帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

三国山と高尾山

2019-11-23 09:57:00 | トレッキング
次女から「一度、山に登ってみたい」と言われた。

この上ない僥倖。

長女から山登りなんてありえない、と常々言われているので、家族の誰かと山に行くことは半ば諦めていた。

こういうことははじめが肝心なので、山選びを慎重に精査し、装備も快適なものを揃え、もちろん重い荷物なんか持たせはしない。そうワタシはシェルパ。

紅葉の盛りに上越国境の三国山に向かった。

トレッキングシューズを買い与えるととても喜んだ。大人とおんなじ、という装備は子供にとって嬉しいものなのだろう


グイグイと歩を進め、高度を稼いでいく。あまり飛ばすなよ、と言っても聞かない。



遠くに赤城の山々が見えた。

「左から黒檜山、駒ケ岳、長七郎山、地蔵岳、全部この夏に登ったんだよ」 (うざい)

三国山頂上からは仙ノ倉山、平標山と続く谷川主脈の美しい峰々が連なっており、その先端には燦然として凄然たる大岸壁の谷川岳がひとしお印象深き勇姿を誇っており、目を奪われた。


頂上で昼飯を食べようとザックを開けたら、おお、なんということだ、弁当がない。

ダイニングテーブルに置き忘れてきたようだ。

とたんに彼女の顔が曇っていく。とほほ。


もう知らない。私帰る。と、山を下り始めてしまいました。

こんなときにあれだけど、登山道の左は群馬県、右は新潟県だからね。


家に帰ったら皆に爆笑されました。

近頃はみねも笑うようになった


また行こうな、とはなかなか言いづらく、しばらくもじもじしていたら、みかねた家人が「週末はみんなで高尾山でも行くか」と哀れみの言葉をかけてくれました。

楽しい6号路は台風19号で崩落しておりましたが、紅葉の高尾山はものすごい人出。半分は外国人観光客でした。
なんでもミシュランで3つ星をとったそうで、レストラン以外でもそういう格付けあったとは知らなんだ。

あれほど登山を嫌がっていた長女が、スニーカーで踊りながら下山をするなどの余裕を見せ、皆を驚かせます。


しめしめ、鉄は熱いうちに、とばかりに長女に登山靴買ってあげようか?と聞いたら、いらないからそのぶんの金をくれ、という暴力的な言葉が返ってきて心がささくれ立ちました。







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