帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

観光CM

2010-02-27 00:09:00 | ノンジャンル
成田空港やリムジンバスでよく見かける例の看板。

「ようこそ!JAPAN」



デザイン、秀逸。いいね。
いいんだけど、成田空港やバスに大事な予算を使っちゃあもったいないですよ。

日本に来させようって広告を、すでに来ちゃってる人たちに打っても無駄って話です。

深夜のテレビで見かけるマレーシアやシンガポール観光局のCMはどれも素敵じゃないですか。
お金と暇があれば今すぐとんで行きたくなります。

だから日本の観光コピーも「ようこそ!」を「はよこな!」とか「ウタマロ!」とかに変えてそのぶんの予算を海外のCMに打ち、外貨をじゃんじゃん稼ぐべきなんですよ。

ん~、たとえばインド観光局。
「Incredible India」。
これを観てると無性に旅に出たくなりますねぇ。

デフレな今こそ、沖縄県もこういうのをやるべきだと思うのです。



</object">">


この程度でよければ、岡星とともに数日で作ってみせましょう!(豪語)



コメント (1)

煮干しだろう?

2010-02-18 00:02:00 | 食い物

今日の○日新聞の記事には、水産加工物販売にたずさわったことのあるよしざるもプチ切れた。

賞味期限の切れた煮干しを販売したとして、京都府漁連がたたかれている。

府漁連は「食べても問題はない」としている。
 「京都府漁連のあじ煮干」(80グラム)。昨年11月に製造し、賞味期限は販売前日の2月10日だった。11日午前から他の丹後産の水産物と一緒に売り、同午後1時ごろ、客の指摘で分かった。
 府漁連の上林喜寛参事は記者会見で「出荷時に賞味期限の確認を怠った。おわび申し上げます」と謝罪した。



ええええええ。煮干しの賞味期限ってたったの3か月なの?

うちに限っていえば、干物は年単位でもOKですよ。
だって保存食でしょ。

期限のたったの翌日なのに、しかもプロが「問題ない」といってるのに、問題にしてしまう○日新聞のほうが長い目でみれば問題だと思うなぁ。。

何度も言うけど、腐ったものを食べて腹痛起こすのは本人がマヌケなんじゃないのか。
最悪食中毒で死ぬ人って、ここ十年で平均7人くらいですよ。たったの7人。
それもフグ中毒を含めて。

ジワジワと真綿で首を絞められているような感じがするのは俺だけでしょうか。
おかしな報道で日本人の「生きる力」がだんだん失われていくような気がするのです。

それとも賞味期限という縛りで物を捨てさせて、消費を煽る画策をするダークなマターが存在するのでしょうかね。

チーズなんかはむしろ賞味期限切れのほうが美味しいでんですが。。

コメント (5)

地図で旅する

2010-02-14 10:38:00 | ノンジャンル
地理、好きですか。

俺はナショジオファンなのでもちろん大好きですが、近頃の学生には不人気だそうですね。
大学の入試で選択できない学校も増えてきているらしいです。
カーナビ全盛なので地図なんか読めなくっても困らないですし、いや、携帯機能の充実によってカーナビさえも廃れてきてますので今後は不要な学問になってしまうのでしょうか。

そういうご時勢なので、高校生の約半分は宮崎県がどこにあるかわからないらしいです。

残念です。

面白いのにな~、地図。

盟友の岡星が、かつて「地図が解ってくると風景がみえてくる」という名言を吐きました。
等高線や地図記号がわかると、行ったこともない場所でも大凡の光景が想像できるというのです。
ですから、地図さえあれば布団のなかでも旅ができるわけです。



では、ちょっと旅に出かけてみましょうか。


たとえば東京都八王子市上柚木にグーグルマップで。


大きな地図で見る


なにこれ。

ちっともおもしろくね。





やっぱ地図はこれでないと。





             国土地理院地図記号 「桑畑」

うおおお。学校のまわりが桑畑だ。
ってことは、このあたりにはまだ養蚕農家が残ってるんだなぁ・・。
崖の下は広葉樹林で、お、竹林に囲まれた畑がある。
北東にある果樹園はなんだろう。
このあたりは多摩川の近くだから国分寺崖線・・・
とすると、ああ、これはたぶん梨だ。 梨畑だ!

なんて感じですが、暗いですかね。
暗い旅だよなぁ・・。

あと、瞬時にお布団に戻れるのは地図旅行のいいところですが、
むしょうにバイクに乗りたくなるのがちよと困るのよ。

コメント (2)

資格

2010-02-14 09:41:00 | ノンジャンル
まあこういう時代ですから、なんか資格でもとって備えておくのもいいね。


よしざるは、ある社団法人の資格が気になってます。

1級~10級まであるのに、資格保持者が全国でたったの30名くらいしかいないの。

でも免許保持者の写真一覧を見ると、お友達になりたい人ばかりなの。


ちょっと気になるこの資格

コメント

日本男児をみつけた

2010-02-12 23:04:00 | すごいひと

バンクーバー冬季五輪が開幕しました。

フィギュアも美しいけれど、野郎にとっては大回転やスピードスケートやリュージュが見どころです。命を賭した競技にゾクゾクします。

大回転といえば1956年に日本初の銀メダリストになった猪谷千春が、現在あのAIU保険の名誉会長をしているという事はあまり知られていません。

なんでもその昔、AIUの社長が若き猪谷のスキーの才能に目をつけて「お前は日本にいては育たない。金をだすからアメリカに来い」と米国に留学させたのがきっかけだったとか。

ここんところ世間はスノボの国母選手の服装がだらしないとか、「日本男児は紳士たれ」だのと、ちっちゃくて気持ちの悪いことでかまびすしいですが、戦後間もない頃にホイホイと異人さんについていっちゃった猪谷千春こそが破格なスケールの日本男児ですよね。
そもそも日本人は武士とか竜馬のような野心家だったことはあれど、紳士になったことなど一度もないってんですよ。
ゼントルメ~ンはあちらの文化ですから。

で、気になって調べてたらね、千春の父親の猪谷六合雄(いがや くにお)のことを知っちゃったんですよ。

父親がこれまた千春の数万倍すごい日本男児らしいんです。

この人知ってました?  俺は全く知りませんでした。

なのでアマゾンで伝記の古本をとりよせて読んでみました。
カスタマーレビューもないような絶版でしたが・・・




すげぇ!
全編これ、くっは~!の連続です。
日本男児っていうより、この人は最強の生物だ。

なにしろ戦前、戦中、戦後とやりたい放題の人生。

ちょっとだけダイジェストしてみると、

・山の旅館でひっそりと暮らしていたが中学を中退して陸軍も除隊
・旅館は手作りながら完成度が高く、志賀直哉に惚れこまれて山小屋をオーダーされる
・突然樺太へ移住し、スキーで全島走破
・でも気が変わってジャワ島に移住。生活用具は手作り
・またまた気が変わって、スキーをやるために国後島へ移住。
・奥さんにスキーを教えるためにゲレンデを手作り
・奥さん、日本初の女性ジャンパーになる
・ついでにスキー学校も作ってしまえ
・息子の千春が銀メダル

もうね、この人ったら除隊しているとはいえ、日本軍がアッツ島で玉砕している最中に、北海道に自分でゲレンデを作ってスキー三昧やってんですから。
浮世ばなれしてるんでげスよ。
まるで浮浪の旦那みたいじゃないですか。

六合雄曰く「貧乏を恐れない」し「金のために労働はしない」ので「いきたいところへ行き、やりたいことができる」と。

生活に必要な道具(靴下でさえ)も、家も、趣味のスキーも全部自分で作れる男って・・そりゃ最強です!

これからの日本男児は六合雄を目指さねば。
さすればデフレもインフレも、何それ?ってな感じかな。

で、このひとは70歳こえてから初めて自動車免許を取り、ワーゲンのバンをキャンピングカーに改造して日本全国を放浪するんです。
途中で大事故を起こして腸に穴があいたりもしますが全然へっちゃらで、
95歳に大往生するまで、ずーっと旅にして旅を栖としてんですよ。

この本で俺は理想的な人生のおくりかたというものの一例を見ました。
若者は生きる力をつけて、たとえ無職だろうが粛々と生活していけばよろしいんです。
どうしてもダメなひとは生活補助に頼る。
そして今後増えるであろう、自分の資産で生活できる勝ち組の老人たちは生活補助の原資となる年金を放棄して旅に出なされ。(そんときゃぜひ沖縄へ)
そして見聞きしたことをもって後進を育てなされ。

著者の高田弘が六合雄のひととなりについてヘルマン・ヘッセの「クヌルプ」を引用しています。

一生放浪しつづけたクヌルプが雪山で孤独に死ぬ間際に神と対話し、何の役にも立てなく遊び呆けていた人生を懺悔しますが、神はいいました。
「それでいいのだ。家庭に安住している人々に、自由な生活に対する憧れをかきたてる役割をお前に与えたのだから」と。

六合雄は、人生の金メダリストです。


                 猪谷六合雄 1958年

コメント