ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

仙草ゼリー(グラスゼリー)

2014年11月25日 | 海外ロングステイ

日本では余り馴染みのない「グラスゼリー」はシソ科の植物、仙草を煮詰めて作ったゼリーで、デザートとして香港やシンガポール、台湾、フィリピン、タイなどで人気があります。
苦みがあるので、シロップや蜂蜜をかけて食べるのが一般的で、暑気払いや二日酔い、のどの渇きに効果があるとされていて、暑さの厳しい時や、飲み過ぎの後にぴったりのデザートです。
また胃腸の熱を取り除いてくれる働きもあるので、便秘や肌荒れ気味のときにもおすすめです。


仙草は別名「涼粉草」と呼ばれるシソ科の植物で、 中国の伝承文学『白蛇伝』の中にも、京劇の有名な「盗仙草」という演目があるように、古くから不老長寿の薬草として珍重されてきた歴史があります。
この「仙草」を乾燥させて黒くなった葉や茎に重曹を少し加えて煮つめて漉すと、デンプンとペクチンなどの多糖類が溶出しているので冷やすと凝固して黒いゼリー状の食品が出来るのです。
干さないままの草から作ると緑色になり、これらを中国語で「仙草凍」(シエンツァオドン)と呼んでいるそうです。
台湾ではところてんのように細長く切って、クラッシュアイスやシロップなどと合わせて、冷たい飲み物にすることもあって、また「仙草蜜」などと称して、缶入り清涼飲料水も製造販売されています。


客家には、夏の土用の入りの日にこの仙草ゼリーを食べる習慣があって、この日に食べればひと夏の間汗疹(あせも)ができないと言い伝えられているそうです。
ちょっとだけ苦いですが、つるっとした食感は食べやすく、柔らかめのゼリー状のものをドリンクのように飲んだり、果物をトッピングしたり、シロップやミルクなどと一緒に食べたりします。
グこの「ラスゼリー」の缶詰がダバオのスーパーマーケットで簡単に入手出来ます。
そして今年の1月に、このブログで紹介したSM Lanangプレミアムモール1階になるティーショップの「チャタイム」のメニューにも、この仙草ゼリー入りのミルクティーがあります。(写真下)



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
仙人 (Shige)
2014-11-25 11:05:33
管理人さん
仙草ゼリーは、健康・美容によさそうな感じです。
カロリーが低く、食べると現代の仙人になれそうですね。
日本での「ところてん」「こんにゃくゼリー」などと同じく、少し冷たくして食べると美味しくなるでしょう。
グラスゼリー (管理人)
2014-11-25 15:16:47
Shigeさん。
グラスゼリーは中国系の人たちが好んで口にするデザートのようです。
ご指摘の通り良く冷やしてから食べるのが美味しく食べるコツのようで、蜂蜜と良くマッチする味わいなので、甘みは蜂蜜がベストのようです。