帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

タイ料理つくる プラートゥー

2013-10-18 02:35:00 | タイ王国



タイを代表する大衆魚、プラートゥ。 日本でいうところの鯵の干物みたいな魚。
どこで食べてもなぜかみんな首がカクンと折れている。
食味はたいへんによろしくて、なおかつ安いのでワタクシはしばしば食べます。 



暑い国なので、保存のためにとれたてを蒸籠に入れて蒸し煮にするそうです。
蒸籠のサイズにあわせるため首を折るらしいのだけれど、もう少し大きいセイロを使うという選択肢はなかったのだろうか。

鯵のようだが、ゼイゴがない。
どちらかというとサバの仲間みたいなので、調べてみるとじつはこの魚、沖縄の海にうじゃうじゃといる「グルクマー」だった。(グルクンとはまた別な魚)

さっそく那覇港の埠頭でサビキを落とし、釣って、喰ってみよう。



鍋のサイズに合わせて首を折り、海水で5分ほど煮る。

鍋を大きくするという選択肢はなかったのだろうか。




煮あがったら、少し天日で干します。
そのあとは焼いても、揚げても、とてもおいしいプラートゥ。

よしざるはFood Travelというクッキングサイトでタイの家庭料理を学んでいます。

かわいいおねえさんが料理をやさしく教えてくれるのですが、やはりここでも言葉の壁が立ちはだかっているのでした。

塩と胡椒の違いさえわからないのです。




でも、食べることが大好きだったら無問題。 ごちそうさんです!







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独り飯

2013-07-31 12:24:00 | タイ王国

こんにちは、よしざるだよ。
今ね~、違法ハウスで脱法ハーブを吸ってるよ。

            




・・嘘です。

バンコク在住の仕事の相棒が日本に一時帰国しているので、入れ替わりにタイ入りしています。

相変わらず屋台のおかずを持ち帰り、独り飯です。

さみしい?

いやいや、普段はガキがいるので、どうしても辛い物などの刺激物が制限されるのだが、独り飯はその点、自由!  ひゃっほう! 
(そのかわり腹を下すのも自己責任だ) 


今夜の豪華ディナーは


        磯カニの塩辛入りパパイアサラダ 25B(80円)

代表的なタイ料理、ソムタム。
外国人の俺が屋台のおばちゃんに、蟹(プラー)を入れてくれ、と頼むとたいてい「マジで?」という顔をされる。
しかし、プラーが入ると入らないでは味の深みが全く違うので、危険を承知で入れてしまう。



 

・プラートゥーというアジだかサバだかよくわからないお魚。
・白モツにしては細い、寄生虫のような串焼き。
・焼き豚
しめて60バーツ(180円)

魚は、ほのかにくさやのような発酵臭がするが、塩が効いていて噛みしめるごとにじわじわとうま味が染み出てきた。
これはたぶんお茶漬けにしてもいけるんじゃないかと思う。

白いモツは、結局全部が一本につながっていて、これはもしかすると本当に虫かもしれないけど確認するのはやめておこう。
中にジャリジャリと砂をかんでいて、形状が岩イソメのようでとても不快。
たぶんもう二度と食べないだろうから、そっとしておこう。

焼き豚! これはもう最高。 ビール党にはたまらない逸品。
ちゃんと炭火で焼いている正統的な焼き豚だ。
「昔の日本のラーメンにはこういうのが入っていたんだよなぁ」と近頃の煮豚に慣れてしまった俺の胃袋が、森本レオのようにしみじみと懐かしんでいる。



で、酒。 屋台とくれば、地元の焼酎。





青いラベルのはメチルアルコールの香りがして、最初に飲んだ時には
「医療用?」
とか思ったが、黄色とピンクのは麹の甘味が効いていて、なんだか泡盛のように慣れ親しんだ味わいだ。

って、タイ米使った焼酎なんだから、泡盛の大先輩じゃないか!


というわけで酒を入れても300円くらいなので自炊するより安いから、この一週間は毎日が屋台飯で、独り飯というわけlなのです。

(でもそろそろ刺身が食べたいなぁ・・・)









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レンタルバイク

2013-06-28 15:17:00 | タイ王国

バンコク名物、オレンジ色のベストを着たバイクタクシー。
夕方の環八みたいな猛烈な渋滞を、するするとすり抜けてくれて3kmで20バーツ(60円)くらい。
地元の人もお買いものなんかにちょくちょく使っています。




こいつをちょっとレンタルしてタイ南部を走り回ったことがあります。
このバイクは115㏄という微妙な排気量なんだけど、120キロくらいは軽く出ます。
国際免許持たなくても、1日600円くらいでパスポーで借りられます。

捕まっても、まぁ、1000円くらいの罰金でしょうか。
とめられたことないから知らないけど。

あとね、ちょっと耳より情報。

タイの自賠責保険の死亡最高額は30万円くらいなんだって。
だから、事故の相手の怪我がひどいと、余計にお金がかかるから2度轢きして殺しちゃうのが近頃のトレンドなんだって!

心温まるお話ですねぇ。

では、これから日本に帰ります。











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テラピア

2013-06-27 16:19:00 | タイ王国

よしざるは例によってタイで辛いスープを飲みながら、唇を真っ赤に腫らせているらしい。

バンコクの屋台で、たまに見かける焼き魚を食してみた。
タイ在住の仕事仲間も「ひとりで食うには勇気がいる」と怖気づく代物だ。


        お腹にはレモングラスが詰められているし、赤貝は閉じたまま

よくよく見ると、テラピアじゃないですか。
沖縄の国場川にもうじゃうじゃいる熱帯魚です。

この魚、じつは日本の皇室とゆかりがあるんです。

1960年代、タイ王国の食糧事情が難しいと知った魚類学者でもある皇太子明仁親王(今上天皇)は、タイ国王にティラピアを50尾贈り、「ティラピアの養殖」を提案。タイ政府はそれを受け、現在、タイでは広くティラピアが食されている。このエピソードにちなみ、タイでは華僑により「仁魚」という漢字がつけられ、タイ語でもプラー・ニン(ปลานิล)と呼ばれている。


これこそが真のODAじゃないですか!
鳩はなにやってんだ。

水産会社に勤務していたころ、テラピアを「イズミダイ」という名前にして寿司ネタ用に売りだしたこともあったっけ。
なんでも鯛の仲間にしちゃうのは日本人の悪い癖ですね。

あっさりとした白身の、たいへんおいしい魚ですからタイに来たらぜひ今上天皇の50尾の末裔たちにチャレンジしてくださいね。














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ものすごい空芯菜

2013-04-15 18:10:00 | タイ王国



沖縄に空芯菜の季節がやってまいりました。

こちらでは「ウンチェバー」とか「エンサイ」とかよばれていて、スーパーでも非常にポピュラーな野菜です。
価格も1把どっさりで150円くらいなので、内地のお土産にしたいところですが、防疫上の理由で県外持ち出しは禁止されています。

沖縄での調理法は内地と変わりませんが、ときどきジューシー(雑炊)の具になったりもします。

炒めたときの食感がしゃきしゃきして、もうビールが止まらないからよしざるの夏の定番料理なのですが、先日、今まで経験したことのない、ものすごい空芯菜炒めをタイのバンコクで食しましたので報告いたします。

通常の炒め方とはまったく違う絶品の空芯菜は、なんと葉っぱの部分を捨てて、茎の部分だけを食べるのです。
確かに、茎と葉っぱは食感が違うし、葉がヌルヌルして嫌だという人もありますので、これはある意味で究極の空芯菜炒めといえましょう。
食してみまするとしゃきしゃき感の嵐が口中を暴れまくるのです。






         空芯菜炒めというより、もはや空芯ソバ・・・



場所は、バンコク中心部アソークのスクンビットソイ20です。



         アソーク駅から徒歩10分くらい


店の名前はジェーゴー(ゴーおばさんの意)といいます。

それにしてもゴーおばさんは、とんでもない調理法を思いついたものです。
身近にある食材も、ほんのちょっと工夫(茎を縦にせんぎりするだけのこと)をするとこんなにも変身してしまうものなのかと、料理の奥深さというものに戦慄するとともに、たったの200円でこういう究極の空芯菜が食べられるというバンコクに住む友人の環境がなんとも羨ましいことよ。

よし、今夜はゴーおばさんのやり方で作ってみよう。

葉っぱの部分は・・・小学校のウサギにでもあげるか。






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