スウェーデンの今

スウェーデンに15年暮らし現在はストックホルム商科大学・欧州日本研究所で研究員

隠れた春の息吹

2005-03-19 09:50:03 | コラム
1月から春分までのこの季節は毎年、不思議な気分になる。というのも・・・、

日の長さは日一日と長くなって明るくなっていくのに、気温はそれに反してどんどん下がっていく。 雪の量も1月・2月が一番多い。 雪が地面を覆い、それを太陽が照らすから、日の長さに加えて、さらに世の中が明るくなっていく気がする。太陽が照らし青空が広がっているから、暖かそうだと思って油断して外に出ると、実は零下15℃だったなんてこともこの時期はよくある。

まるで、二つの相反する力がぶつかり合って均衡状態が続いているようだ。1月・2月の本格的な寒波の裏側の見えないところで、春の準備がちゃくちゃくと進められているのだ。そして、3月になってその均衡がふと崩れたとき、突然、春が始まる。それも、萌える春。燃える緑。まさに緑が爆発する春だ。

そんな春ももう一週間もしないうちにやってくるのだろう。

Aiさん提供:ヨンショーピンのStora Hotell前の運河
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路上の雪ももうだいぶん溶けたので、今日からジョギングを再開。毎日、動き回ることが多いので、歩いたり自転車に乗ったりしているだけでも、よい運動になるのだが、30分なら30分、集中して走れば、ストレス発散にもなるのだ。

今朝は早起きして、気合いを入れてジョギングに出かけるも、輝く朝日と真っ青な青空とは裏腹に、額が凍りつき、手もカチンカチンになる。これは油断!