はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

サンデーコンサート

2017年10月02日 | コンサート

2017/10/02

昨日は日本フィルの第222回サンデーコンサートへ行ってきました。
一昨日から2日続けてのコンサートです。

このコンサートは、日本フィルハーモニー交響楽団とピアニスト反田恭平さんの共演で、
ショパンのプログラム。
反田さんは、ショパンのピアノ協奏曲1、2番を演奏しました。
                         
反田さんの夏のコンサートツアーは即完売になってしまって、チケットが取れませんでしたが
この日のチケットは早めに調べて、手にすることができました。

そして反田さんの演奏を最後まで聴くことができました!
6月のオペラシティのコンサートでは体調の関係で、第1部だけ聴きましたので。

今回も舞台の右上の2階席です。

さて感想ですが、すばらしい!

日フィルの音もこの席から聴くと、なんといい音。
いい具合に響きます。

最初のショパンの協奏曲2番のピアノが入る冒頭では爆発的な音量。
オーケストラと一緒ですから、音が小さくてはインパクトもありませんが、
でも、あんなに大きな音を出すんだと思いました。

でもその直後、甘い優しい音になって、なんと巧みに弾くのだろうと驚きました。
第2楽章の甘い優しい感じは、うっとりするような表現力です。

反田さんは、フォルティッシモとピアニシモの幅がすごく大きいのです。
緩急のつけ方もすばらしくて、ドラマチックであり、甘美でロマンチックです。

協奏曲第1番は、ご存じ、都はるみの「あなた変わりはないですか~」のメロディがある曲。

第2楽章のロマンチックさ、涙が出ます。

第3楽章のマズルカの軽快感。

テクニックもすばらしいのですが、やはりこの方も攻める人。
優等生で技術だけうまいピアニストと違う、桁外れな感じを持っています。
会場全体をひきつける力は並外れていると感じます。
人柄も話もおもしろそう。(トークはありませんでしたよ)

協奏曲第1番、2番をショパンが作曲したのは20歳前後。
こんな曲を20歳前後で作曲するなんて、まったくショパンも天才ですね~

反田さんは羽生さんと同じ1994年生まれ。
この年にはすばらしい人が大勢いますね。

人を圧倒するようなすばらしい表現というのは、基礎を叩き込んだ上ので表現ですよね。
先人の作った基礎を身につけた上で、初めて自分らしい表現が出てくるのだと思います。



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