△富士山8合目の診療所(画像は、読売テレビニュース<2022年8月25日>より)
先日、テレビを見ていて、富士山の登山ルートにも様々な形で多言語に
よる案内・注意表示がなされていることを知った。
△落石注意の標識(グーグルマップのストリートビューより。以下同様。)
テレビを見ながら、ふと、疑問に思ったのが、飛行物体を除き、日本で
最高地点にある多言語表示(ハングルを含む)がどこにあるのか、という
問題だ。
△頂上浅間大社奥宮の標識と4言語によるルート案内
そこで、今回、夏休みの自由研究に取り組む小学生になったつもりで、その
問題を探ってみることにした。
△上記画像を拡大
研究方法には、安易ではあるが、身近に利用できるインターネットの
ストリートビュー(グーグル地図)を使わせてもらうことにした。
△赤囲みが日射塔の4言語表示。左に旧・富士山測候所、右に剣ヶ峰の山頂石碑。
日本で2番目に高い北岳(山梨県)でも標高は3193mしかないので、観察は
富士山の4つの登山ルートの8合目より高いルートに絞って行った。
△旧・富士山測候所日射塔に貼られた日本最高度の4言語表示(2013年7月撮影)
結果、ブログ主は、富士山最高峰の剣ヶ峯にある多言語表示こそが日本で
一番高い地点にある多言語表示である、という一つの結論にたどりついた。
△奥に写った旧測候所庁舎の構造物にも多言語の表示板が
ただし、少しばかり厄介なのは、ストリートビューでは、同地点において
同様の多言語表示が最低2枚、確認できることである。
△純粋に高度だけ見れば、旧測候所庁舎の1枚の方が高い位置にあるが・・
1枚は、表示板としてほとんど意味をなしていないように見えるので、この
2枚の内、どちらを日本最高度の多言語表示と見るかについては、判断に
悩むところだ。
庁舎の1枚も、一般の入山が禁止された積雪時には意味を持つのかもしれ
ないが、ブログ主が判断するには、さらなる見聞が必要だ。
△2023年8月撮影の画像でも確認できる多言語表示
とりあえず、表示板としての効力や意味を無視するとすれば、旧測候所
庁舎に貼られた1枚こそ、日本最高度の多言語表示ということになるの
だろうが・・。
△ブログ主が認めた日本最高度の多言語表示(2023年8月撮影)
今回のところは、誰の目にも明確な目的の元、登山者の目に付く場所に
貼られた方の1枚を、最高度の多言語表示としておきたい。
△2018年5月撮影(「富士山測候所を活用する会」オフィシャルブログより)
なお、書き加えるまでもないことだが、ここに記した結論は、あくまで
ブログ主のネット観察を元にした、一つの仮説に過ぎないものである。
(終わり)