はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

角野隼斗さん全国ツアー ファイナル東京公演

2022年02月21日 | コンサート
2022/02/21
 
 
昨夜は東京国際フォーラムに
角野隼斗さんのツアー最終公演を
見に行ってきました。
 
ホールAは5000人収容の大ホール。
私の席は1階席、真ん中より後方、右端でしたが
舞台の両側に大きなスクリーンがあって
ステージを映してくれるので見やすかったです。
 
 
冒頭、スクリーンに2021年のショパンコンクールや
街頭での演奏の映像が
ノクターン13番とともに流れました。

ノクターン13番は大好きな曲ですが
その重々しさにわけもなく
しんみりしてしまいました。
 
さて、それから明るくなった舞台に
角野さんが登場して演奏が始まりました。
 
前半はショパン、後半はガーシュインの構成は
今回の全国ツアーでは
どこも同じのようでしたね。
 
最初はワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」。
この曲は紀尾井ホールと
ショパンコンクール2次予選、
沼津公演でも聴きましたが
今まででいちばんタッチが軽やかだと感じました。
どんどん進化されたと思いました。
 
次の「大猫のワルツ」もさらに軽やかで
さらに表現の幅も広がっているようです。

この曲を聴くと、You Tubeの
あのネコちゃんたちを思い出します。
ハイチュウを落とすニャンコの手(笑)
 
前半のショパンは、ツアーで弾きこまれて
肩の力が抜けたような
力みのない演奏で表現も豊かでした。
 
ステージの背後にアップライトピアノが
ひっそりと置かれていて
それは角野さんが
自宅から運んできたものだそうです。

そのアップライトの響きも
グランドピアノとはまた違った優しい音色で
まるで水の中にいるような不思議な音でしたね。

照明も落として
暗い室内で弾いているような
雰囲気に癒されました。
 
 
後半の「ティーン・ファンタジア」は角野さんの作曲。
少年の夢やいたずら心を
思わせる軽快な曲でした。
 
ガーシュインのピアノ協奏曲は
東京フィルハーモニー
藤岡幸夫さんの指揮です。
 
この曲を聴いたのは初めてでしたが
ガーシュインらしいというのか
古い映画に出てくるニューヨークの風景を
連想させるような曲ですね。

街の喧騒や車のクラクションらしき音もあって
ヨーロッパとはまた違う
アメリカっぽさでしょうか。
ジャズ、ブルース、ラグタイムの陽気さ、活発さがあります。

この東フィルとの熱演は圧巻でした。

ショパンコンクールのファイナルで
弾くはずだったピアノ協奏曲の第2楽章を
アップライトでしんみりと弾かれた時には
「ああ、ワルシャワで弾きたかったんだろうなあ」
と思いがこみ上げてきました。
伝わりましたよ。
 
アンコールの「子犬のワルツ」の時には
スクショタイムで撮影OKでした。
これはうれしいです。

ですが、スマホでは白写りしてしまって
どうやってもスマホでは限界がある。
 
 
 
ファイナル公演は
東京フィルとの協演もあり
照明も素敵で
ファイナルにふさわしい豪華なものでした。
 
角野さんのコンサートは
正統なクラシックもあり
鍵盤ハーモニカ、時には即興もあり
遊び心満載で何が飛び出してくるかわからない
おもしろさがあります。

ジャンルにこだわらない多彩な演奏は
人を魅了します。


 
ロビーの花
小曽根真さん、亀田誠治さん、清塚信也さん、Penthouse・・・。
 
 
 
 
このコンサートはアーカイブ(有料)
が3月5日まで視聴できるそうです。


 
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