帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

ノブさんがきた

2014-08-27 09:59:00 | つれづれ
新ゲームがリリースされた模様。

信長が現代の銃を持ってインカムつけて・・・






妄想は、叶いました。  ノブさん、ぱねっす!






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カモテス諸島にて その4

2014-08-25 13:16:00 | 戦跡巡り
婆が造ったココナツワインもどきの味を一言でいえば、


 




そして、うがいをしても臭いが消えないという新手の恐怖を味わいました。

アジア各地で鍛えぬいてきた我々の鼻腔口腔を一蹴する、想定外の味とはいったいどのような類のものかを拙い筆でお伝えしきれないのは残念ですが、とにかく筆舌に尽くし難き混乱だったといっておきましょう。

孔明の罠は、我々を混乱のるつぼに陥れたわけで御座います。

俺にはもう財宝探しをする元気は残っておりません。

町の人に経緯を話したところ、本物のココナツワインはとっても爽やかな飲み物だし、15Pだなんてそんな値段で買えるものではないよ、たぶん婆さんに出来の悪いやつを掴まされたんだよ、とケラケラ笑われました。

さすがは孔明、婆を使って我々から無事にお宝を守りぬきました。 


ほぼフルボトルのままの残りは速攻で捨てたかったんだけど、食べ物や飲み物を捨てる時の、ちくりとした心の痛みが不愉快なので、ココナツワインもどきの恐ろしい液体がいつの日か立派な椰子の実洗剤へ化学的に変化してくれるよう祈りつつ、こっそりとホテルの部屋の片隅に放置して我々はチェックアウトをしました。

夜、町に戻り、効きすぎるクーラーの風に震えながら、島のひとたちがお祭りの宴で、こんがりと焼かれた豚を分かち合い、月明かりの下で、若い男女が甘く爽やかなヤシのお酒を酌み交わしている、そんな光景を想像しつつ俺は丸くなって寝たのでした。




現場からは以上です。












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カモテス諸島にて その3

2014-08-24 12:28:00 | 戦跡巡り

財宝探しは一時中断、婆から15Pで買ったココナツワインをいそいそとホテルに持ち帰り、早速SA氏と試飲会開催。



白濁しつつプツプツと微発泡している様は、俺の酒「はるよし」を彷彿とさせます。





               くんくん・・・ ん?
                  うへっ
              臭いを我慢してグビリ・・

                


                (・・・・)




  ゲボーー!!



腐敗しているのでしょうか、それとも一服盛られたのでしょうか。
これはワインではありません、のんだら死ぬで!的な何かです。

やばい結果はうすうす感じていたものの、ここまでの酷さはまったくの想定外で、そこにはハッピーやラッキーましてやデリシャスなどは一片の欠片もありません。
20年前に飲んだときは美味しかったのに、どうしたことでしょう。
味のなかに何か光るものがないか再度探してみる勇気はもはやなく、カップを縦横にかざしながら眺めるのが精一杯。

いったいどのような味かといいますと・・・

それはたとえれば

・夕べの味噌汁に、刻んだたくあんと納豆をぶちこんで日向へ1時間放置
・生まれて一度も風呂に入っていない野良犬を捕らえ、蒸し器でふかした
・イカの塩辛を食べてしまった老猫の口臭

で、それらの全てを乗っけ盛りにして出来上がったのは、茶髪鼻ピアスの若者どもがすき家で注文するような、馬鹿なやつほどあたまの大盛り、紅しょうが過剰の牛丼で、かあちゃんせっかくテイクアウトしてきたのにちゃぶ台の上で丸一日ほったらかし、食べても大丈夫かな、とちょっと臭いをかいでみたところ、発酵と腐敗がMajiでKoiする5秒前?とでも申しましょうか、あぁもう何を言いたいのかちょっと自分でもわからくなってきた。

という感じで、俺は猛烈に混乱していたのです。


つづく








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カモテス諸島にて その2

2014-08-23 11:38:00 | 戦跡巡り
豚焼き集会所を後にし、いくつかの峠を越えたところで突然のスコールに見舞われました。




        道路に植えられたバナナの葉は公共財



しばらく木陰で雨宿りをしていたけれど、いつまでたっても降り止まないのでカフェをさがして一服することにします。



         いぬのふぐりの花言葉は「信頼」と「高貴」




南方のカフェで飲みたいものといえば、なんといってもシベットコーヒーです。

シベットコーヒーは幻のコーヒーと呼ばれ、その末端価格は70グラムで7,000円と、まさにコーヒー界のシャブのような存在なんで、ぜひ一度は喫してみたかったのだけれど残念ながらこのカフェには置いておらず、仕方無いからコーラーなんかをずるずるとストローで啜りながら犬フグリをぼんやり眺めていたらいつの間にか雨はあがっていた。


再び走りだしていよいよポロ島へ上陸、というところで婆さんに行く手を阻まれます。

              島のボスキャラ登場


ペットボトルをぶら下げた怪しい婆ぁは「これはワタシの造るお酒、椰子の木から。もちろんデーリシャス。飲めば約束します、あなたのハッピー。だからあなたは出しなさい、15p(40円)。」と一昔前の翻訳ソフトみたいな英語を喋りながらじりじりと距離を縮めてきます。

ココナツワインの流し売りのようですが騙されてはいけません。
これはきっと孔明の罠です。

しかしよしざるは、なによりもハッピーとデリシャスが大好きです。
それにリスクを避けてばかりいたら旅は味気なくてつまらんし、ましてや特派員などとても務まりませんから、ものの試しとばかりにここはひとつ15pを払って積極的にだまされてみることにしたのです。



つづく






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カモテス諸島にて  その1

2014-08-22 11:20:00 | 戦跡巡り
69回目の終戦記念日あたり、よしざるは太平洋戦争の激戦地、カモテス諸島におったので例によってバイクを借り、戦跡めぐりにでかけてみた。



          バイクと水牛は島の重要な足


山下財宝がこの島の何処かに埋蔵されているという話を誰かから聞いたので、まずは聞き取り調査のために村の集会所へ行くことにしました。






年に一度のお祭りがとりおこなわれるとのことで、村人たちがいそいそと宴の準備をしておった。




           豚を転がすのは男たちの重要な仕事



お祭りにレチョン(豚の丸焼き)がないと暴動が起きる、というくらい絶賛料理ゆえ、ちょっと興味半分で値段を聞いてみると、一頭あたり2,000P(5,000円)で売りますよ、などと微妙に面白いことをいうものだから、衝動的にええい、買っちまえ!なモードに入ったのだけれど、この先ずっと豚と俺がバイクの2ケツで島をめぐることの難儀さを想像し、豚とタンデム中に事故なんかして一生笑われるはめになったらどうしよう、とか考えたら衝動が少し萎えてきた。

でも実際に焼かれた豚一匹なんかを手に入れたら嬉しくて仕方ないとおもう。
なんせ人生初の豚の丸焼き独占ですから。
たぶん俺は原始人にのように、DNAレベルで笑いころげまくり、そんで、カっカっカっカっ!と黄門様のように叫びながらジャングルを駆け下りて家路を急ぐことでしょう。
そんな俺をみて地元民は思うかもしれません。

「気の触れた日本人がきた」

そういうシチュエーションは嫌いではないけどなんだか癪だし、ましてや飢えと乾きに斃れていった英霊たちのことをおもうと、ここは豚の出番ではないことは明白なので今回ばかりは残念ながらあきらめることにします。

ま、それより、豚より、なんといっても肝心なのは財宝です。
村の男に尋ねてみると、隣のポロ島には日本の兵隊がたくさんいたから、お宝はたぶんあっちだろうとのことでした。

隣の島といっても橋でつながっているからバイクで移動できます。

一ミリたりとも信頼することの出来ない情報だけれども、とりあえず行ってみましょう。
 


つづく









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