はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

復興支援ソング『花は咲く』

2023年02月22日 | 
2023/02/22


『花は咲く』
(詞:岩井俊二 曲:菅野よう子)
私はこの歌が大好きなのです。



この歌を聴くと3.11のことが思い出されます。
またあの日が近づいてきましたね。

おとなのリトミックでは
1月になってから、この歌のCDを流しながら
ストレッチをして体をほぐしています。


そうしたら歌が
皆さんの心に沁みたようで
『花は咲く』をもう一度聴きたい。
そして私に歌ってほしいと言われるのです。

私は歌詞も暗記しておらず
だいいち歌もうまくないので
どぎまぎしてしまいました。

そして
「皆さんで一緒にもう1度、歌いましょう」
と言ってCDをかけました。





リトミックが終わって事務室に行くと
職員さんが
「『花は咲く』が聴こえましたよ」
と言いました。

「あの歌を聴いたら、すごく癒されました。」
「癒された、ということは
私は疲れていたんだ、と感じたんです」
と言われるのです。


「癒された」ということから
それまでの疲れを自覚されたんですね。
この歌が疲れた心に優しく
寄り添ってくれたのでしょう。

職員さんは続けて
「この歌が大好きで、生まれた娘には
〈花〉の字がつく名前をつけました」
と言いました。


「娘さんはおいくつですか?」
と尋ねると
「今3歳です。保育園に入っています」


3歳のお子さんを保育園に預けて
働いているお母さんだったのね。

仕事が終われば、子どもを保育園に
お迎えに行って
家でご飯を作って、家事をして・・・。

息つく暇もない毎日かもしれない。

そんな時、別の部屋から聞こえてきた
『花は咲く』で
心が潤ったのかもしれません。

歌というのは
そんなふうに心に届いて
まったく思いがけない意識を
呼び覚ますことがあるのだなあと思いました。

花のついた名前のお子さんのことを
仕事中は忘れていても
「あの歌は『花は咲く』だわ」
と思ったときに、きっと
お子さんのことを思い出したのですね。


(動画感謝してお借りします)





コメント (2)
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