福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画よりも深い闇

2024年07月19日 |  〇映画・映画音楽
정직한 사람들 「正直な人々」 〇〇〇〇-
(2084)



2024年に公開された、社会風刺の効いたインディーズ系のブラック・
コメディ。

主人公は、スーパーのアルバイトで生計を立てながら、自慢の想像力と
文章力で就活者の自己紹介文を代筆し小銭を稼いでいる若い女性。この
映画は、主人公と主人公に代筆を依頼した数人の就活者たちの嘘まみれの
生活を描いている。そして、最終的に、主人公自身が、「正直さ」を売りに
した嘘だらけの自己紹介文を決め手に晴れて就職を勝ち取り、映画は終了。

何とも殺伐とした内容の物語だった。


△バイト先のスーパーのバックヤードで嘘(自己紹介文)を紡ぎ出す主人公

ひるがえってブログ主は、つい最近(7月)、嘘で嘘を塗り固めたような
詐欺師的な人物が日本を代表する大都市の首長選挙で「白昼堂々」、三選を
果たすという、それこそ嘘のような現実を目の当たりにした。まさに、
日本の現実は韓国映画よりも奇なり、である。ブログ主は、自分の暮らす
日本という国の闇の深さを、まざまざと見せつけられる思いがした。
(これは、あくまでブログ主による日本社会観察と思考による個人的な
見解。)

韓国社会の一面の現実を内省的に風刺した映画に触発され、たまには余計な
ことを書いてみたくなったブログ主である。


(終わり)

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