はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

2次予選 古海さん 小林さんの感想

2021年10月12日 | ショパンコンクール

2021/10/12

 

京増修史さんは日付が変わって未明の演奏ということで、これからです。

それで日本人8人の演奏は終わりますね。

 

古海行子さん、小林愛実さんの感想を書かせていただきます。

 

古海行子さん 日本時間 10/12   0:00

ピアノ スタインウェイ479

曲目:
ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44
ポロネーズ第7番 変イ長調 Op.61 「幻想ポロネーズ」
ワルツ第4番 ヘ長調 Op.34-3
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60

 

古海さんはエレガントな女性ですが、演奏は力強い。音だけ聴いていると男性の演奏かと思うくらいです。よく練習を積まれているようで安定しています。だから安心して聴いていられました。

演奏後のインタビューでは、「音楽と一体化というか、すごく自由に共にいられると思える瞬間があった」とおっしゃってました。

 

小林愛実さん 

ピアノ スタインウェイ479

曲目:
 ポロネーズ第7番 変イ長調 Op.61 「幻想ポロネーズ」
 バラード第2番 ヘ長調 Op.38
 ワルツ第5番 変イ長調 Op.42
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22

小林愛実さんは今日の20:10からの登場でしたが、私は少し遅れて20:20からLIVEを見ました。(その後、前のほうを見返しました)

小林さんは圧巻でした。

私は幻想ポロネーズの途中から見たのですが、なんと美しいのだろう、とすぐさま思いました。雑念に満ちた私の心を洗ってくれたような気がしました。

音が美しいというだけではないのです。音に紡がれた世界が美しい、かがやく清らかな世界へ聴く者を連れて行ってくれるような心地がして、涙が出ました。

こんな世界を紡ぎだせる小林さんはどんな人なのだろう。

もちろん、ショパンの作った音の世界の再現だけれど、それをこのようにできる小林さんの内面世界を思ったのでした。

バラード2番は最初の穏やかな出だしと中間部の激しさの対比が大きいので、私はいつも大音響にビクッとなるのでボリュームを絞って、あらかじめ準備するんです(笑)。

小林さんのは、大きいけれど優しいんですね。あんなふうにも表現できるんだ、と思いました。

終わった後も会場の拍手は鳴りやまず、長く続きました。会場の人たちも同じように感じたのではないでしょうか。

 

小林さんは「この2次予選の曲は全部好きだが、選ぶとしたら「幻想ポロネーズ」。ショパンの人生をストーリーにして見ているようで、自分の人生と照らし合わせている」とおっしゃってました。

 

今回はさっと登場して、椅子も大丈夫でしたね。楽屋が寒かったのでしょう、ホッカイロで手を温めていましたね。

 

3次予選に進める人の発表は、明日の午前5時頃だそうです。

日本人は全員レベルが高いです。みなさん、無事に進めますように期待しています。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月のリトミック | トップ | 3次予選の通過者発表! 小林... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ショパンコンクール」カテゴリの最新記事