「‥‥‥‥」
雪は淳を見上げながら、胸の中に不穏な感情が渦巻くのを感じていた。
その感情の、はっきりとした正体は知らない。名など無いかもしれない。
けれどどこか感じる、この奇妙な感覚‥。
こんな感情を、彼に関与する度幾度となく味わった。
今年の春学期前、先輩のレポートが紛失して自分が首席になったと聞かされた時。
そのレポートについて、後ほど彼から説明を受けた時。
あの時の悔しさは今も忘れられない。
自分のプライドも感情も、無視されて踏みつけられてしまうような‥。
あの日書類を蹴って去って行った彼の靴音だって、未だに鼓膜の奥にこびりついている。
拭いきれない彼への不信が、再び芽を出し胸の内をざわつかせる。
亮と相対する淳を前にすると、その心の根底にいつも敵意が透けて見えた。
そして今、彼が亮に留学を提案した動機は”心配”じゃない。
”嫌悪”だ。
彼を遠くへやりたいという単純な感情に基づいた、見せかけの善意だ。
俯いていた雪は、次の瞬間キッとした鋭い視線で彼を見上げた。
「先輩、今自分がどれだけ子供っぽいことをしてるか分かってますか?
本当に河村氏のこと心配してます?」
雪は真っ直ぐに淳を見据えて口を開いた。
ただの感情的な喧嘩ではなく、それは彼に対する批判だった。
「皮肉るのか無視するのか、よく分かりません。
先輩は、いつもそうです!」
彼の根っこを見透かす度に感じる、奇妙で重苦しい感情。
去年、何度もその後姿を睨んだ。
虚飾に満ちた振る舞いを観察した。いつしか、その性質に気付いた。
そして今雪は彼の核を看破したことを、正面からはっきりと口に出したのだ。
淳はあんぐりと口を開けたまま、暫し二の句を継げずに雪の顔を見つめていた。
反論の言葉が出かかるが、
やはり思い留まって、喉まで出かかったその言葉を飲み込んだ。
雪は自分を真っ直ぐに見上げたまま、一歩も譲る気は無さそうだったからだ。
淳は心にさざ波が立つのを感じた。
己を看破され批判されているという居心地の悪い気分のまま、再び彼女に向き直る。
「‥分からないか?」
淳は射るような視線で雪を見つめた。静かな、しかし強い口調で言葉を紡ぐ。
「君が助けたがってるから、俺も助けようとしてるんじゃないか。
こうでもしなければ、あいつはやってみようと動き出すことすらしない」
そう言いながら、再び肩を掴んで淳は言葉を続けた。
当事者なのになぜか蚊帳の外の亮は、そんな二人の様子を黙って見つめている。
「俺だって、何度もチャンスを与えるわけじゃない」
淳を見上げた雪の瞳と、彼女を見下ろす淳の瞳が向かい合う。
彼の瞳の奥には、闇があった。暗く冷淡な、漆黒の闇が。
「こいつが今回も嫌だと言えばー‥」
淳は隣で佇む亮に視線を流した。幼い頃から疎ましさを感じていたその存在‥。
立ち竦む彼を見据えながら、最終通告を下す。
「これで終わりだ。完全にね」
淳は亮の方に向き直り、改めて彼の名前を呼んだ。
「亮」
亮はビクッと身を強張らせた。揺れ動く心が、亮に動揺を与えていた。
口を噤む彼に向かって、淳は冷静なトーンで話し出す。
「もう今決めてしまおう。教授の所に行こうが留学に行こうが、ピアノを弾きたければ弾け。
でなければバイトをずっと続けるかだ」
淳は亮が選ぶことの出来る選択肢を抜き出し、淡々と整理した。
その行間に漂う葛藤や思いは、バッサリと切り捨てて。
「とにかく無駄にフラフラして、雪ちゃんを巻き込むのは止めてくれ」
一方的に告げられる忠告。様々な思いが湧き上がって、亮の心を揺らす。
ふと視線を流すと、そこには雪が居た。不安そうな顔をして、自分を見つめる彼女が。
そして、彼女の肩を掴んだその手に視線を引き寄せられた。
自分の陣地にある所有物を誇示するかのような、その威圧的な手‥。
亮の瞳が、暗闇に沈んでいく。
彼女は淳の領域に位置しているということを、今改めて思い知らされている。
頭の中に、浮かんでくる記憶があった。
あの絶望を感じた雨の中。
未来から見捨てられ、何の組織の中にも入れず、たった一人で立ち尽くし涙していたあの雨の中‥。
彼女は絶望の淵に追いやられた亮に、傘を差し掛けた。
悲しみが降りしきるその無情な雨の中、世界中でそこだけが、言葉の無い優しさに守られていた。
自分を見上げる彼女の視線が、今も脳裏に蘇る。
何も言わず、何も聞かず、彼女はただ亮の傍に佇んでいた。
雪と共に一つの傘に入っていたあの時の気持ちが、心の中に蘇る。
そして常に自問している、あの問いかけも。
自分が誰で、何を目指し、どこへ行くのか。
そして、誰と居たいのか。
胸の中に湧き上がる自分の気持ちをなぞると、自然とその答えが分かるような気がした。
グッと拳を握り締めた。だんだんと力が入っていく。
「自分のことさえしっかりやってくれれば、ピアノでも何でもまた支援出来るんだ。
どうする?」
威圧的な物言いで、淳は決定を急がせた。
「どんな選択をしても構わないが、これで終わりー‥」
強く握り締めた亮の拳は、今やその握力で細かに震えている。
そして淳が最後まで言い切る前に、亮は勢い良くその場で足を踏み鳴らし、大きく声を上げた。
「やってやろーじゃねーか!!」
亮の声は倉庫に響き渡った。
そして淳と雪は目を丸くして、彼の話の続きを待つ‥。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<彼らの意図(2)>でした。
今回は雪、淳、亮それぞれが第一人称となった場面転換をしているので、若干記事が読み辛いかもしれません^^;
あしからず‥。
セリフでは語られないですが、個人個人が回想することでその心情の動きが読み取れますね~。
そして雪も淳も長袖なのに一人半袖の亮さん‥男らしい‥。(っていうか淳これ何枚着てんの 汗)
とまた細かい所に目が行ってしまいます^^
そして!
実は明日、当ブログが開設300日目なのです~。ですので通常記事はお休みして、他のものをupします
ついこの間200日だったと思いきや‥時の流れに愕然としています^^;
また明日、遊びに来て下さいね~
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雪は淳を見上げながら、胸の中に不穏な感情が渦巻くのを感じていた。
その感情の、はっきりとした正体は知らない。名など無いかもしれない。
けれどどこか感じる、この奇妙な感覚‥。
こんな感情を、彼に関与する度幾度となく味わった。
今年の春学期前、先輩のレポートが紛失して自分が首席になったと聞かされた時。
そのレポートについて、後ほど彼から説明を受けた時。
あの時の悔しさは今も忘れられない。
自分のプライドも感情も、無視されて踏みつけられてしまうような‥。
あの日書類を蹴って去って行った彼の靴音だって、未だに鼓膜の奥にこびりついている。
拭いきれない彼への不信が、再び芽を出し胸の内をざわつかせる。
亮と相対する淳を前にすると、その心の根底にいつも敵意が透けて見えた。
そして今、彼が亮に留学を提案した動機は”心配”じゃない。
”嫌悪”だ。
彼を遠くへやりたいという単純な感情に基づいた、見せかけの善意だ。
俯いていた雪は、次の瞬間キッとした鋭い視線で彼を見上げた。
「先輩、今自分がどれだけ子供っぽいことをしてるか分かってますか?
本当に河村氏のこと心配してます?」
雪は真っ直ぐに淳を見据えて口を開いた。
ただの感情的な喧嘩ではなく、それは彼に対する批判だった。
「皮肉るのか無視するのか、よく分かりません。
先輩は、いつもそうです!」
彼の根っこを見透かす度に感じる、奇妙で重苦しい感情。
去年、何度もその後姿を睨んだ。
虚飾に満ちた振る舞いを観察した。いつしか、その性質に気付いた。
そして今雪は彼の核を看破したことを、正面からはっきりと口に出したのだ。
淳はあんぐりと口を開けたまま、暫し二の句を継げずに雪の顔を見つめていた。
反論の言葉が出かかるが、
やはり思い留まって、喉まで出かかったその言葉を飲み込んだ。
雪は自分を真っ直ぐに見上げたまま、一歩も譲る気は無さそうだったからだ。
淳は心にさざ波が立つのを感じた。
己を看破され批判されているという居心地の悪い気分のまま、再び彼女に向き直る。
「‥分からないか?」
淳は射るような視線で雪を見つめた。静かな、しかし強い口調で言葉を紡ぐ。
「君が助けたがってるから、俺も助けようとしてるんじゃないか。
こうでもしなければ、あいつはやってみようと動き出すことすらしない」
そう言いながら、再び肩を掴んで淳は言葉を続けた。
当事者なのになぜか蚊帳の外の亮は、そんな二人の様子を黙って見つめている。
「俺だって、何度もチャンスを与えるわけじゃない」
淳を見上げた雪の瞳と、彼女を見下ろす淳の瞳が向かい合う。
彼の瞳の奥には、闇があった。暗く冷淡な、漆黒の闇が。
「こいつが今回も嫌だと言えばー‥」
淳は隣で佇む亮に視線を流した。幼い頃から疎ましさを感じていたその存在‥。
立ち竦む彼を見据えながら、最終通告を下す。
「これで終わりだ。完全にね」
淳は亮の方に向き直り、改めて彼の名前を呼んだ。
「亮」
亮はビクッと身を強張らせた。揺れ動く心が、亮に動揺を与えていた。
口を噤む彼に向かって、淳は冷静なトーンで話し出す。
「もう今決めてしまおう。教授の所に行こうが留学に行こうが、ピアノを弾きたければ弾け。
でなければバイトをずっと続けるかだ」
淳は亮が選ぶことの出来る選択肢を抜き出し、淡々と整理した。
その行間に漂う葛藤や思いは、バッサリと切り捨てて。
「とにかく無駄にフラフラして、雪ちゃんを巻き込むのは止めてくれ」
一方的に告げられる忠告。様々な思いが湧き上がって、亮の心を揺らす。
ふと視線を流すと、そこには雪が居た。不安そうな顔をして、自分を見つめる彼女が。
そして、彼女の肩を掴んだその手に視線を引き寄せられた。
自分の陣地にある所有物を誇示するかのような、その威圧的な手‥。
亮の瞳が、暗闇に沈んでいく。
彼女は淳の領域に位置しているということを、今改めて思い知らされている。
頭の中に、浮かんでくる記憶があった。
あの絶望を感じた雨の中。
未来から見捨てられ、何の組織の中にも入れず、たった一人で立ち尽くし涙していたあの雨の中‥。
彼女は絶望の淵に追いやられた亮に、傘を差し掛けた。
悲しみが降りしきるその無情な雨の中、世界中でそこだけが、言葉の無い優しさに守られていた。
自分を見上げる彼女の視線が、今も脳裏に蘇る。
何も言わず、何も聞かず、彼女はただ亮の傍に佇んでいた。
雪と共に一つの傘に入っていたあの時の気持ちが、心の中に蘇る。
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胸の中に湧き上がる自分の気持ちをなぞると、自然とその答えが分かるような気がした。
グッと拳を握り締めた。だんだんと力が入っていく。
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どうする?」
威圧的な物言いで、淳は決定を急がせた。
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強く握り締めた亮の拳は、今やその握力で細かに震えている。
そして淳が最後まで言い切る前に、亮は勢い良くその場で足を踏み鳴らし、大きく声を上げた。
「やってやろーじゃねーか!!」
亮の声は倉庫に響き渡った。
そして淳と雪は目を丸くして、彼の話の続きを待つ‥。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<彼らの意図(2)>でした。
今回は雪、淳、亮それぞれが第一人称となった場面転換をしているので、若干記事が読み辛いかもしれません^^;
あしからず‥。
セリフでは語られないですが、個人個人が回想することでその心情の動きが読み取れますね~。
そして雪も淳も長袖なのに一人半袖の亮さん‥男らしい‥。(っていうか淳これ何枚着てんの 汗)
とまた細かい所に目が行ってしまいます^^
そして!
実は明日、当ブログが開設300日目なのです~。ですので通常記事はお休みして、他のものをupします
ついこの間200日だったと思いきや‥時の流れに愕然としています^^;
また明日、遊びに来て下さいね~
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引き続きキャラ人気投票も行っています~!
しかし、それはそれで、ソルちゃんの意図とは関係なく、ユジョンを取り巻く諸々に否応なく巻き込まれていくというフラグになってしまうような…。
今週の韓国本家版ではホンソルちゃん、ペクインハとついに正面から向き合うことになりましたね。ソンミンスの騒動が過ぎてさらにもっと大きな騒動が起こる予感しかしませんが、ユジョンとの絡みからすれば、その前にオヨンゴンの方が先に「解決」されるような気もします。そっちはそっちでどうなるのか、なかなか怖いところです。
ブログの足あと解析ですと、やはり1時台にいらっしゃる方が一番多いようです。更新直後に来ていただけるなんて‥本当に嬉しいことでございます!^^
そしてたなっしーさんも300日フライングですよ 笑
この次の記事にも遊びに来て下さいね♪
記事はまとめて大体20日先くらいまで書きためています。さすがにアップ出来ない日も多いので、時間がある時にガリガリ書いて、書けない日の為に溜めている感じです~。
30分前に記事に更新されたのにたくさんのコメントが!
皆様ブログの更新を待っているんですね^ ^
私もその一人です!
300回おめでとうございます!
いつも10回分などまとめて書いているのですか?
はげどう!はげどう!
こんばんは!はじめまして^^
コメントありがとうございます!
生きがいとまで言っていただけるなんて、嬉しいですが畏れ多い‥!ありがとうございます。
皆様のコメのおかげでここまで来ることが出来ました&まだまだ行きますよー!
これからもよろしくお願い致します!!
かにさん‥
夢宴桜‥すごいっす!台本出来そうですね、チートラ達の夢宴桜の舞台‥!かに監督‥!(お昼ごはんは巨大コロッケパンでお願いします@黒沼プロ)
青さん
う~んユジョンが悪意を意識しているのか無意識なのか‥。私2部を読んだまでのところでは無意識なのかなと思ってたんですよね。でも3部に入って、悪巧みした後に嗤う表情を見せる描写が多くなったでしょう?ですのでこれは意識的にしてるんだな、と思っていました‥。
だからここでポカンとしているのは、自分が持つ感情をソルが理解しない、むしろ批判した、というところへのポカンなのではないでしょうかね。同族なのに、なんで?みたいな。
めぐさん
ありがとうございます~!でも一日フライング(笑)また「ブログ開設300日」記事にも遊びに来て下さいね~♪
honeyさん
>先輩は色んな意味でもうだめだっ
これは‥3部入ってからの顔の劣化も‥ゲフンゲフン
淳先輩は根っこをそのまま放置してますからね~
これからの本家でそこが描かれ改善されると信じてます‥
むくげさん
そうなんですよ~解読してみると画だけでは分からない面白さがありますよ。むくげさんも、さぁ!レッツハングル!
そして亮は遺伝的に寒さに強いのか!
確かに亮が「寒い」って言ってるとこ無いような‥まだ冬になってないから??
これからも半袖だったらどうしよう‥(いらぬ心配)
今まであんなにも「皆俺をいじめる~!俺の物を奪っていく~!」言ってたし。
自分の悪意も正しいと思ってるから
「同類」だはずの雪ちゃんに理解されないのがショックだったんでしょ
>とまた細かい所に目が行ってしまいます^^
師匠!この深刻な回に最後このコメを持ってくるとは(笑)
ほんとにも~絶妙なバランス感覚(爆)
で、思いだしたんですよ。
すんごい昔まだ大学生の頃に富士山登ったんですね・・勿論8月に。
当たり前ですが真夏でもすんごい寒いんですよ、5度以下ですから。
で、そのときに米軍が訓練かなんかでわーっと登ってたんですけど。。そいつら半そで短パンなんですよ!
皆驚愕ですよ。。やっぱり米人は寒さに強い・・
お亮さん英語はからきしですけど、遺伝子的にはやっぱり寒さに強いんだな~と。妙に納得・・
絵で見ただけでも不穏な空気は分かりましたけど、こんな言い方してたのね、淳よ・・
雪に言われてぽかんとしてましたけど。。
ほんとに呆気に取られてますって表情で、雪に非難されると本気で思ってなかったのでしょうか。
だとしたら相当雪をその点見誤ってますが。。
同じように感じてるとまでは、いくら同類と思っていてもさすがに厳しいでしょうよ・・
ま、言い方はともかく結果的にお亮さんがやる気を見せて、しかも寝た子を起こす逆効果ぶりで雪への恋心の片鱗を気付かせてしまいましたね・・
雪や亮は淳の掌で転がせない。
ちょっと心配になるブラック淳ぶりでしたが、まあお亮さんを新たなステージへと導いたってことでひとまずよしとしましょうか。(⇒かにさん)
で師匠、300日の偉業達成ですね。
ほんとにこのクオリティを保ちながらの連続更新すばらしいです。
一般ブログにもかかわらず結構な人々が毎日更新を楽しみにしてるってすごいことですよ。
多分に漏れず私もすっかり虜です★
毎日ぶらさがり続けます。
今夜はmovie公開ですかね♪
また1時を楽しみにしてます。
何話もやってるのに全く先輩は成長してない!普通ならゆきちゃんの優しさに触れながら徐々に性格も良くなるのにっ何がだめなのか学ぶのにっ!
こんなんじゃいつまでたっても成長できませんねっ(> <)
いよいよ明日ブログ300日目…すごいですっ
どんな記事がUPされるのか楽しみですっ
1時まで寝れません笑
本当、200日からあっという間の300日!
毎日お疲れさまです(^ー^)
毎晩の楽しみを本当にありがとうございます♪
今後とも応援しております!<)(>_(>(^ー^)
悪意むき出しで勝手なことをここまで言い倒していたこの人、もしかして自分が悪意を持っていること自体を、言われるまで自覚してなかったんでしょうか?
自覚的に悪意をもとに計算して行動しているならまだしも、普通に親切心から行動しているつもりでこれだとしたら、自力で真人間に変わるのはかなり難しいかもしれません。
うーん、このままだとユジョンには、どんどん変化していく周囲の人たちについていけなくなって取り残されてしまう展開が待っているような気が、しないでもありません。
ここまで来ると、こやつを救えるのはもうソルちゃんしか残っていないかも…。
※ カップルとして認めたわけではありません。
思いがけない共演で見事にリードする淳は「とにかくあれも嫌これも嫌と無駄に迷って、雪ちゃんを巻き込むのは止めてくれ」と告げ、(怒らせようとしている…?でもこの一言を言ってしまっていいのか?)と迷う亮から「やってやろーじゃねーか!!」という言葉をついに引き出した。
そして再びピアノへの情熱を取り戻した亮は新しいステージへ登るべくオーディションへ向かい…
っていう紅天女候補の二人の話でしたっけ?(←違う)
冗談はさておき
>未来から見捨てられ、何の組織の中にも入れず、たった一人で立ち尽くし涙していたあの雨の中‥。
>悲しみが降りしきるその無情な雨の中、世界中でそこだけが、言葉の無い優しさに守られていた。
>胸の中に湧き上がる自分の気持ちをなぞると、自然とその答えが分かるような気がした。
という師匠の文章に感動です!
少々荒療治ですが迷いが支配し続けていた亮にはいいきっかけになりましたよね。
>自分が誰で、何を目指し、どこへ行くのか。そして、誰と居たいのか。
意思が固まればあとは前へ進むだけです。
頑張れ亮さん!
グッジョブ先輩!
的確なナイスツッコミ雪ちゃん!
と私は言いたい。
毎日更新を楽しみにしています。
生きがい(大袈裟?でもマジ!)です(笑)
明日で300日なんですね!
おめでとうございます
これからも影ながら応援させて頂きます。
無理なさらず頑張ってください