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帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

おじさんぽ

2009-10-02 18:01:00 | 海外特派員

腹の痛みもようやく癒えた。
でも反動でおもいっきり食欲がわいてしかたがない。
毎食、どんぶり飯を2杯たいらげているのに、食べてもたべてもお腹がすくのはなぜだ。
こないだ黒いTシャツを着ているときにふと鏡を見たら、収監前のホリエモンがいた。
腹が、鱈のようにふくらんでいる。

これってもしかして、寄生虫?
こないだのタイ散歩では昆虫やら豚の血やら怪しいものばかりたべていたからしかたないかなぁ。。

いや、仕方ないわけがない。ないけど散歩の途中で買い食いするのはたまらなく楽しくてやめられなかったのだよ。

数週間前、酒豪M氏とバンコクをプラプラと散歩していたときのこと。
例によってぶらり途中下車の旅にでも行ってみようということになり、タイ国営鉄道の駅へ向かいました。
次の列車までのあいだ、なにげなく入った駅前の定食屋で、頼んでもいないのに勝手にでてきたのが豚の血スープと豚足ライスだったのです。
ほれ喰えこのやろうってかんじで、ドンって出てきた。
まぁ、メニューがこの二つだけだったからしかたない。

           なんか得体のしれない臓物とか入ってる

           てびちライスは沖縄でもウケそう

豚の血はぷりぷりして美味かったです。こんにゃくとグミの中間みたいなかんじで、こってりしたテビチライスによくあいますね。

とりあえず、ムアンサムットソンクラーンという舌がひんまがりそうな名前の終着駅までの切符を買い、ディーゼルの各駅列車に乗り込む。
沖縄縦断くらいの距離で120円とは安いもんだ。
車内は老夫婦と子供くらいしか乗っていない。
便所の前のくさい座席に陣取り、出発進行。
メコンウイスキーをむりやり飲んで車内にたちこめる小便臭をごまかそうとするが、気温もアルコールも40度以上なのでかえって目にしみることになる。

        ウイスキーといっても焼酎をカラメルで着色しただけのシロモノ

ねっとりとした風を浴びながら車窓をながめていると、突然隣の老婦人が窓から手を伸ばして線路ぎわの草にハイタッチをしはじめた。

バシッ、バシッ、バシッ・・まったく子供みたいな老人だな。

だがよく見るとどうも何かの実を摘んでいるようなのだ。
M氏と俺が呆然としながらご婦人を見ていたら、「何だ?」ってな表情で睨まれた。
慌てて目をそらし、そそくさとウイスキーを注ぎあっていると、婦人が採った実を一握り差し出してくれた。
うらやみの視線と勘違いされたのだろうか。

 わあ~い、おつまみだー。子供とか言ってすみませーん。


           ・・・う、ゲロ渋。たばかったな、くそばばあ

渋すぎる実を婦人に気づかれぬようぽとりぽとりと車窓から打ち捨てているうちに終点駅へ到着。
ホームが露天商で埋め尽くされている。
駅というより、こりゃ市場だ。
生魚や乾物が並ぶ築地魚市場に列車がむりやりつっこんだ感じ。

           ホームでエビが買えます


そんなこんなで、おじさんふたりは名も知らぬ駅で、訳もわからぬままナンプラーやら干物やらを購入し、2時間ばかり河に群れるナマズをぼーっと眺めつつ、だらだらと無駄な一日を過ごしたのでした。
中年男ふたりがうつろな目でナマズを眺めている図というのも、かなりまぬけですが。
地元民にいわせるとナマズは「サーモンみたいでまずいよ」とのことです。
「タイでは鮭の評価は低い」というのが今回の旅の収穫です。


          露天で食べたらホントに脂臭くて不味かった

         生は危険なので干しエビを買いました

なにもナマズを眺めるためにタイに行ったわけではないので、ちゃんとお寺で修行もしてまいりました。
タイ式マッサージの総本山のお寺で、ひたすら皆様の平和と健康を祈り続けておりましたよ。

  ギャル系は煩悩が増すので修行の邪魔!入山禁止!(だけどちょっと好き)

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チョコ

2009-02-21 11:40:53 | 海外特派員

韓国土産のチョコレートをいただきました。
のりチョコ。
海苔とカカオの風味が、なんともいえず・・というか、なにもいえない味です。

これまでチョコレートはいろんなものをコーティングしてきましたが、米、麦、コーンフレークなどの穀物はともかく、とうとう水産物まできてるとは驚きです。
調べてみると、かわったチョコが世の中にはあるのものですね。



なんでもありの世界は、わりと好きです。
チョコ石鹸、チョコレート鍋なんかはすでにありそうですし、チョコレート風呂なんてのがあったらちょっと入ってみるかもしれません。
トローンと身も心もとろけそうな感じがしますもの。



 

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台湾いろいろ

2008-11-22 14:12:18 | 海外特派員

台湾へ。スタッフたちと本場の足ツボマッサージ(痛い!)やエステのお勉強。
空いた時間はガイドの案内でお茶の淹れ方の修行など。現地ツアーは必ず何か買わされるのだが、これをかわすのが修行の一環なのである。


とはいうものの、俺はうまくかわせずにウーロン茶を3袋購入。

夜はみんなでエビ釣り大会を催す。
台湾ではテナガエビの釣り堀がけっこう流行っているのだ。24時間営業の店もある。
手のひら位の大きさのピチピチしたエビを路上で焼いて食べ、台湾ビールをガブガブと胃に流し込む。どちらも甲乙つけがたい美味さだ。
    
   




翌日は本部町に住むM氏と鈍行列車でぶらり途中下車の旅に出ることになった。
鈍行列車とくれば、ウイスキーの小瓶が必要なので(必要なのか?)台北駅前のコンビニで鹿印ウイスキーを購入。
男ふたりではあるが、車窓にひろがる田舎の風景を眺めながらウイスキーをチビリとやる・・・。

なかなか乙ではないか。

だがしかし、バッカスの神はわれわれに微笑んではくれなかった。
電車は丸の内線みたいに満員で、あろうことか1時間以上もひたすら「地下」を走っているのだ。
田舎の風景や対面座席はどこにも、ない。


男ふたり、うなだれつつじっと耐える。

地下鉄で酒を飲むようになったら、人としておしまいである。(帰路、ペットボトルの水に酒を混ぜて呑んだから俺もM氏もおしまい)



ようやく外に出たとおもったら、こんどは雨だ。
しかたなく名も知らぬ駅のホームで鹿印ウイスキーをしみじみあおる。

「このウイスキー、ホワイトホースに似てますね」

「馬印と鹿印だねぇ・・・」


        ・・・小1時間後・・・

昼酒の悪酔いで、もうどうなってもいいや!と二人とも変なテンションになり、雨のなか中年男たちは山のなかへ。「かぶとむし」を採って喜ぶ。

まるであれだ、阿呆だ。


貴重な時間を無駄にしたようでもあるが、たまには馬鹿になるのもいい。

沖縄に帰ってくると、職場に写真が届いた。
エビ釣り大会のブービーに、強制的に変身写真館で撮影をさせたのだ。
罰ゲームのはずだったのだが、普段はひじょうにおとなしいスタッフNが高級クラブのホステスに化けていて一同驚く。
もともと長身で素材がいい子なのだが、「こないだまで10代」の娘がたったの2時間でこうも艶やかな女性に変身できるのか、とびっくりしたものよ。


だがこれでは罰ゲームにならない。
よって晒すことにする。





マッサージの仕事で前腕の筋肉が発達しているところにも注目されたい。(笑)





(追)男スタッフのほうはこんなんだった。
ぎゃははは!お願いだから野良猫みたいな眼でこっちをみないでくれ。


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ブタの日

2008-05-18 15:33:31 | 海外特派員

インドネシア名物料理のバビグリン。
豚の丸焼きです。



皮がパリっとして、皮下脂肪も肉もとてもジューシーで食べ飽きない味。滞在中は毎日たべてました。



パラパラのライスと、血のソーセージと、なんだかわからない臓物がいっしょくたに盛られてだいたい150円くらいかな。

豚をよく食べる沖縄にもあればいいのに、って思ってたら。



ちゃぁんと家の近所にありました。

本土みやげに!・・・って、喜ばれるのかな?

それよりどうやって運ぼうか。

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太郎こと

2007-11-29 17:00:09 | 海外特派員

久しぶりに香港へ行ってみた。
沖縄から2時間ばかり。東京より近いかも。


中国では「沖縄島」とよばれていたのか。
そのうちに「返せ」とかいうんじゃないだろうな、と到着そうそう余計な心配をしてみる。

上海蟹もアワビの粥も美味かったが、
今回のナンバーワンは臓物ライスであった。
この一品によしざる的香港ミシュラン3つ星を与えたい。
飯の上に牛や豚の臓物がごちゃごちゃとぶちまけられている。アキレス腱やハチノスも見える。
食べ進むうちに肉と飯の間からシャキシャキとした青梗菜が顔を出す。

健康にもよさそうだ。

ほのかに八重山そばにふりかける胡椒、ピパーチの香りがして、沖縄は東南アジアとつながっているのだなぁと改めて確認。
特筆すべきは肉の歯応えだ。
しっかり煮込まれつつもシコシコとしていて、それぞれ個性のある味や香りが楽しめる。
日本では肉をとろとろになるまで煮込んでしまい、それを売りにしている店も多いが、肉の持つ本来の旨味を味わう為には「硬い」と「軟らかい」の間にあるぎりぎりの線を見極めなくてはならぬ。肉の扱いを知らねばならぬ。


って大衆食堂の脂まみれのテーブルで海原雄山でもあるまい。

臓物をつまみにビールと紹興酒をがぶがぶ呑んでいると、枯れた身体に急激なスタミナが入ってきたせいか、天井がぐるんぐるんまわりだした。

酔いを醒まそうと、街をぶらつきながらチープな土産物を物色するも、不思議な日本語にノックアウト。



セケス&太郎にがつんとやられてホテルで寝込む。
日本人観光客を狙うのであれば、もうすこし日語のお勉強をしてほしい。

いやいや、わざとやっているのかもしれない。
職場と家庭の話題づくりにこういった小ネタはちょうどいいもんな。

よくないか。






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