那覇店をオープンするべくテナント探しに奔走する毎日。去年沖縄中部に移り住んでから那覇にいくことは滅多に無かったので、どうにも土地勘が働かずに苦労している。地図とにらめっこの毎日である。ここんとこひと月ロクに休みがとれていない。
しかーし！忙中有閑、ちょっとした暇を見つけたときにこそ激しく遊べるのが大人というものだ。浜辺で拾ってきた漁具「ケロヤン」を灰皿に加工してみたり、夜釣りにでかけて月を眺めながら釣り糸を垂れてみたり（昨日は旧暦十五夜の満月。電気ウキが要らなかった）、那覇に住む旧友岡星を襲撃して氏秘蔵の日本酒コレクションを鯨飲したりしてみる。どれもこれもが、いとおかし。
さすらいの職人「マメ」からの秋田土産がオフィスに着いた。昨日は岡星家でマメ土産をごちになっているので、二日連続でキリタンポ鍋になる。
ん、箱の奥のほうには日本酒も入っているな。
ばっちこーーい。望みどおりに死んでやるよ。（笑）
すんごい顔してますが、このミーバイという魚は沖縄で有数の高級魚です。博多あたりでアラと呼んでいるのもこの仲間。
しかし、醜い魚ってのはだいたい美味いもんだよね。北海道のカジカって魚は鍋にすると絶品で、箸の勢いが過ぎてしまうことから別名「鍋壊し」って呼ばれてます。もうほとんどオバケみたいな顔ですな。
茨城のアンコウも言うに及ばずですしね。
みてくれよりも中身だよ。美味しけりゃいいんだよ。
沖縄北部のＭ先生のお家は海まで徒歩3分！魚釣りの絶好ポイントです。
この辺り地元の人は、ヤドカリを林の中から拾ってきて、殻をハンマーで割って釣り餌にします。テトラポッドの上でバッカンバッカン叩き割るのです。お疲れぎみの俺には、その残虐的行為がなんとも愉しかったりして、ああ、なんてひどい癒しだろう。小学生並みだね。
だが、冷凍オキアミなどの市販のえさと違って、ヤドカリを餌にすると食いツキがバツグンなのだ。
沖縄中部の林ではヤドカリはほとんど採取できないので、コブシ大のを数尾お土産に頂いてきた。奴等をもってすれば中部の海で入れ食い必死だな、ふふふ・・などとほくそ笑んでみる。
ところが。
何気なくネットでヤドカリの事を調べてみたところ、大変な事が発覚。
大きい声でいえないんだけど、このヤドカリ、天然記念物だったよ。。
・・・釣りはあきらめ、とりあえず風呂場で放し飼いしています。
シャワーを浴びている時、殻に飛沫がかかると、ハサミを振り回して喜びます。
キャットフードをカリカリ食べます。
洗濯機のホースにぶら下がって遊んでいる事もあります。奴等、いがいと身軽なんです。
もう、餌になんかできません。
