信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

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追憶の森

2016-05-09 17:18:09 | 映画

マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツ 主演と聞いて以前から楽しみにしていた作品です。 ゴールデンゲート・ブリッジ や ナイアガラの滝 と並び、

青木ヶ原樹海 は世界的な自殺の名所なんだそうです。そんなに有名だったとは驚きだが、アメリカから全日空に乗って 遠路遥々その樹海を訪れた

アーサー・ブレナン ( マコノヒー ) が、そこで偶然 ? ? 出会った ナカムラ・タクミ ( 渡辺 ) なる人物と行動を共にする話で、その合間合間に 妻ジョーン

( ワッツ ) との回想シーンが挿まれる構成だが、最初の展開でジョーンは何故そこまで旦那さんの事を精神的に痛めつけるのだろう? とか、ナカムラ・タクミ

の話は無いのか?(後にすべてが問き明かされる)そう、すべてナカムラとの話がアーサーとジョーン夫妻との?に繋がりを持たせて話が進んでいたのです

キイロ ?が タクミ の妻の名前 ? ? フユ?娘の名前?ありかな~・・・そんな名前ある訳ないでしょう~ ? ! と 日本人なら当然突っ込んでしまうのだが、

これは欧米人にとって大切な伏線だった訳だ。水辺に居ると幸せを感じる という台詞が重なったり、道に迷って出られない青木ヶ原樹海の特徴から

ヘンゼルとグレーテル の童話が出てきたり、それらも少々強引だとは思うが、 後段の種明かしのための仕込みであったのですね。そう考えればこの作品

愛にあふれ “霊的なムード” に満ちた物語と言えるのかも知れない。『 愛は思わぬところで、あなたを待っている 』 というのは実に巧い惹句だった。

そのままの姿で現れたら 身も蓋もない ものね~ (笑)

 観終って気付いたが、渡辺謙 はなかなか難しい演技を強いられていた訳だ。 

先日観た「レヴェナント・・・」のディカプリオのほぼ、うめき声のみの演技にしろ今回の渡辺 謙さんしかり素晴らしい役者は素晴らしい   ★★★☆