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ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

原油バブル崩壊 !!

2008年09月10日 13時42分13秒 | Weblog
相場ですから見方は色々ですが、「原油バブル崩壊」という見解を唱える方が増えています。
はたしてこれから原油価格がどの程度下落するのか非常に大きな問題となっているわけです。
暴落というところまで行くのか、どの程度で落ち着くのか、どんな影響が出るのかについても非常に興味があるところです。
一概に石油業界とはいっても業態や経営規模など色々な意味で幅が広すぎます。
色々な人から意見を求められますが、それぞれの立場により対応も異なるはずです。考えていることや経営に対するマインドもかなり大きな格差があります。その辺の認識とギャップがかなり大きな問題となっているようです。

10月からの新仕切り体系の施行を前にして一番問題となるのは、リテールの中小販売店(サブ店)レベルの販売業者だと思います。

そんな時代ですが、やはり大切にしたいのは「ビジネス・モラル」でしょう。
元売りや特約店の立場になると「販売店様」は依然として顧客としての位置づけになるわけですが、中には本当に地味で手堅い家族経営で財務体質などもはかなり良好な業者もいらっしゃいます。半端な特約店だと資金力で負けてしまうほどの「サブ店様」もかなりいらっしゃいますわけです。それぞれの立場で理屈もあれば、知識もあります。

逆に経営体質がぜい弱化してきた販売店でも、それでは「好きなようにしてください」と切り離すわけにもいきません。
有力販売店対策では本音の部分と建前論で元売りや特約店の販売店担当者は対応にかなり苦慮する事が増えています。

販売店レベルの経営者の意識格差により対応もかなり異なってくるはずなのですが、実は口では言えない「感情」というものもあるわけでその辺がなんとも難しいようですね。

決済力も弱くてろくな販売量もないくせに元売りみたいな屁理屈をこねてみたり安っぽい掲示板で読んだような軽い知識を並べられては聞く方の担当者も本当に苦労するわけです。
特約店とサブ店などというものはいつの時代手でも不平や不満のブツケどころ、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという訳で自分の経営能力や知識不足、経営意識欠落などによる儲からない理由を特約店や元売り施策までに批判を拡大して、しまいには支払い遅延や手形サイト延長みたいな悪資質サブ店も増えているようです。

そんな場合でも、永い付き合いですから背に腹は代えられない立場であれば仕方ないと泣き寝入りしている事もあるとお聞きします。

逆に資金力があるからと、特約店のほっぺたに札びらを叩きつけるような現金売りの「ごん太店」経営者もいらっしゃるとか、世の中色々ですね・

原油バブルが崩壊して石油業界がどのように変わるか未だにわかりませんが、淘汰の速度だけはより加速されることになりそうです。

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