帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

しぶそば

2016-10-27 12:07:00 | ノンジャンル
広島の仕事が片付いたので、一旦東京へ戻った。
娘(5歳)と久しぶりに飯でも食いに行くか。


「何が食べたいか」
「そば、立食いの」
「普通の蕎麦屋でなくていいのか」
「問題ない、冷やしタヌキだ」
「テーブル、たぶん背が届かないぞ」
「問題ない、何度も母と行っている」
「何度もか」
「何度もだ」


というわけで、彼女のお気に入りという、蒲田駅構内のしぶそばへ連れていってもらった。
茹でたての麺、揚げたての天ぷらは市井の蕎麦屋を凌駕し、5歳の子供をトリコじかけにするほどの高レベル。


たしかに問題はなかった


かつて立食いの蕎麦屋を立ち上げようとした時期もあったが、ほんとやらなくて良かったと思う。
とても敵わない。






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芸術の秋

2016-10-14 11:00:00 | ノンジャンル
芸術の秋だからして、上野の森にいったらば、抜けるような青空のもとで藝大の在校生・卒業生が作品の即売会をやっておった。



卒業しても職がなくてキビシイといっておった。

普通の大学生でもなかなか仕事にありつけないのだから、仕方がないだろう、それが芸の道というものだ。

なんだかよくわからない模様が描かれているTシャツが売られておって、しばし腕組みをして眺めていたら製作者のねえちゃんがニコニコして、「何に見えますか?」と聞いてきた。

クジラの尻尾・・いや・・金魚かな。と申し上げると、

ありがとうございます! と礼を言われた。

答えは「貴婦人のコルセット」だっだが、作品を見て、いろいろな想像をしてくれるのが、作者とって一番うれしいことなのだそうだ。

うむ、「これ何の絵ですか?」とまっさきに聞くのは野暮なことなので、これからは気をつけようぞ。


国立博物館で心を洗って、さて、広島に戻るとするか。








・・・せ、精緻であれば良いというものではないっ!
断じて無いっ! (震え声)









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屋根塗装と真ゴジラ

2016-10-12 15:44:00 | ノンジャンル
久々に帰省。

20年以上やってない屋根の塗装が気にかかっておって。
業者に見積りをとったら100万円ほどかかるというので、束の間の休みの間で旧友ヤマホーさんの手を借りてDIYでいくことにしました。

えっちらおっちらとはしごを登ると赤い屋根の向こうに武蔵小杉のビル群がみえました。





あれー、ウチの屋根っていつ赤く塗ったんだっけ?

と思ってよくよく見ると。




メッキが赤錆どもに蹂躙され、あと少しで陥落するところだったのでした。

ヤバかった。




近頃はサビの上から直接塗れる塗料というものが売られており、ケレン作業(研磨)が軽くてすみました。

軽いといっても作業は丸2日かかったし、温水器の撤去にいたっては
「まじ死ぬかと思った」。(ヤマホー氏談)

100万浮いたので気が大きくなって、ガツンと呑みにでも行きますか、ということに。



若い頃、足繁く通った二子新地へ。
手前の中華屋は日本一の焼きそば、奥の酒場では日本一のもつ焼きが食せます。


おぉ、久しぶり。沖縄からか?  奴(岡星)は?

いえ、今日は広島からなんです。

広島~?  

じゃあ、牡蠣喰ってけ、いいの入ってるから。


・・・どうしてそうなるのかなぁ。。
 

まあいいか、じゃあ牡蠣フライ。あと串焼きをみつくろってください。


などとあれこれと食い散らかし、ショウチュウをガブガブ呑んで、締めは日本一の焼きそばへ

 20年前は豚のマメ(腎臓)が入っていて、ツンとする軽い臭みが食欲をかきたてたものだが、今は使われていないそうだ。
これも時代の流れなのだろうか。



翌日は親父と大森へ映画に行きました。

よしざるが幼少期を過ごした街で、かつてよく観に行ったゴジラ映画を選択。

話題のシン・ゴジラです。

映画の初めの官僚達の丁々発止のやりとりが妙にリアルで引き込まれましたが、10分ほどで親父は寝てしまいました。


いよいよゴジラが姿を現したとき、その思わぬ姿に劇場内大爆笑。


    は、鱧?



庵野め、またやりやがったか・・・

と、とても不安になりましたが、ゴジラまさかの呑川遡上。蒲田崩壊。多摩川大作戦。丸子橋ぺちゃんこ。

と大田区民にとってはたまらない内容で、高層ビルぶった切りの壊滅をみて安堵。
ってゴジラ観てホッとしてどうする。 戦慄しました、ですよね。はい。


もうみんなめちゃくちゃになってしまえ! みたいな映画で快感を覚えてしまいましたが、大丈夫なんでしょうか、俺。



それにしてもシン・ゴジラはハリウッドのゴジラとは違ってオリジナル感が溢れる、かつて無いスケールの、これこそが真・ゴジラというべき大作でしたことよ。



さて、映画も終わり、熟睡中の親父を起こし、40年前に暮らした街を二人で散策しました。

京浜工業地帯の薄暗い繁華街は美麗なオフィスビル群に変わっていましたが、ちょっと路地に入ると、小料理屋が店先で銀杏などを干しております。

いよいよ秋の始まりです。


街場の蕎麦屋で新蕎麦を楽しみ、一杯呑んで家路につきました。





    大森海岸 布恒更科







       ほんとに鱧かと思ったんですよ
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