スウェーデンの今

スウェーデンに15年暮らし現在はストックホルム商科大学・欧州日本研究所で研究員

今日は計量経済学の試験(の はず?)

2005-03-24 04:33:10 | コラム
今日24日は、計量経済学Iの試験。

この科目は秋学期のミクロ経済学や数学に比べたら、かなり面白い。試験勉強を進めるにつれて、今まで不明確だったところが少しずつ分かってきて、あぁ、そういうことだったのか何度もうなずくことができた。興味のある科目は一つ一つ理解しながら勉強していきたいと思うものの、いつものことながら試験が差し迫る頃には時間がなくなってしまって、理解せずに詰め込み勉強をしないといけない部分も出てくる。あぁ、もう少し早めに手をつけておけば良かったと後悔するのは、いつものこと。

昨日の夜、さぁ明日は試験で朝の電車も早い便になるから、と目覚まし時計をセットする。寝る前に、何かスケジュールの変更が無いかどうか、最終確認をするために、大学の学部ホームページにアクセスする。するとそこには、「計量経済学Iの採点結果」というタイトルでワード文書が添付してある。去年の試験結果がそのままになってるんだな、と理解し、念のためにいざ開けてみると・・・。

「2005.03.23:計量経済学Iの問題と解答。各学生の成績・・・」・・・とここまで読んで、実は試験が僕が考えていたより一日早く行われていたことに気づく。そんなことは無い、と手帳を開くがそこにはちゃんと24日(木)と書いてある。書き込みミスというそんな単純なことは無いはずだと思い、講座の日程表を見てみると「Exam: Thu 23 March」つまり23日(木)と書いてある。教官側の曜日の書き間違え。"Thu"だけを見て、自分の手帳の木曜日24日の欄に“試験”と書き入れていたのであった。

というわけで、夕べはショックで寝るに寝られず、泣くに泣けず。今日はショックで落ち込む暇もなく、来週の試験、マクロ経済学Iの試験勉強に取りかかる。昼過ぎに友達Jerryが「試験はどうだった?」と電話をくれた。悔しいので、「いや、今日は試験監督がみんな病欠(sjukskrivna)で、試験はなかったよ」ととぼけておく。

今回逃した計量経済学の試験は夏休み明けの追試を受けることになります。

(それにしてもこの教官、試験結果の即日採点・即日発表とは気合い入っている。別の科目の教官には4週間も待たされたことあるのに)

今日の一言:「踏んだり蹴ったり」
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今日は多くの職場が半日扱い。明日からイースターの休暇が始まるためだ。スウェーデンではpåsk(ポスク)という。小さな子供がずきん姿の老婆に変装して、近所の家を回って、お菓子をねだるのが習慣とか? ポスク休暇は月曜日まで。

(だから、こんな半日扱いの日に試験なんて変だと、ちょっとは不思議に思っていたのだが)