ベトナムのテレビではゴールデンタイムに登場します。
吹き替えはちょっと変ですが。
子供たちにどのキャラクターが好きかたずねると、
意外にも「スネオ」が一番人気だった。
だってかっこいいから、とのこと。
・・・なぜだ。
若き実業家I&S先生のお供でベトナムへ行く。
ドイモイ政策以降の目覚しい発展で、
市内は高層ビルが林立している。
8%以上の経済成長を続けるこの国は、
さながらオリンピック前の東京を思わせる。
ってまだ生まれてなかったけど。
久しぶりのベトナムで密かに気になっていたこと、
それは「路上耳かき」。
うわさには聞いていたが、
朝のジョギングで偶然見つけてしまった。
ギラギラ輝く貿易ビルの狭間で、ひっそりと営業していた。
衛生状態がすこぶる悪く、かなり怪しいのだが・・・
好奇心に負ける。(笑)
ベトナム耳かき師の手技は大雑把。
台湾にはみられない、ヘラのような道具でばりばりと耳の穴を陵辱される。
しかし、次第に自分のなかに眠っていたMな部分が眼を覚まし、
綿ボウシのふわふわで3分間もコショコショし続けられると、
正直、頭がオカシクなってくる。
覚醒してはいるのだが、恍惚となる、というなんだかへんなおクスリを飲んだような気持ちになるのだった。
口はパカーンと開き、なにかしゃべっても語尾がはっきりしなくなる。
一緒に試したS先生は、
「耳管は脳が近い器官であるし、副交感神経支配なので刺激されると深いリラグゼーションを得られますね」
とクールに語っていたが、口もとにはヨダレの跡が残っていた。
一方、屋台料理が食べられないほど潔癖なI先生はひきつりそうな笑顔で遠巻きに我々を眺めているのだった。
「おまえ、春巻きにちゃんとニョクマムかけてるか?」(耳かき師)
「はい~。かけてます~。」(俺)
叔父一家が来沖。
叔父はスイスやカナダのレースにも参戦するランナー。
フルマラソンで4時間を切る秘訣などを伝授してもらったが、どうやら俺には無理らしい。
泡盛を舐めつつ、我が家に保管してあった30年以上前の8mm(フィルム!)を鑑賞。
若き日の叔父と誕生したばかりの娘の映像があり、一同、眼を細める。
その娘は沖縄で母となっている。
というわけで孫と一緒に記念撮影。