よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

ブッシュの罪

2006年12月06日 | アメリカ通信
毎日、テレビでブッシュの顔を見ていると、ついこの間まで(中間選挙まで)の得意満面、自信過剰気味の顔付きがすっかり褪せて、駄々っ子のガキが「おとうちゃん、オレ困ってるんだ、助けておくれよ」と言わんばかりの情けない顔で、それでももう暫くは主役を張らねばならないから、一生懸命の出演だ。

それにしても、イラクは内戦状態になり、イラク国民の死亡数も増え続け、アメリカ兵の死者も一向に減らない。お国の為と身体を張り、死んだらヒーローとして迎えられるが、真っ平御免だろう。ここまで来ると、治まりがつきそうにも無く、何の成果も無いとなったら、死んだ兵士は犬死だし、死んだイラク国民は浮かばれないだろう。

結局アメリカは、非常に不適格な大統領を戴いてしまった、アメリカ国民はそういう人間を選んでしまったということだろう。

まず、2000年のイカサマなフロリダ選挙がけしからん。あれを有利に捏ね回して当選へ担ぎ込んだ。次は、マージャンの後付けではないが、根拠の無理やり後付けであっという間にイラクに突入。更にまずかったのは、例の十字軍発言。これで一挙にイスラム世界の反感を買った。この大統領、古代から世界はキリスト教徒イスラムの壮絶な戦いがあり、今も続いているとの認識が無い。

早い話が、きな臭い手を使って社長となったアメリカ株式会社のブッシュ社長は、取締役時代からやりたくてウズウズしていたイラク・コーポレーションの買収を強引にやったが、大きな含み資産が有ると睨んでいたイラク・コーポレーションは実は大赤字で、しかも、会社の不祥事の数々が次から次へと噴出し、手が付けられない状態となった。会社建て直しに送り込んだ社員も「やってられない」として、ドンドン辞めていき、周りは社長の辞任を待っている。そんな話に近い。

ブッシュの罪は重い。