よし坊のあっちこっち

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DO-IT-YOUR-SELFのアメリカ

2012年04月09日 | アメリカ通信
ごく平均的な日本人(この場合、あくせく働き土日は家でバターンキューの日本人、即ち、かつてのよし坊)がアメリカに来て、まず目にするのは、実にアメリカ人は日曜大工が好きだと言う事だ。ただ、「好き」の一言では片付けられない。そこには、必要上の問題が内包されている。大工仕事や修理を専門家に頼むと結構高い。だから自分でやった方が安くつく。日本人は「一生ものの家」だから大事にする。アメリカ人は次に売りやすくするために大事にする。だから暇さえあればメンテに余念が無い。

学校の春休みになると、ホームセンターで見かける光景は、パパやママに連れられた男の子や女の子が、ホームセンターの広場でノコギリや金槌を使った日曜大工講習で楽しんでいる。もちろん無料だ。日本では絶対に見ない光景だ。日本であるとしても、せいぜい男の子のセッションだろうが、アメリカは女も限りなく逞しい。既に男女平等の雰囲気がこの頃から漂っているのだ。別にホームセンターで、このようなセッションが無くても、普通の家庭で、小さいうちから親父が息子に手伝わせるから自然と身につく。

よし坊も、最近は不景気の煽りを食ってビジネスが低調である。と言うことは暇がごっつあるっちゅう訳だ。そこで家の点検を始めた。今まで手入れを怠っていたお蔭であちこちが傷んでいる。手始めに裏のデッキの清掃塗り替えが急務となった。二階部分のデッキに階段付きだから結構範囲は広い。金があれば業者に頼むが、暇はなんぼでも有るからもったいない。てなわけで、晴れの日を選んで都合4日くらいで漸く終わりに近付いた(写真)。業者に頼めば?千ドル、自分でやれば材料代100ドルの世界。
次は裏庭に延びている木製の階段と土手代わりのフェンスに手をつけねばならない。

日曜大工に勤しむアメリカ人への最高のプレゼントのひとつが大工道具だといわれているが、納得である。