオ出身のポップシンガー、ロックミュージシャン、フォーク歌手で国内で活動しているアーチストは沢山いますが、ダバオ生まれのアブドゥル・カンダオ(Abdul Candao)はクラシックのテノール歌手で、現在はヨーロッパで活動している稀有な存在のフィリピン人アーチストです。
カンダオはダバオ市内のAteneoでハイスクールまで学んだ後マニラに転居し、好きな音楽を学んでいましたが、1982年に行われた国立音楽コンクールに出場し、青年アーチスト部門で優勝を遂げたことが契機となって本格的なボイストレーニングを専門家から受けながらマニラのSanto Tomas音楽学校で声楽を学びました。
そして、その才能を見い出されて1995年にウイーンに渡航し、ウイーン芸術学院でオペラを学びました。
ウイーン芸術学院を卒業した後、オーストリアでオペラ歌手としてデビューを飾り、以降順調にキャリアを重ねてアメリカを始め、ベルギー、ブラジル、カナダ、クロアチア、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、などなどの国々で公演を続けています。
アブドゥルは最近は1929年、ベルリンで初演されたフランツ・レハールのウィーンと中国を舞台にしたオペレッタ「Land of Smiles」(微笑の土地)の主要な役、中国からの皇帝の息子役で好演しました。
このミュージカルはオーストリアとスイスの重要な都市で行われています。
カンダオの美しいテノールの歌声「君こそわが心の全て」(Dein ist mein ganzes Herz)-オペレッタ「微笑みの土地」より-をスライドショーと共にお愉しみ下さい。
  

 


ローマ法王来訪

2015年01月06日 | 海外ロングステイ

新年明けましておめでとうございます。
2015年の年明けに相応しいめでたいニュースで今年第一回目のブログ記事を更新します。
ローマ法王の20年振りのフィリピン訪問が決まり、マニラ首都圏を中心に年末から法王の受け入れ準備に入りました。
昨年末、バチカンは2015年1月のフランシスコ・ローマ法王のスリランカ、フィリピン訪問の日程を発表しました。
スリランカへは1月12日~15日、フィリピンには15日~19日の予定で訪問されます。
スリランカでは少数派のキリスト教徒に対する仏教徒過激派の迫害が起きていることもあって今回の訪問が決まったそうです。


アジア最大のカトリック国フィリピンは一昨年11月、多数の死傷者を出す台風被害を受けましたが、今回の法王のフィリピン訪問の目的の一つに台風被災地でのミサを行うことがあります。。
法王は去年の8月14日~18日に韓国を訪れ、アジア各国のカトリック信徒の若者のための祭典「アジア青年の日」大会の主要行事に参加しました。
法王はこのカトリックの祭典の閉幕ミサを行った後、若者の可能性に期待を示し、世界の平和と安全のため「アジアの若者たちよ、目覚めよ」と力強く訴えました。
また、法王はアジアだけでなく世界で「それぞれの社会での役割を全うする権利と義務がある」と強調すると共に、アジアの文化の多様性を評価し、共に進んでいく重要性を力強く説いていました。
今回のスリランカ、フィリピン両国訪問によって、半年間で2度アジアを訪れることになります。
ローマ法王は12億人の信者を持つローマ・カトリック教会の最高司祭で、他宗派に対して「首位権」を主張するカトリックの最高指導者であることから、「イエス・キリストの代理者」「ペテロの後継者」とされています。
英語圏では親しみをこめて、教父を表す「Pope(ポープ)」と呼ばれています。
そして昨日、フランシスコ法王は20人の新枢機卿を任命するとの発表がありました。
「欧米偏重からの脱却」という法王の方針を反映し、アフリカのカポベルデ、オセアニアのトンガ、アジアのミャンマーから初めて枢機卿が選ばれました。
枢機卿は教会の最高顧問として、法王の補佐を行い、現在208人で、法王を選ぶ選挙「コンクラーベ」の投票権がある80歳未満の枢機卿は110人います。
今回選ばれた20人のうち、80歳未満は14ヶ国の15人で、アジアからはミャンマーの他にタイ、ベトナムから選ばれ、就任式は2月14日に予定されています。


バチカンから先日発表されたローマ法王のフィリピン訪問スケジュールは以下の通りとなっています。

1月15日(木)夕方、マニラ到着(パサイのビリヤモール空軍基地予定)
       パサイにあるバチカン大使館に向け、車でパレード
1月16日(金)マラカニアン宮殿でアキノ大統領による歓迎セレモニー
       マニラ大聖堂で聖職者・関係者向けミサ(一般非公開)
             夕方、モールオブアジアで関係者ミーティング
1月17日(土)航空機でマニラ→タクロバン。
             合同ミサと台風ヨランダの被災者訪問
             夕方、タクロバン→マニラ
1月18日(日)午前セントトーマス大学訪問
             午後3時30分リサールパークでの合同ミサ(大規模)
1月19日(月)午前、ビリヤモール空軍基地からローマへ出発

アジア最大のローマンカトリック国とも言われるフィリピンですが、格式の高い学校に入学する際には、洗礼証明証が必要となったり、あらゆるところでローマンカトリックの教え、影響を感じることも多いのがフィリピンで、フィリピンの敬虔なカトリック信者たちは今回のローマ法王のフィリピン訪問に誇りを感じています。
そして今回のローマ法王滞在中の15日から19日の5日間、マニラ首都圏は「祭日」と発表されました。
マニラ市内のリサールパーク(Rizal Park / Luneta Park)でのミサは1月18日、午後3時半から予定されていて、当日は600万人の参加が見込まれています。
20年前のローマ法王フィリピン訪問時のミサでは500万人が参加しましたが、リサールパークには120万人が限度なので、400万人もの人々がロハス通り沿いにあふれて、ダイヤモンドホテル、ハイアットホテル近辺のベイウォークまで到達する見込みとなる為、当日の交通渋滞、規制に注意が必要です。


法王は1月15日にスリランカからマニラに到着した後、16日マニラ大聖堂で2000人限定の一般公開されないミサが行われます。
そして17日には台風ヨランダの被災地タクロバンに向かわれ、現地でもミサが行われます。
さらに,17日の法王のレイテ州タクロバン訪問は日帰りにて訪問する予定となっている為、タクロバン空港は終日閉鎖となることが決定されたほか,マニラ国際空港へのアクセスが困難となる可能性も出ているのでローマ法王滞在中のマニラ空港の各フライトの離発着情報は、ネットなどで事前にチェックされることをお薦めします。

 


プレイバック2014

2014年12月30日 | 海外ロングステイ

いよいよ今年も余すところ2日となって「カウントダウン」間近となりました。
今年一年が健康で無事に過ごせたことに感謝しています。
2014年を振り返ってみると日本国内、フィリピン、世界で色々な出来事がありました。
私自身の2014年の思い出は年末から年始にかけて久し振りに訪れたバンコクで楽しい時間が過ごせたこと。
そして9月末から10月初旬にかけての日本への一時帰国ではこれも久々の北海道旅行で温泉や「蟹三昧」を満喫したり、初めて行ったUSJでは楽しい体験も出来ました。
また、その昔転勤で約5年間過ごした名古屋でも懐かしい「グルメ」の数々を満喫出来て充実した旅が出来ました。
当ブログも1月からほぼ欠かすことなく毎週火曜日の更新が続けられたことも健康だったからこそ出来たことで、改めて健康の有難さを噛みしめています。

「ロイター通信」の日本語ウエブサイトで読者が選ぶ2014年の10大ニュースが発表されました。
第1位 ウクライナ危機、ロシアがクリミア編入
第2位 エボラ出血熱の感染拡大  
第3位 消費税率8%に、再増税は延期   
第4位 黒田日銀「バズーカ2」緩和で円安株高
第5位 イスラム国の台頭と米主導で空爆開始    
第6位 ノーベル物理学賞で中村氏ら3人受賞  
第7位 マレーシア機の失踪・撃墜と事件相次ぐ  
第8位 STAP細胞発見に疑義、論文を撤回   
第9位 錦織圭が全米準優勝、世界ランク5位に  
第10位 集団的自衛権の行使容認を閣議決定

一方フィリピン国内の2014年の10大ニュースも先日NNA.Asiaから以下の通りの発表がありました。
第1位 マニラ港の混雑悪化、企業に打撃
第2位 ミンダナオ和平、13年越しで合意
第3位 航空評価が改善、米国線の拡充可能に
第4位 車両購入者保護の「レモン法」が施行
第5位 総人口、1億人を突破
第6位 外銀の参入規制撤廃、市場開放の一環
第7位 三菱自が工場移転、年産能力7割増へ
第8位 MRT3号線で事故多発
第9位 サンミゲル、PALから出資引き揚げ
第10位 訪日旅行者が急増、路線拡充が追い風に

明後日から迎える2015年が素晴らしい一年となることを祈念し、以下に今年一年の当ブログ記事のフラッシュバックを掲載し、2014年の締め括りと致します。

2014年・1月~4月 


2014年・5月~8月

2014年・9月~12月


世界放浪絵描人

2014年12月23日 | 海外ロングステイ

「世界放浪絵描人」のYosuke Yamaguchi(山口陽介)さんが去る9日から約2週間ダバオに滞在して「フィリピンダバオとジャパンを絵でつなぎたい!」と市内の小学校の子供たちとのワークショップやAbreezaモールの中で<絵で感じて繋がる>イベントを開催しました。
この「世界放浪絵描人」の山口陽介さんは1986年和歌山県生まれの28歳で、中之島美術学院を卒業した後、現在は北海道洞爺湖町に在住しているそうです。


彼は元NPO法人「MAKE THE HEAVEN」のデザイナーで、近隣農家の土地を借りて、自給自足の生活をしながらデザイン関連では、ロゴ作成、チラシ作成、グッズ作成、CDジャケット、名刺作成などをこなし、イラストレーション関連では絵本 、STONE ART、WALL ART(壁絵)、幼稚園のクラス札、ポストカード、ラベルのイラスト、看板、描き下ろし作品、挿絵などなど多種に亘る仕事をしています。
世界放浪絵描PROJECTの下で、沢山の支持者から渡航費などの「カンパ」が集まり、この度縁があって「ダバオ」にやって来たそうです。
世界放浪絵描人の山口陽介さんは『あなたの一歩をふみだす絵とメッセージその場で描きます!』と、日本各地、世界に、ふらふらと放浪しつつ、ちょっと癒される『絵とメッセージ』を関心を寄せた人の目の前で描いてゆきます。
彼の絵描人としてのコンセプトは『言葉にならない世界感を伝える』ことだそうです。
絵を描くことが楽しい。
その描いた絵をみて、誰かが喜んでくれるとさらに喜びが広がる。
小さい頃から絵が好きで、大人になっても絵が好きで、好きなことで誰かが喜ぶ。
『世界中の人たちに<絵>で喜んでもらいたい!』
これが山口陽介さんの「世界放浪絵描PROJECT」の経緯だそうです。
去年は孤児院の子供たちと一緒に絵を描こうと、カンボジアにも行ったそうです。
また、2011年の東日本大震災の直後、宮城県石巻に2ヶ月間、NPO法人MAKE THE HEAVEN「め組JAPAN」の本部スタッフとして現地入りして、避難場所等で子供たちと一緒に絵描き遊びを行ったそうです。
去る13日の土曜日には市内のAbreezaモール2階にスペースを作って、希望者にその場でハッピーな絵を描いて大好評だったそうです。
日本の若者がダバオに関心を持ってやって来て、「絵」を通してフィリピンの子供や大人たちとの交流を深めてくれたことは大変意義のあることだと思います。
世界放浪絵描人の山口陽介さんの今後のご活躍を期待しています。


手作り納豆

2014年12月16日 | 海外ロングステイ

物心がついた頃から朝食に「納豆」を良く食べていました。
当時の東京では早朝の暗い中から『なっとー、なっとー、なっと、なっとー、なっとー!』という納豆売りの声で目覚めたものでした。
寒い冬の朝でも、毎朝この納豆売りの声が聞こえて来ると、母親が家の外に出て当時は「藁つと」に入った、まだ温もりの残る納豆を買って、朝食の食卓に出されていました。
当時の我が家は両親と兄、3人の姉たちとの7人家族だったので、確か納豆は5包程買って、大きな丼の中で良く糸を引くようにかき混ぜる役目を私がやっていました。
我が家の納豆は良く糸を引かせた後、長ねぎのみじん切りと鰹節、醤油で味付けしていましたが、この食べ方は今でも変わらない食べ方で、成人してからは長ねぎのみじん切りをたっぷり入れた納豆に「からし」を多めに入れた納豆が好きです。
「納豆」には免疫力増強作用のイソフラボン、骨を丈夫にするカルシウム、整腸効果のレシチン、美容美肌効果の食物繊維などなどの健康効果の他に、大豆を発酵させて作る食品に豊富に含まれている「ポリアミン」が動脈硬化を抑制する働きがあるとして、「納豆」の効果が再認識されています。
「納豆」は大豆を納豆菌で発酵させた発酵食品で、日本全国の食品売り場で簡単に手に入れることが出来ます。
昭和時代までは京都を覗く関西、熊本を除く九州ではほとんど食べられていなかった納豆ですが、平成に入ってからこれらの地域にも普及が始まって、現在では日本全土で多くの日本人に食べられているそうです。
今では全国物価統計調査の調査品目にも採用されているこの「納豆」、茨城県・福島県を中心とした関東地方・東北地方では郷土料理としても親しまれています。
製法や菌の改良などで匂いを少なくしたり、含まれる成分の健康増進効果がテレビなどのメディアで伝えられるようになったことで、2000年以降は西日本でも消費量が急増し、この40年間を見ても国内各地域での消費量の差(一番少ない近畿・中国・四国と福島・水戸など一番多い地域との差)は大きく縮まっています。
大好きな「納豆」は海外で暮らしていても、パックに入った日本製の納豆が「冷凍」で日本食材店などで売られています。
始めて冷凍納豆をシンガポールのデパートの食品売り場で見た時にはカルチャーショックを受けましたが、納豆菌は冷凍されると冬眠状態になるので、解凍すれば元の生き生きした納豆菌が蘇ります。
そんな大好きな「納豆」が先日ダバオ市内にある日本食材店から消えてしまいました。
確か約3か月もの長い間「納豆」が店頭に並ばなくなってしまい、店の人に尋ねてみてもいつ入荷するか分からないとの答えだったのです。
数ヶ月が過ぎ、つい先日久し振りに日本食材店を覗いたところ、冷凍ショーケースの中にびっしりと日本からの「納豆」を見付けたので、早速ゲット。


美味しくいただいた後、ふと「手作り納豆」にチャレンジしてみようと閃きが走りました。
聞くところによると手作りの「納豆」は市販されている納豆を「種菌」にすれば案外簡単に出来るそうなので、先ずは手作り納豆についての情報収集をスタートさせました。
最近は有難いことにインターネットで様々な情報が入手出来るので、手作り納豆の情報が沢山あって驚きました。

    左が大豆を水に浸し始めた時で、右が一晩浸水させた大豆

<手作り納豆> 材料及び必要な道具
1 大豆(小粒大豆がAgdao市場で販売されています)
2 納豆菌の「種菌」に使用する日本製の「納豆」(冷凍納豆可)
3 圧力鍋
4 保温用ボックス(発泡スチロールのボックス)
5 保温用ボックスの中に納めてお湯を入れるタッパー容器
6 浅く、幅の広いタッパー(大豆の発酵用)
7 6のタッパーに敷く寿司用の「簀巻き」(発酵中に出る余分な水分を除く為)
8 ざる(大・小各1)

大豆は軽く洗って、3倍の量の水に一晩つけておきます。
一晩水につけた大豆は吸水して大豆の表面がかなり柔らかくなっているので、手でかき回しながら大豆の薄皮をはがして取り除きます。(この作業をすることで、柔らかい納豆に仕上がります)
薄皮が取り除かれた大豆に新たに倍以上の水を入れて茹でる(圧力鍋で約20分)
圧力鍋で煮るよりも「蒸す」方が出来上がりが美味しい説と、茹でるだけでも良いとの二つの情報がネットで流れていましたが、「蒸す」には1時間以上もかかると知り、「茹でる」方法を選びました。
別鍋に熱湯を湧かしておきます。(この熱湯は発砲スチロールボックスの中のタッパーに入れる保温用のお湯と、道具の殺菌用で、特に茹で上がった大豆、種となる「納豆」が触れる道具などは全て雑菌を防ぐ為予め熱湯消毒が必須です)


大豆が指で軽く押して簡単につぶれるくらいになったら、熱い中にボールなどに一気にあけます。
良く水分を切った後、大豆が熱いうちに市販の納豆で作った「納豆菌液」を加えてまんべんなく混ぜる。(納豆菌液は市販の納豆10数粒に熱い湯を少量加えて作りますが、液だけではなく豆を一緒に加えても良い)
用意した保温用タッパーに半分水、半分熱湯を入れ(約50度の温度にする)発泡スチロールボックスの底に収めます。
お湯の入ったタッパー上に布巾などを敷いて、その上に納豆菌の種菌を混ぜた大豆を入れたタッパーを置き、アルミホイルで蓋をします。(納豆菌の繁殖の為に密封は禁物)、アルミホイルには小さな穴を空けておきます。
発泡スチロールボックスは発酵させる納豆菌の繁殖を妨げないように密閉せずに、毛布などを被せてそのまま3~4時間置きに温度を確認しつつ箱内温度を40度~50度を保ちながら24時間発酵させます。
ボックス内の温度が下がったら保温水の入ったタッパーの水を温め直して温度を上げます。
24時間経過後納豆の入ったタッパーを出して全体を混ぜます。
既に糸をひいて納豆の香りがすればOKで、そのまま冷蔵庫で24時間ほど休ませ、熟成を待ちます。
完成した手作り納豆は冷凍保存が出来るので、小分けにして冷凍しておき、食べる時には常温で解凍させることが美味しく食べれるコツです。
ボックス内の温度を常に40℃に保つことが手作り納豆のポイントで、少し手間はかかりますが、完成した納豆の味は市販の納豆に比べてひと際美味しく感じます。
下の写真は手作り納豆で作った「納豆パスタ」です。
醤油ベースの味付けに、隠し味の「バター」、「コンブ茶」が味わいを深めてくれます。


スナック菓子Oishi(おいしい)

2014年12月09日 | 海外ロングステイ

その昔、子供頃には「おやつの時間」があって、午後3時になると母親の手作りの「おやつ」を食べた思い出があります。
終戦後の食糧不足の時代の「おやつ」だったので、母親が工夫を凝らして作ってくれた手作りの「かりんとう」や「芋かりんとう」(芋けんぴ)、「ドーナツ」、「べっこう飴」など、甘いお菓子が中心でした。
当時は近所に駄菓子屋さんがあって、動物ビスケットやハッカ糖、確か1個5円の大きなアメ玉を買って口にほおばった思い出もあります。
他にも「ポンせんべい」、「綿菓子」、「都コンブ」、「アイスキャンデー」など露天で売られていたお菓子は子供ばかりでなく、大人も楽しんでいました。
「おやつ」として食べる食品は、菓子、果物など様々で、食事の間が長時間空く文化や、昼寝を取らなかった時の眠気覚ましで食べるようになったと言われています。
江戸後期の戯作者、曲亭馬琴の日記には、まんじゅう、せんべい、団子などの菓子が頻繁に登場します。
三代歌川豊国 の浮世絵には、魚をかたどった砂糖菓子「金花糖(きんかとう) 」を子どもに与える姿も見られたそうです。
こうした習慣はイギリスの「アフタヌーン・ティー(或いはハイティー)」にも見られ、日中の栄養(特にカロリー)補給の意味合いから、甘いものや炭水化物が主体となる傾向が特長のようです。
ダバオのスーパーマーケットの商品棚で、ひと際大きなペースを取っているのが「スナック菓子」売り場です。
殆どのスナック菓子が大・中・小サイズの袋入りで、一袋10円程度で買える商品も沢山あることから、子供たちにも大人気です。


「スナック菓子」の形状は大きく2種類あります。
先ずは「チップ」で、chipとは“小片”のことで、薄く揚げたスナック類を指します。
じゃが芋を原料としたポテトチップが一般的ですが、フィリピンではトウモロコシを原料としたチップもポテトと同じくらい人気があります。
原料をそのまま薄くスライスして揚げたものと、マッシュした原料を成形して揚げた成形チップがあって、日本の市場では薄切りタイプではカルビーや湖池屋のポテトチップス、成形タイプではヤマザキナビスコ社の「チップスター」、プロクター・アンド・ギャンブルの「プリングルズ」などが人気の銘柄で、ダバオのスーパーでも「プリングルス」は売れ筋商品のようです。
次に「ポン菓子」です。
パフ(ポン菓子、Puffed grain、Corn Pops、Cheese Puffs、Sugar Puffs)など、Puffとは「膨れる」という意味で、焼成する際に空気を入れたもので、独特の食感があります。
トウモロコシを原料にしたコーンパフが一般的で、日本では「うまい棒」や明治製菓の「カール」などがあります。
ポン菓子の製法は原料をそのまま切って揚げるか、原料をすりつぶすなどして成形して揚げるかのいずれかの方法で作られています。
また、スナック菓子にはより食欲をそそらせるためにフレーバーが好んで付けられていて、コンソメ、塩、ソース、チーズなどの調味料や唐辛子などの香辛料、肉類、魚介類のエキスや粉を原料に混ぜてフレーバーを付けた商品もあります。
ダバオのスーパーで沢山のスナック菓子が売られていることは冒頭に書きましたが、その中でもひと際目立つブランドが「Oishi」(おいしい)なのです。


「おいしい」はフィリピン生まれの会社で、60年以上もの歴史のある老舗です。
創業は1946年、スターチとコーヒーの販売からのスタートだったそうです。
本社はメトロマニラのパサイ市にあって、現在の社長はCarlos Chan(施恭旗)で、社名の「Oishi」(おいしい)は日本語から命名して、ユニークさを際立たせたそうです。
1970年には日本の技術指導を取り入れてOishi Prawn Crackers(おいしい 海老せんべい)を新発売したところ、爆発的な売り上げで「Oishi」ブランドの知名度が一気に上がったそうです。
1993年には念願だった中国進出も実現し、その後ミャンマー、ベトナム、タイ、インドネシア各国に販路を拡大して行きました。
その間次々と新製品を開発して市場に登場させ、スナック菓子業界のトップの座を射止めたのです。
新製品のネーミングは日本語への拘りが常にあるようで「Wafu」やPeanutではなく敢えて「Pinattsu」と名付けた商品もあります。
トップの写真の「海老せんべい」はオリジナルの味の他にピリ辛味のものがあって、私のお気に入りの一品です。


在フィリピン日本国大使館とダバオ領事事務所

2014年12月02日 | 海外ロングステイ

2011年3月から2014年8月5日までフィリピン駐箚の特命全権大使だった卜部敏直大使の定年退官の後任として、石川和秀大使が決まり、数ヶ月前にマニラにある在フィリピン日本国大使館に着任されていましたが、アキノ大統領からの信任状捧呈式(Ceremony of the Presentation of Credentials)が大統領の外遊などの公務が多忙のため遅れていましたが、去る11月月27日、マラカニアン宮殿にて、石川和秀大使はフィリピン共和国駐箚特命全権大使として、アキノ大統領に信任状の捧呈を行いました。
信任状捧呈式に引き続いて行われたアキノ大統領との会談において石川大使は、戦略的パートナーとしての日本とフィリピンとの関係を一層強化するため最大限努力したい旨述べ、これに対しアキノ大統領も日本と緊密に協力していきたい旨述べたそうです。

写真は去る11月24日に開催された「天皇誕生日」祝賀レセプション:右が伊原領事夫妻、左がダバオ市長代理夫妻

石川和秀大使は1980年に東大・教養学部卒で、東京都出身の57歳だそうで、デトロイト総領事、米国特命全権公使、南アジア部長を歴任後、今回の異動になったとのことです。
日本の「在外公館」とは外務省に所属し、世界各地に存在しますが、大使館、総領事館、政府代表部、日本政府在外事務所の総称で、在外公館の支部として出張駐在官事務所が設置されていて、外交を行う上での重要な拠点で、世界各地に203ヶ所存在します。
そして2014年8月1日をもって日本国外務省の指示によって「出張駐在官事務所」の呼称を「領事事務所」に変更することとなり、長年親しんで来た「ダバオ出張駐在官事務所」の呼称が「ダバオ領事事務所」と変更になりました。(同様にセブの出張駐在官事務所も「セブ領事事務所」と呼称が変更されました)
在外公館は、国が他国との外交や自国民の保護、他国民への査証業務の提供のために他国内へ設置した施設の日本法令上の名称で、外交関係に関するウィーン条約の規定によって、大使館の敷地は設置した国(派遣国)の管轄権が適用され、接受国は原則として管轄を行使出来ません。
また、総領事館は大使館に準じる特権・免除を受けることになっています。

<ダバオ領事事務所>
ダバオ領事事務所の領事は2012年末にそれまでの安細和彦領事がマーシャル諸島へ転任された後任として2013年初頭から伊原浩一領事に変わって現在に至っています。
ダバオ在住の邦人は、下記の証明書などが必要な場合、マニラの大使館・領事部へ出向くことなく申請が出来、発給されますのでセブ同様に便利になっています。
ダバオ領事事務所は私がダバオで暮らし始めた1999年からずっと同じ場所にあって、建物の3階に位置していますがエレベーターが無い為に急階段を3階まで徒歩で上る為高齢者には不評でした。
数年前から事務所の「移転」計画が何度か取り沙汰されていましたが、最近建物の外壁に沿って「エレベーター」の建設工事が始まり、年内には完成するとのこと、新年早々にはこのエレベーターが利用出来ることになって便利さが増す為、事務所の移転計画は当分の間封印されるようです。

1.在留証明
  フィリピンのどこに住所(生活の本拠)を有しているかを証明するもの
2.署名(および拇印)証明
  申請者の署名(および拇印)を証明するもの(印鑑証明の代用)
3.身分事項証明(出生,婚姻,離婚,死亡)
  出生,婚姻,離婚,死亡などの戸籍謄(抄)本に記載された身分事項につき,英文で証明するもの
4.婚姻要件具備証明(独身証明)
  申請人が独身であり,日本国の法令上婚姻可能な年齢に達していることを英文で証明するもの
5.翻訳証明
  申請人が作成した翻訳文が,原文書の忠実な翻訳であることを証明するもの
6.運転免許証抜粋証明
  フィリピン運転免許証を取得するため,日本の運転免許証から必要な事項を抜粋し,英文で証明するもの
7.警察証明(犯罪経歴証明書)
  日本国内での犯罪経歴の有無を証明するもの(警察庁発行/日,英,仏,独,西語併記)


<在外選挙>
日本では1998年に公職選挙法が改正され、2000年5月以降の国政選挙に対して、在外選挙が行えるようになりました。
2005年までは比例代表制への投票に限られていましたが、2007年6月から選挙区への投票もできるようになり、2007年7月に行われた第21回参議院議員通常選挙及び同時期に行われた衆議院補選から選挙区在外選挙が実施されました。
また、日本国憲法の改正手続に関する法律62条の規定によって、憲法改正時の国民投票についても在外投票人名簿に登録された者は、在外投票が出来ることになっています。
2012年12月3日時点で総務省の在外選挙人名簿登録者数は、 10万6156人となっているそうです。
そして、第47回衆議院議員総選挙に伴う在外投票が以下のとおり行われることになりました。
選挙の日程
公示日:平成26年12月2日(火曜日)
在外公館投票の開始日:平成26年12月3日(水曜日)
日本国内の投票日:平成26年12月14日(日曜日)
以上の日程に決まり、ダバオ領事事務所では12月3日(水)~12月7日(日)<午前9時30分~午後5時 >となっています。




仙草ゼリー(グラスゼリー)

2014年11月25日 | 海外ロングステイ

日本では余り馴染みのない「グラスゼリー」はシソ科の植物、仙草を煮詰めて作ったゼリーで、デザートとして香港やシンガポール、台湾、フィリピン、タイなどで人気があります。
苦みがあるので、シロップや蜂蜜をかけて食べるのが一般的で、暑気払いや二日酔い、のどの渇きに効果があるとされていて、暑さの厳しい時や、飲み過ぎの後にぴったりのデザートです。
また胃腸の熱を取り除いてくれる働きもあるので、便秘や肌荒れ気味のときにもおすすめです。


仙草は別名「涼粉草」と呼ばれるシソ科の植物で、 中国の伝承文学『白蛇伝』の中にも、京劇の有名な「盗仙草」という演目があるように、古くから不老長寿の薬草として珍重されてきた歴史があります。
この「仙草」を乾燥させて黒くなった葉や茎に重曹を少し加えて煮つめて漉すと、デンプンとペクチンなどの多糖類が溶出しているので冷やすと凝固して黒いゼリー状の食品が出来るのです。
干さないままの草から作ると緑色になり、これらを中国語で「仙草凍」(シエンツァオドン)と呼んでいるそうです。
台湾ではところてんのように細長く切って、クラッシュアイスやシロップなどと合わせて、冷たい飲み物にすることもあって、また「仙草蜜」などと称して、缶入り清涼飲料水も製造販売されています。


客家には、夏の土用の入りの日にこの仙草ゼリーを食べる習慣があって、この日に食べればひと夏の間汗疹(あせも)ができないと言い伝えられているそうです。
ちょっとだけ苦いですが、つるっとした食感は食べやすく、柔らかめのゼリー状のものをドリンクのように飲んだり、果物をトッピングしたり、シロップやミルクなどと一緒に食べたりします。
グこの「ラスゼリー」の缶詰がダバオのスーパーマーケットで簡単に入手出来ます。
そして今年の1月に、このブログで紹介したSM Lanangプレミアムモール1階になるティーショップの「チャタイム」のメニューにも、この仙草ゼリー入りのミルクティーがあります。(写真下)


ビクトリア・プラザ

2014年11月18日 | 海外ロングステイ

私が1999年にダバオ暮らしを始めた当時、市内にはVictoria Plaza、Gaisano Mall, Gaisano South Mall, 中華街のNCC Mallの4つのショッピングモールがあって、その中でも一番歴史の古いのがビクトリア・プラザ(Victoria Plaza Commercial Center)で、創業は1993年3月16日と記録に残っています。


そのダバオ市内には新しいショッピングモールの開業が相次ぎ、エコランドにSM City Mallが出来、引き続いてマチナにNCCC Shopping Mallがオープンしました。
更に2010年から2011年にかけてAbreeza Mall, SM Lanang Premium Mallが開業して、現在のダバオ市内には8つのショッピングモールが営業を続けています。
今回はダバオで一番歴史の古いVictoria Plazaの紹介です。
先週のブログで紹介したGaisano Mallは新しく近くにオープンしたAbreezaとSM Lanangプレミアムモールを意識して、イメージチェンジ作戦で客離れを回避しようと必死で頑張っています。
しかしダバオで一番の老舗のVictoria Plazaは改装する訳でもなく、まるで老舗の貫禄を誇示するかのように1999年当時とほぼ同じスタイルの営業を続けています。


建物自体の老朽化はひと目で分かるようになっていて、古臭さが目立つようになってはいますが、客足は以前とほぼ変わらず盛況なのです。
常識的にはこれだけ新しいショッピングモールが立て続けに開店すれば、何処かが犠牲となって閉店を余儀なくされる運命を辿るのですが、Victoria Plazaには昔ながらの固定客がいるかの如く健在なのです。Victoria Plazaの魅力を考えてみました。
先ず一番に挙げられるのは立地の良さと言えます。
JP Laurel大通り沿いに面したVictoria Plazaは3階まで(デパートの売り場のみ)のショッピングモールですが、L字型のモールの中にはありとあらゆる店舗があって、庶民的な商品中心に販売されていて、「安さ」の面では他のモールの群を抜いていると言っても過言ではありません。
1階の細長いフロアには小さなブースがすし詰め状態に並んでいて、安価なアパレル製品や、携帯電話ショップが並んでいます。
また日常生活に密接な「スーパーマーケット」、「洗濯屋さん」、「鍵のコピーと靴やバッグの修理屋さん」、「ダバオ水道局の支払い窓口」、「郵便局」、「セブパシフィック航空の公式チケットオフィス」、「マッサージ」、「ペットショップ」、「理容室」、「美容室」、「銀行」、「ファストフード」、「フードコート」などなど、便利な店が固まっているので、私自身もVictoria Plazaには良く足を運んでいます。


またVictoria Plazaには広々した屋外駐車場があって、そのエリアを囲んで美味しいレストランが数多く並んでいます。
海鮮中華で有名な「Ahfat」、中華料理の「Emeraldo」、2軒の韓国料理レストラン、韓国食材店の「Arirang」、和食の店「AKIKO」などなどグルメ通にも満足の店が沢山並んでいます。
最後に1999年当時からVictoria Plazaのテナントのひとつとして営業を続けている「BASTI'S BREW」コーヒーショップの紹介です。
この店はVictoria Plazaの外側と内側に入り口があって、美味しい淹れたてのコーヒーが飲める店で、店内は広々しているので、いつもサラリーマン風の客が打ち合わせをしていたり学生が「予習」に励んでいる姿を目にします。
コーヒーの他にここのお薦めの一品が下の写真の「アップルパイ」です。
ボリュームたっぷりのBAST'Sのアップルパイは甘さ控え目なので、それほどカロリーを気にせずにいただけます。


ガイサノモール

2014年11月11日 | 海外ロングステイ

ガイサノモール(Gaisano Mall of Davao)は略して「G-Mall」とも呼ばれているダバオ市内の老舗ショッピングモールのひとつです。
ガイサノモールの創業はは1999年のことで、当初は3階建てのショッピングセンターとレストラン街の複合商業施設でしたが、その後事業の発展と共に増改築を進め、現在は12万平米の広さの土地に合計16万平米の売り場面積を誇る8階建てのショッピングモールに成長しています。


ガイサノ・ショッピングモールの起源はセブに住んでいたガイサノファミリーの一人、Victor Gaisanoが1982年にセブでショッピングセンターを創業したのが始まりで、以後ガイサノファミリーのメンバーの数人がセブ地域やIligan City, Cagayan de Oro City, Lucena, Butuan, Iloilo, General Santosなどなどの各地域にGaisanoショッピングモールを開業させて行きました。
ダバオのガイサノモールは冒頭に書いた通り創業以来順調な成長を遂げ、売り場面積では現在フィリピン国内にある40店舗のGaisano Mallの中でトップの座を誇っています。
モールの中にはスーパー、デパート、フードコート、8館の映画館、様々なレストラン、衣料品、化粧品店、電子製品、コンピュータ、携帯電話ショップ、ファストフード店、書籍・文具店、薬局など大小600のテナントが現在営業しています。

ガイサノモールが最近大きな転機を迎えたのがAbreezaモールとSM Lanangプレミアムモールの二つの大型モールがGaisano Mallと同じJP Laurel通り沿いにの開業したことです。
元々あったVictoria Plazaとは客層の住み分けが出来ていましたが、AbreezaとSM Lanangは正に「強敵」の出現だったようです。
Gaisano Mallが先ず始めたのはイメージチェンジ作戦で、それまで「大衆路線」を売りにしていたMallのイメージアップを図る為に4階の屋上部分を改造して「The Peak」(頂上)と名付けたスペースを完成させ、そこにそれまでにGaisano Mallにはなかったお洒落なレストラン広場を登場させました。


「The Peak」は特に夜景が美しい場所でもあって、一気に市民権を獲得して、週末の夜には沢山のカップルや家族連れ、若者グループで賑わっています。
そして今年に入ってから地下1階のスーパーマーケットを大改造して、売り場面積を拡大し、商品棚のレイアウトも一新させました。
Matinaに出来て盛況を続けている倉庫型大型スーパーの「S&R」を意識したような売り場作りに驚かされました。
Gaisano Mallのスーパーの特長は他のスーパーではなかなか入手出来ない輸入食材などが豊富にあるところで、私が常時愛用している「ライムジュース」はメキシコ産のライムを使って作った100%のライムジュースで、「ジンライム」などを飲む時などに利用しています。
そして「ライムジュース」の隣の商品が最近見付けた勝れモノの商品の液体の「スモーク・シーズニング」です。
普通に味付けしたポークスペアリブ肉にこのシーズニングを少量振りかけてからグリルすると燻煙の香り豊かなポークスペアリブの完成です。
スモークシーズニングには「ヒッコリー」と「アップルウッド」の2種類があって、「ヒッコリー」は肉や魚料理に合うそうで、「アップルウッド」の方はチーズや卵の燻製料理に向いています。
ダバオ市内を東西に走るJP Laurel大通りに面して、東から「SM Lanangプレミアムモール」、「Abreezaモール」、「Victoria Plaza」、「Gaisano Mall」と4つの大型ショッピングモールが凌ぎを削る中で、それぞれのショッピング・モールが特長を前面に出し、タイムリーな「セール」と効率の良いマーケティングを駆使しながら、今後もダバオ市民の購買力を如何に吸引して行くのか、激しい闘いは12月になるとピークを迎えることになります。


スマートフォン事情

2014年11月04日 | 海外ロングステイ

日本で去る9月末に発売されて以来絶大な人気を誇っている米アップル社の「iPhone 6」及び「iPhone 6 Plus」がおよそ2カ月遅れでフィリピンの携帯キャリア大手2社(GLOBEとSMART)で11月14日から販売することが決まり、予約受付販売が始まりました。
フィリピンでiPhoneはGLOBEかSMARTの携帯キャリアで購入出来ますが、いづれもポストペイ式のプランとなっていて、SIMロックがかかっています。
それぞれのキャリアには似たようなプランがあって、機種代が割安になっていますが、日本と同じように「2年間」の縛りがあるので、旅行者や中期滞在者には不向きで、更にフィリピンで発行されたクレジットカードも必要となるので、日本人にとってはかなりの制約があります。
その点アップルの直売店の「iCENTER」ではSIMフリーのiPhoneが購入出来、こちらは「プリペイド式」で簡単に買ったその日から利用出来ます。
ダバオ市内のWifiスポットは無料を含めてかなり増えて来ているので便利さも増しています。


フィリピンでは大学生の9割以上がスマートフォンを持っているそうです。
その理由はパワーポイントで授業を行うことが多く、教室での配布資料や黒板の記録をタブレットやスマートフォンで行わなければならなくなっているからです。
しかしスマートフォンは日本円で1万円以上もする高額なため、大学生の中には食費を削ってまでスマホ代を貯めている学生もかなり居て、しかも授業の資料を撮影することが多いので、5メガピクセルなどカメラの画質を競い合っています。
カメラの画質が決め手になっているもう一つの理由は自分撮りの”Selfy”です。
通常スマホの裏に付いているカメラはもちろん、スクリーン側に付いているカメラの画素数も価格に次ぐスマホ選びの基準で、現在ではメイン8MB、フロントVGA以上が主流のようで、撮った写真はFacebookやWeChatなどで友達にシェアして自己顕示をしています。
フィリピンでは月収が日本円換算で2~3万円が平均なので、どのブランドのスマートフォンを持っているかでその人のステータスが判断出来ます。

iPhoneの価格は日本とほぼ同じ8万円ほどするため最上級のブランドで、Sumsung、SonyのXPERIAなどが高級ブランドと位置付けられています。
Huawei、LG、HTCなどアジア外国ブランドが続き、現実的には国産のスマホメーカーであるCherry MobileやMy PhoneとStar Mobileは一番良く売れる価格帯である5,000円から20,000円でスマホを提供していることからCherry mobileやO+などフィリピンブランドに落ち着くようです。
それでは、一般のフィリピン人はスマホで何をしているのでしょうか?
その答えは海外や遠隔地にいる家族親戚友人と連絡を取り合うためです。
フィリピンの人口の1割はシンガポールや香港、中近東など海外で家政婦や専門職として出稼ぎをしており、実にフィリピンのGDPの約半分の430億USDを送金していると言われています。
海外にいる彼ら”OFW ”(Overseas Filipino Workers)<海外労働者>と連絡を取るには「電話」では経費がかかり過ぎます。
そこでお金もかからず写真などで日常的に消息を取り合える「Facebook」が最適で、最近ではFacebookの無料通話機能もフェイスブック利用の後押しをしているようです。
フィリピンは人口が約9410万人(2010年推定値)、総面積が約30万平方キロメートル、大小7100を超える島々からなる群島国家です。
ASEAN諸国の中では人口はインドネシアに次いで第2位、人口増加率も2005~2010年は1.727%(2005-2010年推定値)と高い数値を保っており、人口増加による安定的な経済成長が予想されている国です高年齢層の人口が顕著に多い日本のピラミッドに対して、フィリピンは若年層ほど人口が多くなるきれいな三角形となっています。
今後30年にわたって被扶養者が減り続け、働く人が増える人口ボーナス期が続く見込みです。


フィリピンのインターネット利用者数はすでに2500万人になるといわれており、国民の4分の1が何かしらの形でインターネットを利用しています。
インターネット固定回線の普及率は4%程度とまだまだ低い数値ですが、インターネットユーザーの多くがネットカフェやオフィス、最近ではポケットWi-Fi型の3Gネットワークサービスなどを通じて接続しています。
一方、携帯電話の普及率は非常に高く、2010年時点で人口の9割弱にあたる約8300万人にのぼります。
ユーザーのほとんどがテキスト送信サービス(SMS)の利用を目的に携帯電話を使っていて、フィリピンの1日のSMS流通量は1日あたり約7億件。
これはヨーロッパ全体の1日当たりのSMS流通量に相当し、世界で最もSMS利用が盛んな国といわれています。
その中で3G携帯の普及率は、2010年時点で全携帯端末保有者の7%程度に留まっています。
2012年直近の保有者数は公開されていませんが、2013年現在は15%程度であると予想されています。
ユーザーの多くは2G携帯が主流で、AndroidやiPhoneのスマートフォンの普及率は3G携帯保有者の3割程度といわれているので、まだまだこれからという感じです。
予測では2015年には普及率は3倍以上となり50%を超えるとされていて、34才以下に限ると普及率は88%になると予測されています。
前述のようにフィリピンのインターネットユーザーの94%がFacebookを利用しています。
それに対してアメリカは54%しか利用していません。
フィリピンのチャットアプリはFacebook chatが82%で一番となり、続くのはViberとSkypeが27%、最後にWhatsAppとWeChatが20%となっていて、フィリピン人はソーシャルネットを一日4時間以上も利用しています。
これによりフィリピンはアジア太平洋地域でもっともソーシャルに時間を使っている国民となっているそうです。
フィリピンでのスマートフォンの普及率は15%と言われています。(日本は25%)
東南アジアでは、韓国の73%、シンガポールの72%と普及率が飛びぬけていますが、ガラケーの普及率ではフィリピンは群を抜いています。
市内のショッピングモールの中には写真のように「スマートフォン」販売が激化していて、各社共低価格を前面に打ち出してしのぎを削っています。
前述の通り若年世代の占める比率が圧倒的に多いフィリピンでのスマートフォンの普及はこの先1~2年で急速な伸びを見せることでしょう。


マンダリン・ティーガーデン

2014年10月28日 | 海外ロングステイ

一見「喫茶店」のようなネーミングの「マンダリン・ティーガーデン」はお手軽な価格で美味しい中華料理が食べれる「中華レストラン」です。
マンダリン・ティーガーデンは1996年にUptown Plaza社によってダバオに誕生した中華レストランで、今ではダバオ市内だけではなくセブやビサヤ地域にも広くレストラン事業の拡大を続けていて、フィリピンで最も成功したレストランフランチャイズ事業のひとつと言われています。


ダバオ市内のショッピングモールの、Victoria Plaza, Gaisano Mall, NCCC Mall, Abreeza Mall, SM City Mall, SM Lanangプレミアム・モールの全てのモールにテナントとして出店していて、何処の店も食事時には満席状態で賑わっていることからも、その人気振りが伺えます。
メニューの品数も豊富で、地元の人たちの人気ナンバー・ワンは「ライス・トッピング」(丼料理)で、ステンレス製の丼に入ったこの料理は、ご飯の上に様々なトッピングが選べ、ご飯も普通のご飯だけではなく、「炒飯」に替えることも出来ます。


次に人気のあるのがDim Sum「点心・飲茶料理」で、「しゅうまい」、「餃子」、「春巻き」などなど、お馴染のメニューが写真付きで載っているので、注文も簡単です。
私のお勧めの「飲茶」の一品は「大根餅」で、大根を荒くおろしたものを茹で、米粉とみじん切りにした中華ソーセージ、干しえびなどを混ぜて蒸し、冷まして適当な大きさに切って油で両面を焼いたものですが、まったりとした食感を楽しむことが出来ます。


その他のお勧めの一品は「中華粥」で、シンプルな「白粥」から「鶏肉」、「焼き豚」、「ミートボール」、「ピータン」などが入った本格的な「中華粥」がいつでも食べれます。
この「中華粥」が50ペソ~70ペソという大変リーズナブルな価格なのです。


また、野菜や豚肉などの一品料理も豊富にあるので、その日の気分と食欲に合わせてバラエティーに富んだ料理を愉しむことが出来ます。
デザートでお勧めはBUCCIと呼ばれている「ゴマ団子」で、香り豊かな白ゴマに包まれた甘さ控えめの「餡子」の入った揚げたての熱々ゴマ団子の味も格別です。
また、野菜や豚肉などの一品料理も豊富にあるので、その日の気分と食欲に合わせてバラエティーに富んだ料理を愉しむことが出来ます。
デザートでお勧めはBUCCIと呼ばれている「ゴマ団子」で、香り豊かな白ゴマに包まれた甘さ控えめの「餡子」の入った揚げたての熱々ゴマ団子の味も格別です。(写真下)


お化けかぼちゃ

2014年10月21日 | 海外ロングステイ

今年もハロウィンが近づいて来ました。
ハロウィンは毎年10月31日に行われる古代ケルト人が行っていた行事が起源と考えられているお祭りのことです。
もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事でしたが、現代では特にアメリカで一般的な行事として定着して、お祭りの本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっています。
かぼちゃの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」(お化けかぼちゃ)を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする「トリック・オア・トリート)などの風習があります。


ダバオ市内の各ショッピングモールでは10月31日のハロウィンを前にして「ハロウィン・セール」が開催中です。
SM Lanangプレミアム・モールで見かけた「お化けかぼちゃ」用の大小様々なオレンジ色の「かぼちゃ」が売られていました。


それらの「かぼちゃ」を眺めていたところ突然創作意欲が湧いて来て、その中から色と形の良いものを1個買って来ました。
「お化けかぼちゃ」作りには「ぺティナイフ」も必要と思い、完成後のランタン用に「ローソク」も忘れずにゲット。
先ず、かぼちゃの底を繰り抜いて、かぼちゃの中の種やワタを取り出してから作業開始。
おおよそ30分ほどで納得出来る作品が完成しました。
<ジャック・オー・ランタン>は「お化けかぼちゃ」、「かぼちゃ提灯」とも呼ばれていて、オレンジ色のカボチャを繰り抜き、ナイフで目、鼻、口をつけ、内側に火のついたローソクを立てるもので、最もハロウィンらしいシンボルです。

ハロウィンを祝う家庭では、かぼちゃを彫って怖い顔や滑稽な顔を作って、悪い霊を怖がらせて追い払うためにハロウィンの晩、家の戸口の上り段に置く習慣があります。
<ジャック・オー・ランタン>はアイルランドのミステリアスな伝説に由来があります。
昔アイルランドにいたジャックという男が、悪魔とさまざまなトラブルを起こした結果、死んだ後に天国にも地獄にも行けず、幽霊となって地上をさまよっていました。
その時にジャックが持っていたのが、カブをくりぬいた中に灯りを入れたちょうちんでした。
当時のアイルランドでは、カブが豊作だったそうで、その話がアメリカへ伝わり、アメリカで豊作だったかぼちゃに変わり、あのお化けかぼちゃが誕生したのだそうです。
先日の一時帰国の時に訪れたUSJでもハロウィンを前に去る9月12日から11月9日までの週末にはハロウイン・ホラーナイトのイベントが開催されています。
そして31日のハロウイン当日の夜にはスペシャル企画の「ゾンビ・モブ」が開かれることになっていて、2,000人の入場者が思い思いのお化けに扮して、園内の通りでその怖さを競い合うそうです。(下写真参照)
ダバオのショッピング・モール各店でも、子供たちを対象にしたイベントや、有名アーチストがやって来て歌声を聞かせてくれる企画もあるようです。