福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

露映画と日本兵の自爆

2020年07月25日 |   〇世界を読む

하얼빈대전투:일본군 최후의날 「ハルビン会戦:日本軍最後の日」
〇〇---



2016年に公開されたロシアの戦争映画。原題は「勲章」。
「ヲタク」が見たのは、その韓国語字幕版。

対ドイツ戦と対日戦の両方で活躍した旧ソ連軍空挺
部隊を中心に、女性看護兵や旧満州で活動したスパイ
(ロシア人、中国人)らの活躍を描いている。


△主役はソ連軍空挺部隊の大尉<映画より>

どこまで史実なのかはわからないが、主人公のソ連軍
大尉は、戦後、3階級特進し、大佐として大勲章を
授与された。

この映画で印象に残ったのは、何と言っても日本兵の
描かれ方。

孤立した塹壕の中で、降伏するのではなく自死して
いく日本兵。


△「победа(パビエーダ)」は「勝利」の意味<映画より>

極めつけは、ソ連軍の戦車部隊に対して自爆攻撃
しかける日本兵。


△戦車に対して「刺突爆雷」で突撃する日本兵<映画より>

自軍兵士の命さえ徹底的に軽視した日本軍の
狂信的な「戦法」は、現代ロシア人の中にも強烈な
印象を残しているようだ。

この映画では、旧満州から真っ先に逃げ出した
関東軍(現地日本軍)首脳らの無責任な姿は、一切、
描かれていなかった。

日本人の一人として暗澹たる思いに駆られた
映画だった。


(終わり)


この記事についてブログを書く
« 邦画と寸止めと韓国語 | トップ | 韓国映画と棒ドーナツ »
最新の画像もっと見る

 〇世界を読む」カテゴリの最新記事