SOMPO WEリーグ第3節、セレッソ大阪ヤンマーレディースはアウェイで大宮と対戦、矢形選手のハットトリックの活躍で4-0で勝利しました。
立ち上がりは大宮がセカンドボールを次々に回収して、セレッソは守備に追われていました。前半終了時に3-0でリードしているなんて夢にも思わない試合展開でした。その流れを変えたのは42分のセットプレーでした。脇阪選手のFKを白垣選手がニアであわせてファーに流し込んで先制。44分には大宮DFのゴール前のフィードが脇阪選手に渡り、脇阪選手が左サイドの百濃選手に斜めのミドルパスをつけます。この試合、百濃選手は突破を何度も試みますが大宮の右サイドバックの選手に止められていました。しかし、このシーンはドリブルで突破して、左サイドからクロスを入れることに成功します。このクロスを矢形選手が見事な動き出しで大宮のDFの前でヘッドであわせて2-0とします。45分+3分にはCKからの流れで脇阪選手が右サイドからクロスを入れると、ゴール前で矢形選手が見事にヘッドであわせて3-0とします。この3点目は大きかったです。
昨シーズン前半で3-0とリードしながら、3-3のドローに終わった試合があったためか、セレッソはまずは失点しないように慎重に入ります。そして63分に百濃選手が右サイドでボールを受けて、ポケットに走りこんできた脇阪選手にパス、脇阪選手のクロスを矢形選手がヘッドであわせて4-0とします。矢形選手のハットトリックとなる4点目で勝利をほぼ手中にすることができました。その後は大宮のミドルシュート2本がバーに当たる幸運もあり、クリーンシートで試合を終えることができました。
この試合にはU20女子ワールドカップから戻ってきた白垣選手が先発出場しました。ビルドアップもよかったのですが、相手にボールを奪われた瞬間に即奪還するプレーが何度も見られました。前半は大宮の選手に何度か裏を取られましたが、先発出場できるだけのプレーを見せられたのではないかと思います。同じくU20女子ワールドカップで活躍した米田選手も加えて、センターバックは層が厚いことを示せたのではないでしょうか。