五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

TASPOカード

2008年05月14日 | 日々のつれづれに
TASPO東京のタバコ自販機は、7月1日から「TASPO」カードがないとタバコの購入ができなくなります。タバコを吸わない私ですが、山梨の実家に自販機を置いている関係で、先月TASPOカードの申請を行いました。(本当はいけないんでしょうが、カードを忘れてきてしまった人のために一時的に貸してあげる場合などが考えられるからです)

TASPOカードには電子マネーの機能も付いていて、将来SUICAやEdyなどとの相互乗り入れの可能性もあるかもしれません。似たような内容のカードをたくさん持ちたくないので、セキュリティに配慮した上で、できるだけ統合してもらえればなあと思います。

ところで、すでにTASPOカードの運用を始めた地域(東京や山梨などは一番最後になります)では、タバコ販売店がTASPOカードの導入を機に自販機の撤去や廃業を行っているところが増えていると聞きます。
TASPO導入によってタバコを吸う人がさらに減ることが予想されますし、自販機にTASPOの機能を取り付ける費用の負担もかかるわけで、細々と営業している店にとってはまさに死活問題ではあります。
未成年にはタバコを売らない、という目的で成人識別の機能を導入するのに、夜11時以降の自販機での販売は禁止のまま、というのも売る側からいうと納得できません。自販機の台数は激減し、愛煙家の方はコンビニなどで買うことを余儀なくされることになるでしょう。

カード業者と、自販機メーカーだけが得をするような今回のTASPO導入。金の卵を産むニワトリを殺してしまうようなことになってしまったのではと危惧しています。