相原言の『日々是好日』

日々の生活での出来事や鉄道模型工作、写真撮影等を日記と備忘録を兼ねて綴っていきたいと思います。

帰る場所

2012年07月25日 23時59分18秒 | 鉄道模型:その他
先日、勤務先の昼休みに行った本屋さん。
この時期は鉄道雑誌の発売日。
金と場所が無いので出来るだけ買わないようにしているのですが「今月はどうかな」と思いのぞいてみると・・・見慣れた(?)181系特急電車の表紙が。

米山淳一さんの写真集「光り輝く特急「とき」の時代」でした。

米山さんは、今から35年前にも「特急とき」という写真集を出されていて、今回は、その続編の様です。
写真集は、もちろん、181系ときが中心ですが、その頃の上越線を走行した車両、EF58やEF15、16、電車なら70系や115系、485系、183系等の写真が掲載されています。

その中で、最も美しいと思うのは165系です。
当時の急行「佐渡」は、サロ2両とサハシ1両を含んだ13両編成。
表定速度も高く、途中、特急に抜かれる事も有りませんでした。

同じ165系でも、新ニイ(新潟運転所)の165系は、主に首都圏で運用されている高シマ(新前橋電車区)の165系と比べて風格がありました。

初めて手にした鉄道模型もカツミ製の165系でした。
嬉しくてうれしくて。
いつか新潟運転所の13連をこの手で作ってやろうと思っていました。

高校の時、エンドウからカツミ165系のキットが限定で発売されました。
ドアからサボ、雨樋まで全てがプレス表現の車体キットです。
とにかく、買いました。
お金をどう工面したのかは覚えていませんが、冷房車にもかかわらずサハシ2輌を含めて13輌。
今見ると「このキットどうしよう」と思う内容のキットですが、当時は、大好きな車両のキットを買えた事でかなり満足した覚えがあります。

さて、今は良い時代でプラ完成品から真鍮製キットまで、いくつも製品が市販されています。
そして私は歳をとり、精々、作れて後15年くらい。
でも念願の165系13輌編成はいまだに実現していません。
そろそろ始めないと、間に合いません。

若い時は「美味しい物は最後に」で良いのですが、この時期になったら「美味しい物は最初に」食べないと、もしかしたら食べられなくなるかもしれません。

165系に掛かる前には、今作っている物を片付けなければなりません。
EF65-1000ばかりに時間をかけているわけにはいきません。

私にとって165系は、鉄道模型の「帰る場所」なのです。

(写真集「光り輝く特急「とき」の時代より)

皆さんの帰る場所は何処ですか?
コメント
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