讃岐のおっさん !Salud! 

楽天的な内容で、マニアックな面も。

東京うろうろ 4

2015-05-04 00:43:00 | 歴史・美術

今回は、歴史マニア・浮世絵マニア向けです。
「東海道五十三次」の浮世絵で有名な歌川広重が
「名所江戸百景」シリーズも描いています。
「江戸うろうろ」の場所の一部を浮世絵で紹介します。
「名所江戸百景」11枚が該当しましたが、6枚に厳選。


「湯島天神坂上眺望」
湯島天神の女坂から、不忍池・弁天島・清水堂が見えます。


「上野山内月の松」
清水堂から不忍池を見下ろす場所に、円形の松があった。
明治時代にはなくなってたが、現在は似たのを作っている。


「亀戸天神境内」
現在の亀戸天神も、太鼓橋や藤棚は健在ですね。


「両国回向院元柳橋」
相撲の常設小屋が作られ、1919年に国技館ができるまで
ここの回向院で勧進相撲が開かれていました。


おまけで、「広重」ではなく「国郷」の作品を。
「回向院」の桟敷席は3階建てだったのですね。


「深川八幡山開き」
3月中旬から4月中旬まで、山開きと称し庭を開放していたそう。
この一帯が花柳界で、深川芸妓の発祥地だそうです。


「芝愛宕山」
この絵は、愛宕山で正月3日に行われていた「強飯式」の
毘沙門天の使いの姿です。

このように浮世絵と現在の姿を重ね合わせるのも面白いです。
これで、「東京うろうろ」を終わります。

東京うろうろ 3

2015-05-03 09:50:38 | 温泉・旅行

第3回(4月28日)
大手町のホテル → ①水道橋の金刀比羅宮 → ②六義園
→ ③龍光寺 → ④円乗寺 → ⑤虎ノ門の金刀比羅宮
→ ⑥愛宕神社 → うろうろやめて喫茶店へ


①水道橋の金刀比羅宮
金刀比羅宮(こんぴらさん)の正式な東京分社です。
讃岐のおっさんは金刀比羅宮(こんぴらさん)の氏子なので、
いつかは行きたいと思っていたので念願成就しました。


②六義園
お薦めの場所だったので、訪問しました。
第1回の旧岩崎家住宅で、関連施設として紹介されていました。
1938年に岩崎家から東京市に寄付されたそうです。
駒込駅からすぐのところにある広大な大名庭園。


③龍光寺
丸亀藩京極家の歴代藩主の妻子の墓が並んでいます。
なお、藩主の墓は滋賀県の徳源寺にあります。
「金毘羅大権現」が祀られており、縁日が盛んだったそうです。


④円乗寺
八百屋お七の墓がある寺として有名です。
愛する人に会いたい一心で放火したらしい。


⑤虎ノ門の金刀比羅宮
丸亀初代藩主であった京極高和が金刀比羅宮の御分霊を
虎ノ門(江戸城の裏鬼門)に遷座し毎月10日に参拝許可しました。
なお、金刀比羅宮本宮では分社として認めていません。


⑥愛宕神社
丸亀藩家臣の曲垣平九郎が乗馬し、急勾配の石段を駆けあがり
梅を手に取り、徳川家光公に献上しました。
大変褒められ、この石段は「出世の石段」と呼ばれました。

東京うろうろ 2

2015-05-02 00:12:25 | 温泉・旅行

第2回 (4月27日午後)
JR上野駅 → JR亀戸駅 → ①亀戸天神 → JR亀戸駅
→ JR両国駅 → ②回向院 → ③江島杉山神社 → ④芭蕉庵跡
→ ⑤深川不動尊 → ⑥富岡八幡宮 → ⑦洲崎神社 
暑かったので疲れ、ホテルの部屋でビール飲むと寝てしまいました。


①亀戸天神 
お薦めの場所であり、藤まつりの期間中なので訪れました。
「亀戸」は、「かめいど」と呼ぶのを初めて知りました。


②回向院
富岡八幡宮で開かれていた勧進相撲が、回向院で興行されるようになり、
江戸詰めの大名が故郷の若者を集めひいき力士にしました。
また、全国各地の秘仏が開帳され大変な人気だったそうです。


③江島杉山神社(一目弁財天社) 
ここでお参りすると、藤沢市の江島神社に参詣したことになります。
徳川綱吉から拝領した土地に江島弁財天を祀ったのが杉山氏。


④芭蕉庵跡
松尾芭蕉が1680年から3年間住んでいたそうです。
狭いので、近くに芭蕉記念館が建てられています。


⑤深川不動尊
成田市の成田新勝寺の東京別院です。
起こりは、1703年から始まった出開帳から。


⑥富岡八幡宮 
江戸の人からは「深川の八幡さま」と呼ばれ親しまれたそうです。
砂洲を埋め立てた開拓地に、1627年に建立されています。


⑦洲崎神社(洲崎弁財天社) 
深川の海辺にある弁天を祀っている神社です。
この神社の前で営業していたお店が「ざる蕎麦」の始まりとか。

東京うろうろ 1

2015-05-01 12:43:05 | 温泉・旅行

古~い人間の讃岐のおっさんは、4月27日と28日
主に古~い江戸時代の面影探して東京をうろうろしてきました。
画像が多いので4回に分けて報告します。
東京のお薦めの場所教えてくださった方ありがとうございました。
2か所行かせていただきました。

第1回 (4月27日午前)
神田のホテル → ①ニコライ堂 → ②神田明神 → 
③妻恋神社 → ④湯島天神 → ⑤麟祥院 → 
⑥東大赤門 → ⑦旧岩崎家庭園 → ⑧弁天堂 → 
⑨清水観音堂 → ➉西郷銅像 → ⑪旧寛永寺表門
ず~~っと歩き回り、⑨清水観音堂くらいから少し疲れました。


①ニコライ堂 
来日後、半世紀以上にわたって布教に努めたニコライが
1891(明治24)年に創建したビザンチン様式の聖堂です。
現在の建物は関東大震災後に再建されています。


②神田明神(神田神社)
江戸時代初期から江戸城下の総鎮守として信仰を集め、
神田祭は東京を代表するお祭りですね。 


③妻恋神社
「妻恋」は、♪妻を恋うる唄♪とは関係ありません。地名です。
日本武尊が祀られています。
江戸時代の散策ガイドにも記載されており、由緒ある神社です。


④湯島天神(湯島天満宮)
現在では見渡せませんが、不忍池が見える高台にありました。
菅原道真公を祀る学問の神様で多くの学者が訪れたそうです。
♪湯島の白梅♪という歌がありましたね。


⑤麟祥院
臨済宗妙心寺派の寺院で、建立したのは徳川家光の乳母で
江戸城に大奥を作り上げた春日局です。
春日局のお墓がある菩提寺としても有名です。

 
⑥東大赤門 
受験生の憧れである東大(東京大学)の赤門です。
讃岐のおっさんも行きたかったけどその年は受験がなかった。残念。


⑦旧岩崎家住宅
三菱財閥岩崎家邸宅として、1896(明治29)年に建造。
岩崎弥太郎の長男の本邸で、現在の3倍の広さだったそうです。
20棟以上あったそうですが、現在は洋館、和館、撞球室のみ。


⑧弁天堂
不忍池は琵琶湖、弁天島は竹生島をまねて作っています。
弁天堂も聖地として崇められている竹生島の弁天堂をまねてます。

 
⑨清水観音堂
ここから不忍池や弁天島を見下ろして花見を楽しんだそうです。
京都の清水寺の舞台をまねて作ったみたい。


➉西郷銅像
上野といえば、西郷隆盛の銅像ですね。
高村光雲作で、目線は皇居の方角を向いています。


⑪旧寛永寺表門
旧寛永寺は戦争で焼け、表門だけが残されました。
移転していますが、門扉に当時の弾痕が残っています。