久々に帰省。
20年以上やってない屋根の塗装が気にかかっておって。
業者に見積りをとったら100万円ほどかかるというので、束の間の休みの間で旧友ヤマホーさんの手を借りてDIYでいくことにしました。
えっちらおっちらとはしごを登ると赤い屋根の向こうに武蔵小杉のビル群がみえました。
あれー、ウチの屋根っていつ赤く塗ったんだっけ?
と思ってよくよく見ると。
メッキが赤錆どもに蹂躙され、あと少しで陥落するところだったのでした。
ヤバかった。
近頃はサビの上から直接塗れる塗料というものが売られており、ケレン作業(研磨)が軽くてすみました。
軽いといっても作業は丸2日かかったし、温水器の撤去にいたっては
「まじ死ぬかと思った」。(ヤマホー氏談)
100万浮いたので気が大きくなって、ガツンと呑みにでも行きますか、ということに。
若い頃、足繁く通った二子新地へ。
手前の中華屋は日本一の焼きそば、奥の酒場では日本一のもつ焼きが食せます。
おぉ、久しぶり。沖縄からか? 奴(岡星)は?
いえ、今日は広島からなんです。
広島~?
じゃあ、牡蠣喰ってけ、いいの入ってるから。
・・・どうしてそうなるのかなぁ。。
まあいいか、じゃあ牡蠣フライ。あと串焼きをみつくろってください。
などとあれこれと食い散らかし、ショウチュウをガブガブ呑んで、締めは日本一の焼きそばへ
20年前は豚のマメ(腎臓)が入っていて、ツンとする軽い臭みが食欲をかきたてたものだが、今は使われていないそうだ。
これも時代の流れなのだろうか。
翌日は親父と大森へ映画に行きました。
よしざるが幼少期を過ごした街で、かつてよく観に行ったゴジラ映画を選択。
話題のシン・ゴジラです。
映画の初めの官僚達の丁々発止のやりとりが妙にリアルで引き込まれましたが、10分ほどで親父は寝てしまいました。
いよいよゴジラが姿を現したとき、その思わぬ姿に劇場内大爆笑。
は、鱧?
庵野め、またやりやがったか・・・
と、とても不安になりましたが、ゴジラまさかの呑川遡上。蒲田崩壊。多摩川大作戦。丸子橋ぺちゃんこ。
と大田区民にとってはたまらない内容で、高層ビルぶった切りの壊滅をみて安堵。
ってゴジラ観てホッとしてどうする。 戦慄しました、ですよね。はい。
もうみんなめちゃくちゃになってしまえ! みたいな映画で快感を覚えてしまいましたが、大丈夫なんでしょうか、俺。
それにしてもシン・ゴジラはハリウッドのゴジラとは違ってオリジナル感が溢れる、かつて無いスケールの、これこそが真・ゴジラというべき大作でしたことよ。
さて、映画も終わり、熟睡中の親父を起こし、40年前に暮らした街を二人で散策しました。
京浜工業地帯の薄暗い繁華街は美麗なオフィスビル群に変わっていましたが、ちょっと路地に入ると、小料理屋が店先で銀杏などを干しております。
いよいよ秋の始まりです。
街場の蕎麦屋で新蕎麦を楽しみ、一杯呑んで家路につきました。
大森海岸 布恒更科
ほんとに鱧かと思ったんですよ