福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓映画と美人菩薩の恋

2018年11月20日 |  〇映画・映画音楽

■청담보살    「美人占い師」 2009年  〇〇〇--
(505)



2009年、130万を超える観客を動員した異色のラブコメディ。

ソウルの江南で人気を集めるお洒落な占いサロン。そのサロンで、
看板占い師をしている美人でセクシーなムダン(霊能者)が主人公。

別名は「清潭菩薩」(映画の原題)。江南区清潭洞の菩薩様、という
意味だ。


△主人公はムダン(霊能者)

その彼女が、生まれた年、月、日、時間から導き出された(易学的)
運命の男に出会い、交際を始め、愛が芽生えて行く。

ところが、実は、男の生年月日は、男の親が故郷のムダンの助言で
決めた吉日(実際の生年月日とは全く異なる月日)だったことが
わかり、彼女は男との交際をやめる。

しかし、それで終わっては映画にならない。


△オーバー過ぎる劇的演出でお互いの気持ちを確認する2人(映画より)

一旦は別れた男女であったが、その後、運命に抗(あらが)い、
恋を成就させていく。

ムダンの持つ霊的能力(予知能力)を肯定的に描いている点など、
ついていけない部分も多々あったが、物語の展開には、すっかり
引き込まれてしまった。

土着のシャーマニズム(ムダン)と易学、そして仏教までが
融合した、独特の信仰世界がのぞき見れる、なかなか見ごたえの
ある、韓国的コメディ映画だった。



(終わり)


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