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韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と闇カジノ

2019年01月30日 |  〇映画・映画音楽

■고령화 가족 「ブーメランファミリー」 2013年 〇〇〇--
(576)



2013年、110万を超える観客を動員した家族ドラマ。

母親と2人で実家に暮らす刑務所帰りの長男。そこに
生活苦から実家に
戻った三流映画監督の次男が加わり、さらに妹まで高校生の娘を連れ
実家に戻って来た。

この5人の家族が織りなすドタバタ劇を通じて、強い家族愛を描いた
コメディータッチのヒューマンドラマだ。


△この動画は「바지사장」を英語で「straw owner」(見せかけのオーナー)と訳していた

ところで、この映画では、韓国語の「바지사장」(直訳=ズボン社長)の
持つ、深い意味を知ることができた。

長男が、拉致された姪っ子を
闇の風俗店から救い出すため、旧知の
暴力組織が経営する闇カジノの「名義上の社長」を引き受ける。

その時、彼が語ったセリフを通じて、学ぶことができたのだ。


△長男が刑務所行きを覚悟の上、「名義人社長」を引き受けた闇カジノ(映画より)

つまり、闇カジノが警察に摘発された場合、
本当の経営者の代わりに
逮捕され、法的な責任をかぶり刑を務める「トカゲのしっぽ」のような
名義人社長のことを俗に「바지사장」というのだ。

韓国語の原語には、いつでも脱ぎ捨てることのできるズボンのような
立場の社長という意味が込められているのだろうか?

いずれにしろ、この「바지사장」。

長い間、そういう言葉があるのは知っていたが、よく意味がわからない
まま、放っておいた言葉だった。




(終わり)



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