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帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

九条ネギ 始めました

2023-09-09 13:15:00 | 畑仕事

私は蕎麦食いなので、ネギは白いものを好んできたが

うどんを食べるとき、上に散らされているのは青々しい葉ネギでなくては困る

家の者どもは蕎麦よりうどんを好むので、冬になるとバカ高い九条ネギを度々買わされる



家の女どもはこういうのが好きで、蕎麦食いは圧倒的に少数派

ぶっとくて長い太ねぎが一本100円で売られているというのに、お隣ではんなりとしていらっしゃる細っそい九条はんは、1パックで360円もする

だから今年こそは自分で作るぞ、太くて甘くて長い俺の「九条どん」を

苗をメルカリで取り寄せる
こういうマニアックな作物はメルカリがほんとうに便利だ
馬込半白きゅうりもお世話になっております


今回は京都の農家さんの太い九条ネギ

東京の土と気候に馴染むかは、運だめし



カラカラに乾燥した干し苗

一度干して休眠させると、根の張りや育ちが全然違うんだって、農家の知恵ってすごいね

そしてこのネギは「分けつ」といって、一本が二本に、三本、四本とどんどん増えていくらしい

そいつは素晴らしい!

まるで忍者サスケの影分身のようじゃないか!  (わかる人にはわかる)

なので九条どん改め、サスケと呼ぶことにした (勝手) 

n 
そして一度植えたら水は決して与えてはならない、とかどういうプレイか

ただでさえカラカラなのに、この炎天下で断水とか、サスケお前はマゾか

まあ、農家さんがそういうんだからそうするしかない

農家さんの申されること、これすなわち掟なのだから


で、それから1週間たった台風一過の畑でいったいどうなっていたかというと



ぐおおおおお サスケたちすごい

もう分けつしている者もいる

もっと大きく育ったら「サスケ、お前を斬る!」とか言いながらハサミで伐採して、酢味噌に和えたり、煮えたぎる鍋に油揚げとともにぶち込んでやったりするからな

それでもサスケは強い忍者なので切り口から何度でも伸びてくるんだって

おサイフが助かって経済ねー (主夫目線)

頑張れ、サスケたちよ!










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馬込半白きゅうりの種を採る

2023-07-10 14:58:00 | 畑仕事
梅雨だってのにあまり雨が降らなくて日照時間が長くなったせいか、きゅうりがバカスカとれる

毎日ぽりぽり食べているけど、馬込半白きゅうりは全く飽きない

歯応えが良いので中華炒めやスープにもよく合う

来年のために種を残しておかねばな

ヘチマ大になったやつを家の廊下で追熟していたところ

8日目に爆発しました



北斗神拳で秘孔を突かれた悪党のように内部からタワバッ

昔は駅のホームでこんな感じに酔い潰れたおっさんがいたもんですが、近頃は見かけませんね

どこへ行ったのかしら



中を開くと種がびっしり、やったぜ


指でこそげてボウルの水をかき回す

浮いてきた未熟な種やゼリーを分離します


キッチンペーパーの上で乾燥

来年度も畑は借りてあるので、こいつらにはまた活躍してもらいます

大半は馬込半白きゅうりに興味を持った畑仲間たちに頒布します

そうして伝統野菜栽培の輪を広げたいと思います

大地から受けた恩恵のペイフォワードです

とか綺麗事を言ってみましたが、実はお返しのトマトやとうもろこしが目当てだったりします


きゅうりの次の伝統野菜は三寸人参、九条ねぎにチャレンジ!












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畑仕事 メロンの人工授粉 馬込半白きゅうり肥大化

2023-06-24 11:02:00 | 畑仕事
朝から暑いですな

早起きして畑へ



もさもさして先がみえないです

午前中にメロンの受粉をせねばならない

きゅうりみたいに受粉せずとも勝手に実ってくれればよいのだけれど。。

以下備忘



・親つるは葉っぱ5枚担ったら摘心
・子つるは葉っぱ15枚で摘心
・孫つるに実をつけて葉っぱ2枚残してまた摘心
・一本だけ孫つるは放任しておき樹勢を保つ
・下にわらを敷いて保護
・実は子つる一本につき3個に制限する

何という難易度の高さ。。めんどくせぇ。。

でもやるんだよ!


雌花に雄花をちょんちょんと
午前6時から9時までの間に人工授粉しないと花粉が腐ってしまうのです

こりゃメロンの値段が高いわけだ 腰が痛くなる


手のかかる子のメロンをよそに、一方の馬込半白きゅうりはわんぱくに育っている


放任していても次々と実る
今晩もカッパ割が楽しみ

でもちょっと目を離すと


黄色いヘチマみたいになってしまう

きゅうりを漢字で書くと黄瓜(中国語でも黄瓜)

胡というのは中国西方民族のいるあたり

シルクロードを渡ってきた瓜なので胡瓜とも書くそうです

なので平安時代に大陸から渡ってきた胡瓜もこんなんだったのでしょう

ロマンですなぁ

肥大化したやつは沖縄料理のナーベラ味噌炒めにしようと思ったが、来年の夏に黄瓜のカッパ割が飲めなくなることを考えたらゾッとしたので、採種用に放置することにした(理由)







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馬込半白きゅうり初収穫

2023-06-16 16:36:00 | 畑仕事
朝ドラらんまん、植物好きにはたまらないテーマだ

でも今のところラブがメインなのでシュンとしてます

昨日は帝大植物学教室の仲間が

きゅうりあげようか?

牧野富太郎が植物雑誌を作ったのは明治20年

その頃にこんなつるんとしたきゅうりがあるか!

昔のきゅうりはトゲがあって、白い粉をふいてるものです

昭和の時代に品種改良したブルームレスきゅうりを出されても鼻白らむじゃないか
(めんどくさい視聴者)

明治のきゅうりといえば、そう! 


馬込半白きゅうり、初収穫できました

それではさっそく実食です



うむ、ちゃんと種がある

それは昔のきゅうりの特徴のひとつ

何もつけずに一口齧ると、バリンボリンとものすごい歯応えです

次に青くさいグリーンジャイアントが腕組みをしながらやってくる(わかる人にはわかる)

それらは今のシュッとしたきゅうりからすると、何か野蛮な感じさえします



マヨネーズもいいけれど、南蛮味噌との相性が抜群でした

神楽南蛮のまろやかな辛味の後、大葉ときゅうりの青臭さが爽やかで



麦焼酎に馬込半白きゅうりと鷹の爪を入れたカッパ割りも作ってみる


琉球ガラスの中でカッパと金魚が仲良く泳いでる

金魚の仲裁によって、きゅうりの青臭さが爽やかさへと昇華され、麦焼酎とガッチリ握手

よしざる2023年夏の公式カクテル、ここに決定!












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馬込半白きゅうり栽培 暴風雨

2023-06-03 10:12:00 | 畑仕事
すげえ雨でしたな

バケツをひっくり返す雨と暴風

台風の日はガンバの大冒険のエンディングテーマを口ずさむといいぞ

さかまくー なみとひらめくーそらがーガンバのなかまを うちのめすー

もうこれまでだ、という感じになって酒が進みます

先ほど畑の様子を見に行ってきました



ぐおおおお 池になっとる

風で葉っぱがちぎれ、イチゴは水没していた とほほ

が、しかし!



半次郎がついに! 結実していた!

明治のきゅうり馬込半白が令和に実った

前にも書いたけど馬込半白は、きゅうり本来の味がして一度食べるとやみつきになるそうです

うちの近所に住んでいた河原梅太郎という人が、明治時代に大井節成きゅうりと瓜をかけ合わせて傑作を作出した

その栽培方法は全国各地に広まり、遠く九州の農家も勉強にきたとか

でも病気に弱く、日持ちが悪いので栽培する人は次第にいなくなり、昭和の頃に途絶えてしまった

今育てている苗の種は九州の好事家から分けてもらったものです

河原梅二郎の作った半白きゅうり(半次郎)の火は絶やすまいぞ






雨風のなか、ぐんぐん育ち、花もたくさん咲いた

江戸東京野菜は病気に弱いけど、自然災害には打たれ強いのかもしれないな

こないだ折れた茎もセロテープで巻いたらちゃんとくっついていた


世の中にはたくさんの植物愛好家がいますが

朝ドラ らんまんの牧野富太郎は植物を集めるタイプですね

俺は植物を育て、復活させるのが好きなタイプです (比べる相手)





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