今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

ツーバイフォー住宅の日

2007-10-24 | 記念日
今日(10月24日)は、「ツーバイフォー住宅の日」。(社)日本ツーバイフォー建築協会が制定。10月24日を「ツーバイフォー住宅の日」としたのは、10月が住月間であることと24日はツーバイフォー(2×4)にそれぞれ因んだもの。
同協会は、毎年、その特徴などを深める活動の一つとして“ツーバイフォー住宅の日キャンペーン”を実施し、同協会のホームページ上に掲載するコンテンツに従い、簡単なクイズに回答することで抽選により賞品をプレゼントされるそうだ。
2×4(ツーバイフォー)住宅は19世紀初めの開拓時代に北米で生まれた建築工法である。日本では、その名称を1973(昭和43)年に、『学術用語集 建築学編』に「木造枠組壁構法」と定義された建築構造の木構造の構法の一つである。
日本で古くから発達してきた在来工法である木造軸組構法が、(はり)といった軸組材(線材)で支える構造であるのに対し、ツーバイフォー工法では、フレーム(骨組み・枠組み)状に組まれた木材に構造用合板を直接打ち付けた耐力壁および耐力床で建物を一体化した構造が特徴である。この枠材と面材とが一体となった『面』で支える構造は、四辺の壁、床、天井などの6面相互の緊結により家を形づくっており、そのことによって、地震や台風などの力を建物全体で受け止め、荷重を一点に集中させることなく全体に分散してしまうので、外力に対して抜群の強さを発揮する。
特に耐震性に優れていることは、私自身、神戸に住んでいるので、阪神・淡路大震災の被害を受けたが、周りの家が倒壊・壁が崩れたりしている中で、家がツーバイフォー工法で建築したものであったため、建物壁に亀裂が入った程度で大きな被害を生じなかったことから、ツーバイフォー工法が以外に耐震性のあったことを知っている。阪神・淡路大震災が起こったのが1995(平成7)年1月のこと、私が、今住んでいる家を建てたのが、今から約32年も前のことだから、1975(昭和50)年のことである。だから、米国式のツーバイフォー工法が日本式呼称として、木造枠組壁構法として、認知された1973(昭和43)年から、2年後のことである。その当時、まだ、当時では日本式の従来工法で建てられた家が殆どであり、ツーバイフォー工法の家など余り知られておらず建っているのをまだ殆ど見ない時代であった。家を建てようと、モデルハウスを見に行った当時は、まだ、私も若く経済的にゆとりのない年代であったので、在来工法の家より比較的安価で、デザイン的に斬新であったツーバイフォー建築の家の魅力に惹かれて建てることにした。建築後何年か経って、子供の部屋にクーラーを取り付けたとき、取り付け工事に来た電気屋さんが、外壁にクーラー用の穴を開けるのに参ったと聞いた。どうしたのかと聞くと、私の家の外壁は普通の住宅用家の壁に比べると倍ぐらいの厚さがあり、穴を開けるのに苦労したと言うのである。まるで、鉄筋コンクリート作りの家のようだというのである。家を建てて10年後くらいに一部をリフォームしたが、その時の建築業者も言っていた。これは、最近のツーバイフォーではなく、初期のカナダの建築方法とよく似ていると言っていた。内部の壁が石膏ボードを使用しているので非常に、外壁を分厚くしているのだとか・・・。丁度、阪神・淡路大震災が起こった年の前年に、家を建てて、20年目であったので、この時も、外壁や屋根のペンキ塗り他、大掛かりなリホームをした。しかし、その翌年に、震災に遭ったわけであり、最初は、折角、リホームしたものが、台無しと情けなく思ったが、周りの家が、大きな被害にあっているのに、我が家は、小さな被害しかなかった。被害が少なかった理由は、後で、検証してみると色々合ったが、先ず1番目には、家の地盤が軟弱ではなく、しっかりとした地盤の土地であったことである。これは、若い頃より、誰に教わったかよく覚えていないが家を建てるときには、しっかりとした地盤の土地でなければいけないことを教わっていたので、家を建てるときに土地を調べて買っていた。そして、2番目に、偶然であったが、たまたまツーバイフォー工法で家を建てたことであろう。それに、ツーバイフォーでも昔の古い形式の外壁の分厚い建物に、リフォームで、2回ほど、ペンキを上塗りしており、壁が補強されている。また、内装を改装した時に、石膏ボードをベニヤに変えたので、余計に強くなっている。しかも、屋根は人工屋根瓦カラーベストなので、瓦にくらべてかなり軽い為、家に負担がかからないなどである。
ただ、ツーバイフォー工法は、室内にのびのびとした開放感を演出してくれる吹き抜け空間も得意技としているようだが、内装工事をしていて困ったのは、家が出来上がってからの、間取り変更や、内装のクロス張りが大変だ。我が家では余り大きな間取り変更はしなかったが、クロスの張替ええでは、貼ったクロスをはがす手間が大変であり、張替え後も余り綺麗に仕上がらない。そのため、改装の時に石膏ボードをベニヤ板に張り替えた上で、クロス張りをしたのである。
在来工法のような、重量感はないが、阪神・淡路大震災以降我が家の周辺にも、非常にツーバイフォー工法で建てた家が多くはなっている。
札幌の名所として有名な時計台は、明治初期に建てられたツーバイフォー工法の代表的な建造物。メンテナンスさえすれば永く使用できるようだ。因みに、先ほども書いたように我が家も筑後32年たち、今3度目の大改装をしている。恐らくこれが最後の改装となるだろうが、これで、私たち夫婦が亡くなるまでには大きな改装はしなくても快適に住めるだろう。
(正面から撮影した時計台。フリー百科事典Wikipediaより)
参考:
日本ツーバイフォー建築協会
http://www.2x4assoc.or.jp/
木造枠組壁構法 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E9%80%A0%E6%9E%A0%E7%B5%84%E5%A3%81%E6%A7%8B%E6%B3%95
札幌市時計台 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B8%82%E6%99%82%E8%A8%88%E5%8F%B0

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