福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

在米韓人会長選挙

2009年03月31日 |   〇韓国系米国人

現在、アメリカのニューヨーク市では、同市の韓国系市民団体
(「韓人会」)が、会長選挙の真っ最中なのだという。

今回の会長選挙は、2012年から始まる大統領選挙や国会議員
選挙(比例代表)での在外国民投票の行方もからみ、相当な
過熱ぶりを見せているとのこと。

それにしても、「韓国人が2人いれば団体ができる」と皮肉った
ニューヨークタイムズのコメントは、人間が集い語り合うことを
好む韓国人気質の一面の真理を突いているのかもしれない。

関連報道を翻訳練習してみた。

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■[횡설수설/박성원] 뉴욕 한인회장 선거
[東亜日報コラム] ニューヨーク韓人会長選挙
(東亜日報 3月31日)

뉴욕 한인회장 선거에 나선 후보들이 1인당 최소 20만
달러(약 2억7000만 원) 이상 자금을 쓰고 있다고
뉴욕타임스(NYT)가 보도했다. 명예직에 불과한 한인회장
선거에 3명의 후보가 출마해 선거 사무실과 참모를 두고
여론조사, 캠페인 송, 티셔츠, 승용차 부착 전단을 동원한
대규모 유세를 벌이고 있다는 것이다. 한인회장 선거가
얼마나 유난을 떨었으면 미국 유수의 언론이 과열 양상을
보도했을까 싶다.
ニューヨークの「韓人会長」(韓国系市民協会会長)選挙に
出馬した候補たちが、1人当たり少なくとも20万ドル(約2000
万円)以上の選挙資金を使っていると、ニューヨークタイムス紙が
報じた。名誉職に過ぎない会長の選挙に3人の候補が立候補し、
選挙事務所や選挙参謀を置き、世論調査を実施するかと思えば、
候補者を応援するキャンペーンソングやティーシャツ、自動車用の
ステッカーまで登場するなど、大がかりな選挙運動を繰り広げて
いるという
。アメリカ有数の日刊紙がわざわざ紙面を割いて
取り上げるくらいなので、「韓人会長」の選挙運動がよほどの
過熱振りを見せているのだろう。

▷땅 설고 물 선 이역에서 살아가는 교민이 서로 의지할
수 있는 모임을 구성하는 것은 자연스러운 일이다.
교민회가 동포의 친목과 현지 정착을 돕기 위해 할 일도
많을 것이다. 하지만 NYT는 ‘한국인 둘만 모이면 협회를
만든다’고 꼬집었다. 한인 32만여 명이 사는 뉴욕·뉴저지
지역에 교회를 포함해 1000여 개의 각종 모임이 난립하고
있다. 더욱이 지연 학연이 같은 사람끼리 뭉쳐 음해
비방을 하고 ‘술 사주고 밥 사주는’ 혼탁선거가 벌어진다.
민주화 이전 고국의 선거 양태가 그대로 옮겨온 듯한 선거
풍토 때문에 뜻있는 인사들은 외면을 한다. NYT는 20만
달러에 놀라움을 표시했지만 실제 선거는 그 정도론
‘턱도 없다’는 게 경험자들의 증언이다.
故国を遠く離れた異郷の地で暮らす移民たちが、お互いを
支え合う団体を作るのは自然なことだ。韓国系市民協会には、
同胞間の親睦を図り、現地定着をサポートするためにやるべき
ことも多いだろう。しかし、ニューヨークタイムズ紙は、「韓国人が
2人いれば団体ができる」と皮肉っている
32万人の韓国系
市民が暮らすニューヨーク・ニュージャージー地区には、教会を含め
1000を越す韓国系の団体が乱立
している。さらに、地縁や血縁、
同窓会関係でグループを作り、お互いに誹謗中傷を加え、お酒や
食事をふんだんにふるまいながら票を買収するような選挙運動まで
繰り広げられる。民主化以前の故国の選挙風景をそのまま持ち
込んだような移民社会の選挙風土を嫌い、あえてこうした選挙と
距離を置く韓国系市民もいる。ニューヨークタイムズ紙は20万ドルに
驚いているが、実際にはそれよりはるかに多額の資金が必要だと
証言する経験者もいる。

▷2012년 총선부터 240만 명의 해외 영주권자 및 일시
체류자에게 참정권을 부여하는 법안이 국회에서 통과
됐다. 일부 정당이 미국 동포사회에 국회의원 비례대표
3석, 일본에는 2석가량 배정할 것이라는 소문이 나돌면서
한인회 조직의 감투 경쟁이 더 뜨거워졌다. 정부는 지난해
재외동포재단을 통해 해외 한인단체들의 교류증진(24억
원), 숙원사업(66억 원), 권익신장(6억 원) 등에 모두
170억 원을 지원했다. 향후 지원금 규모와 용처를 둘러
싸고 잡음이 커질 가능성이 있다.
2012年の総選挙から、240万人の海外在住永住権者や
一時滞在者に国政への参政権を付与する法律が国会で成立した

「ある政党が、アメリカの韓国系社会に国会議員比例代表3議席、
日本には2議席くらいを割り当てる」などといううわさ話が飛び交う
中、韓国系市民協会のトップ争いはいやが上にも過熱化した。
政府は、昨年、在外同胞財団を通じ、海外の韓国系市民団体の
交流促進(約2億円)、懸案事業(約6億円)、権益擁護(5000
万円)などを目的に合計で15億円ほどの支援を行った。今後、
支援金の規模や用途をめぐり、熾烈な駆け引きが繰り広げられる
可能性がある。

▷재미 한인들 중에는 거주 지역의 하원의원 이름은 모르
면서 국내 정치판은 빠삭하게 꿰고 있는 사람도 많다.
이러다간 한인 집단 거주지마다 정당별로 쪼개져 반목과
갈등이 악화되지 말란 법이 없다. 정부도 교민사회의
정치꾼들보다는 외국에서 성공적으로 정착해 한국의
명예를 빛내는 동포에게 더 관심을 기울여야 할 것이다.
미국 교민사회의 한인회장 선거 과열은 글로벌 시대에
어울리지 않는 퇴행이다.
アメリカの韓国系市民の中には、居住地の下院議員の名前は
知らなくても、韓国の政治情勢には精通しているような人々も多い。
今後、韓国系市民の多く住む地域ごとに支持政党別の団体ができ、
お互いの対立関係が激化し韓国系社会に深い亀裂を生むおそれも
ある。韓国政府は、韓国系市民社会の「政治ブローカー」たちよりも、
外国にしっかり定着することに成功し、韓国の国家イメージを高めて
いるような同胞にこそ、もっと目を向けなければならない。韓国系
アメリカ人社会の「韓人会長」選挙の過熱ぶりは、グローバル時代に
逆行するものだと言える。

(終わり)


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