ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

女王の教室・零のかなたへ

2005-09-12 10:15:10 | ドラマ・ワイドショー

女王の教室

 

いい加減目覚めなさい」がすっかり板についた真矢先生

すごい展開だけど、全てにおいて間違ったことは一つも言ってない

ただ日本の教育委員会はあの決め付けの物言いが嫌なんだと思う

これは姑達に言われてはっとしたことなんだけど

子供の教育などについて私がはっきりした口調で「こうせよ」と

言ったり、

出来ないことについて理屈ではっきりしかったりすると

目を丸くして

「あなた、何でそんな決め付けたような言い方するの?

あなたの言うことは全部正しいんですか?

よっぽど自分に自信があるのね(何様のつもり)」

と反論してくるのね

(子供を叱っているのにどうして口出ししてくるのかわからないが)

 

多分、姑達にとって大事なしつけというのは

「目立つな。迷惑をかけるな。偏るな」

という事だけで、あとは「世間体」がすべてなんだろうなあーという事

だから倫理観とか思想などについて親であっても特定のものを

植え付け様とする行為は嫌なんだろう・・・・と思うわけ

 

「どうして人を殺してはいけないんですか?」と聞かれて

答えられない大人達は、

理由をきっちり説明した挙句に突っ込まれるのが

恐かったり反論されるのが恐かったりする人たちだし、

また「殺してもいいかもしれない。そういう考え方もあるよね」

と思ってるから

一番恐いのは

「そういう考え方もあるよね」といって逃げることなんだけどね・・

 

教育委員会のおばちゃんの微妙な微笑みの中にはうちの姑達と同じ

いやーな「個人主義」が見えていて気分が悪かったです

「子供に余計な現実を教える必要はない」という考え方も

結局は「子供を無垢にしておきたい」というよりは、

「深く考えさせて大人が理屈で負けるようなことがあっては一大事」

という事なのでは?

でもどうなんだろう・・・

「全てにおいて正しいと言えることは一つもない」

教えるのがいいわけ?あるいは

「全てにおいて正しいか正しくないかは風次第」なの?

という事は「理由なく人を殺すこともいいかもしれない」思想が

どこかにあるという事よね・・・

 

零のかなたへ

あまり期待しないで見たけど、やっぱり「期待はずれ」だったというのが

本音です

前振りとして午前中にメイキングや「特攻記念館」に主役の2人が

訪ねていき、生き残りの方にお話を聞くというシーンもあったけど、

山口さんはともかく、森田の方に「戦争を体験する」という悲壮感が

なかったねがっかり

今時の子達って本気で

「何で戦争なんかに行ったの?」って考えているの?

「何で国の為なんかに戦ったの?」って・・・・・

もう・・ほんっと・・・外国から「歴史認識」を責められてもしょうがないよねーー

情けない

 

このお話の原作は今井雅之の「WINDS OF GOD」なんだけど

原作のよさも引き出せていなかったような気がします

やっぱり主役の2人(特に森田剛)の危機感のなさというか

リアリティのない演技には参ってしまったし、段々当時の人に同化していく

過程もよくわからなかった・・・・

しかも最後はお骨を渡しておわり?

映画では確か生き残った方が、街頭で「反戦漫談」みたいな事を

やるシーンで終っているわよねーー

結局、この2人はタイムスリップして終戦当時の日本に行って

特攻隊の隊員になった事で何を学んだかが描かれていなかったと

言うことだと思います

 

戦後60年目の思想というのは、

「国のために戦うという事は

家族や大事な人を守る為と同意義である」

事を強調したって事ですね。

50年目に流行った

「あんなバカな戦争に加担した国民の責任はどこに?」とか

「戦争に反対した当時の人もいる」みたいなものとは正反対です。

これはこれでまた恐いなーーと思うのですが

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | これは選挙じゃない人気投票です »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ドラマ・ワイドショー」カテゴリの最新記事