はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

角野栄子さんの『魔法のクローゼット』

2023年11月02日 | ファッション
2023/11/02
 
 
絵本作家の角野栄子さんを見て
なんときれいに歳を取って
いらっしゃるのだろうと思いました。
 
 
「徹子の部屋」(2018年ころ)に
出たときのお写真ですが
黒い服は珍しいのですって。

 
 
黒柳さんのお名前に敬意を表して
黒い服を選んだのかしらね。

黒い服といっても大きさの違う黒白水玉に
赤をメガネ、ネックレス、指輪に使って
どこかに可愛らしさがありますね。

普段は明るい色の服がお好きだそうです。 
 

 
さて、Eテレで角野栄子さんの
「カラフルな魔女」という番組を見て
色づかいのヒントを知りたくて
本を借りました。
 
 
 
くぼしま りおさんは
角野栄子さんの娘さんです。

冒頭になぜお母さんの服を
選ぶことになったのか
書いてありました。


・・・引用・・・・

おしゃれを楽しむことが好きだった母が
80歳を過ぎた頃から
「毎日のお洋服を考えるのがめんどうになっちゃった」
と言った。

「それでね、これからはママが着る洋服を、
リオちゃんが代りに考えてくれないかしら」と
母がにっこり笑った。
それで娘の私が母の服を考える日々がスタートした。

母のスタイリングを始めて、
すぐに気がついたことがある。
母はけっしておしゃれが
面倒になったわけではなかった。

服を買うために街を歩き回ったり、
何回も試着する体力がなくなっていた。
それから、母が欲しいと思う服が
まったくといいほど売っていなかった。

母が探していたのは
長袖のシンプルなワンピースだった。
軽くてシワになりにくい生地
できたら明るい色。

最終的には友人に作ってもらうことになった。
 
・・・・・・・・・

 
こういうのわかります。

私も、欲しいイメージの服が
見つからないということはあります。

どこに行けば売っているのか
見当がつかないですよね。


さて、本書に戻りますが
りおさんがお母さんの服を選ぶときは
袖の長さ、スカートのすそ幅
襟ぐりの広さなど、冷えとか歩きやすさとか
きれいに見えるとか
細かい所にまで気を配っています。


参考になることが多いのですが
茶色について書かれていた部分を読んで
ハッと思いつきました。


・・・・引用・・・・

茶色は危険だ。
ハッキリ言ってシニア世代の女性にとって
茶系の色ほど難しいものはないと思っている。
地味でどうしても年寄りくさくなるからだ。

・・・・・・・


実は私は昨年、茶色のブラウスを1枚
購入しました。

そのとき流行っていた
前身ごろが二重になっていて
そこがしゃれていると思った
シルクのブラウスです。

試着せずに買いましたが
家に帰って着てみると似合わない。

私のイメージと違うし年取って見えます。

そのときまで茶色は
1枚も持っていなかったけれど
1枚くらいはいいと思って買ったのです。




本書に載っていたお写真 ↓ 



茶系にはオレンジや朱赤が合いそう。

朱赤のマフラーや紬の着物をリサイクルした
バッグが家にありました。



これならパッと明るくなる。

母の形見のマフラーもありました。
派手な柄だけど、地味な茶色には合いそう。





もう1枚、この秋に衝動買いした
ワンピースがあります。

私としては珍しい色と柄の
フリーサイズのワンピース
生地がコール天なんです。

この柄が気に入ったのですけどね。




いざ買ってみると
ちょっと難しいかなと感じたのです。

ベルトをすることにしました。

これもストールをしてみようかな。
カラシ色のストールは息子がくれました。

(実物は黄土色っぽいです)




模様の服でも上半身を無地にしたほうが
引きしまって見えますね。

これからストールを羽織る時期なので
このワンピースも出番が多そうと安堵😊 



過去の放送です。
再放送してほしいですね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

2023年10月02日 | ファッション
2023/10/02


国立新美術館で開催中の
「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」
を見てきました。





8月に電子チケットで前売り券を
買っておいたのですが
紙チケットのように現物がないと
つい忘れそうになってしまいますね。

忘れないうちにと行ってきました。

でも、早いうちに電子チケットを
買っておいてよかったと思いました。

午前中に国立新美術館に行ったら
当日券を買う人の長い行列ができていて
ビックリしました。



私は数ある展覧会の中でも
ファッション関係の展覧会が一番好きです。

高級なドレスはほんとうに見ごたえがあります。 

サンローランのようなハイブランドの
オートクチュールは
私のようなごく庶民には
見る機会さえありません。

それを展覧会だったら
布地の感じ、ドレープ、刺繍など
細かいところまで隅々と見られます。




(パンフ)


一部屋だけ撮影OKでした。

パンフのドレスがありました。



こういうデザインが流行った時代がありましたね。


展覧会全体を見ると、豪華さと
素晴らしい仕事に驚かされます。


手の込んだ仕事




贅を尽くしたドレス以外にも
パンツスーツ、トレンチコート
サファリスーツなど
街着、オフィス着としても着やすそうで
いかにも仕立てが上等なのです。





イヴ・サンローランは「モードの帝王」
と呼ばれますが
ほんとうに才能ある人だったのだと
感銘を受けました。

サンローランが活動を始めたのは1962年。

「時を超えるスタイル」というのは
今見ても少しも古びていないセンス
ということなのかなあと思います。


国立新美術館のこの空間、素敵です。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑いときには男性も涼しい服装で

2023年07月13日 | ファッション
2023/07/13


昨日は大変な猛暑でしたが
今日は30℃で、いくぶん楽でしたね。


去年のこの時期にも書きましたが
テレビのニュースやワイドショーに
出演している男性陣は
この猛暑の中でも
どうして上着を着ていらっしゃるのでしょう。


NHKあさイチ


涼し気な色ではありますが
お二人とも重ね着です。
下のシャツだけでよいのでは?


朝の日本テレビ


女性は腕を出して涼しげな格好なのに。
男性はどうして・・・?


NHK、夕方の番組



男性はジャケットを着るという
決まりでもあるのでしょうか?

猛暑のニュースを伝えているのに
色の濃いジャケットは
暑く見えます。


そんな中
私がいいと思ったのはTBSのNスタ。

昨日の写真

(写真はすべてテレビの画面撮りです)

男性陣も半袖シャツなんですよね。

ジャケットを着ていないからといって
くだけすぎた感じには見えません。

むしろ
気候にふさわしい服装に好感が持てます。

各テレビ局を見ましたが
涼し気な服装はTBSのNスタだけでしたね。


ニュースやワイドショーの男性陣は
肌を出す服装をしません。

なぜなんでしょうね?

きちんと見えるということ以外
意味があるとは思われません。

この猛暑に建物の中の冷えすぎは
男性のジャケット着用を基準にしているのでは
と思われてなりません。

クールビズが言われたり
かりゆしウェアが推奨された時期がありました。

一斉に冷房を使うための電力逼迫が
心配されたこともありました。

あれはどうなったんでしょう。

マスメディアの影響は大きいので
柔軟に意識を変えていってもらいたいと思います。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤い皮手袋と赤い靴の人

2023年01月09日 | ファッション
2023/01/09


昨年末から野宮真貴さんの
『おしゃれはほどほどでいい』を
読んでいました。

 
野宮真貴さんといえば
元ピチカート・ファイブのヴォーカルで
おしゃれカリスマと言われている方。

先日見た『マリー・クワント展』でも
野宮真貴さんのインタビュー動画が
公式サイトにありましたよ。




本を読んでみると
まあ、私とおしゃれカリスマでは
住む世界が違いすぎます(笑)


ですが
服はそんなに毎日変えなくてよい。
いつも同じ服でもよいというのは、いたく同意します。

出勤するときには
毎日服を変えていく人が多いと思います。
特に女性では。

しかし野宮真紀さんは、例えば
自分はいつもワンピースと決めたら
それを着ればいいと云います。

「トレードマークといえるものを持てばいい。
 自分を貫き通すと、それが個性になる」 (p.60)

そのとおりですね。

いつも同じ服といえば
スティーブ・ジョブズを思い出します。

書いてありました。
 「イッセイミヤケの黒タートルネックセーター
リーバイスのデニム、ニューバランスの靴」

私はジョブズの着ていた服の
ブランドを知りませんでしたが
イッセイミヤケの黒ニットだったのね。

ニューバランスは私も履いている。

さてさて
そんなことで自分を振り返ってみると
トレードマークといえるものが全然ないことに
気づきました。

ファッションのポリシーってものが
私にはなかったんですね。

野宮さんは「赤を使うとよい」。
「赤は魔法の色」と書いています。


そういえば
渋谷で『マリー・クワント展』を見終わって
東急本店の通路を歩いていると
前から70代と思われる女性がやってきました。

ベージュがかったグレー系のブルゾン。
同色のパンツで
それだけ見れば、地味な色合いでしたが
赤い革の手袋をして、赤い靴を履いていました。



それがすごく素敵に見えました。

中肉中背のグレイヘアの方でしたけど。

本を読んだばかりだったので
実際に赤を差し色として使っている人を
見かけて、内心「実例がいた」と(笑)

きっとおしゃれな方なんでしょうね。


それから、私も
赤い靴がちょっと欲しくなってしまいました。

赤い靴はひとつも持っていないのですよ。

赤い靴といえば
「あかいくつはいてた 女の子~」
の童謡を思い出すくらいですが…。

買ってみようかな、魔法の色。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川邉サチコ、美木ちがや著『あの人が着ると、パーカーがなぜおしゃれに見えるのか』

2022年10月21日 | ファッション
2022/10/21


この本は川邉サチコさんと
娘の美木ちがやさんのファッション本。

2020年9月発行なので
そんなに新しくはありませんが
定番カジュアルは
それほど変わりませんよね。

ファッションのヒントが学べて
コーデ写真を見ているだけでも
参考になります。


 

川邉サチコさんは
ほんとうにスタイルがいいですね。



歳のことを云うのはなんですが
80歳過ぎてこのおみ足の美しさは稀有。


娘のちがやさんもきれいな方だけれど
目を引いてしまうのは
お母さんのほうかな。





私はパーカーがけっこう好きです。
色違い(紺とピンク)を持ってます。

今の時期にちょうどよくて
部屋着としても楽ちん。
近所の買い物にも着て行けます。




カラシ色のパーカー、素敵ですね。

パーカーが目立つ色だけど
髪、ボトム、サンダルが同系色だから
落ち着いてまとまりよく見えるのね。


ボーダーの長袖Tシャツに
ネイビーのジャケット。
デニムはユニクロ。




メンズっぽい格好も似合いますね。

まるでパリマダムです。

この赤と白のコーデも
すごく素敵だけど
ちょっと私は真似できないかなぁ。


(お写真はすべて本書よりスマホ撮りです
感謝してお借りします)



私も感化されて
パーカー、1枚買ってしまいました。




ユニクロのメンズ、Sサイズです。
ちょっと厚手のポリエステル混紡。
コットンより型くずれしなさそう。



本書より、アイディアをひとつ。

「柄物は顔から離して使う」

例えばプリント柄などを使いたいとき
上半身に持ってくると
やぼったく感じることがある。



顔から離して、ボトムに使うとよい。
トップスは模様とケンカしない無地を選択。

なるほどなあ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする