キャンティへ行く前に、ちょっと寄り道だ


1ユーロが174円の円安でも、4千円台で泊まれる貴重なホテル、チェンノ

一階に味わいのある店があるが、お目当てのレストランがあるから今夜はここでは食べない

イタリアの2ndフロアーは3階だ

階段の踊り場で、先代の主人が憐れみの眼差しでこちらを見ていた


もう、こうなったら飲むっきゃねぇ!

こんなド田舎に、車を飛ばしてまで食べに来る価値のあるレストラン

数十年変わらぬ風情ある佇まい

でた、お決まりの英語無しのメニュウだよ



バローロの赤をゴビゴビと飲んだら

「残り火」は熟成が進んだ超絶美味い肉

「偉大なる原則」は伝統的な製法のサラミとプロシュートだった

女主人は英語は全く通じないけど、


フィレンツェから南下すること6時間、人口6000人のスッビアーノ村に到着

1ユーロが174円の円安でも、4千円台で泊まれる貴重なホテル、チェンノ

一階に味わいのある店があるが、お目当てのレストランがあるから今夜はここでは食べない
チェックイン、部屋は2ndフロアーに案内される

イタリアの2ndフロアーは3階だ
エレベーター無し、ワイン満載のトランクを運ぶ
ヒイヒイ

階段の踊り場で、先代の主人が憐れみの眼差しでこちらを見ていた
すんません、お世話になります

えええええーーーー (宮川大輔)
まさかのエアコン無し、トイレシャワー共同
気温38℃だよ?
虚無の扇風機が首を振る

もう、こうなったら飲むっきゃねぇ!
お目当てのレストラン、Camere

こんなド田舎に、車を飛ばしてまで食べに来る価値のあるレストラン
ミシュラン常連の店がひっそりとあるのだ
日本のガイドブックには載っていないけど、ここにはぜったいに来てみたかったんだ

数十年変わらぬ風情ある佇まい

でた、お決まりの英語無しのメニュウだよ
ここまで来て皿の選択を失敗するわけにはいかない
かといって、考えずに感じる怪鳥音はミシュラン店では使えない
ようやくこれを使う時がきたようだ
Googleレンズで翻訳だ!

え〜と
すみません、「煮た肉は冬に続きました」をひとつと「残り火」を

あと、「偉大な原則」と自家製パスタをください
ワインはハウスワインで一本

バローロの赤をゴビゴビと飲んだら
もうわたしどうなってもいい、という気持ちになった
というか、煮るなり焼くなりどうにでもしやがれ、って感じだな

「残り火」は熟成が進んだ超絶美味い肉
火の通し方が絶妙で、いつまでも噛んでいたい肉

「偉大なる原則」は伝統的な製法のサラミとプロシュートだった
ああ、ワインが止まらない

女主人は英語は全く通じないけど、
さあ、どんどんお食べ、うちのパスタは世界一よ、といった (に違いない)
本当にどれもこれもが美味しくて、カリオストロの城のルパンみたいに、がっついて食べていたら
ティラミスがサービスで出てきた
紅の豚は「あばよ、また来るぜ」と言って満足して夜の町に消えていった

宿に帰り、窓を開けて寝たら、蚊に十数箇所刺されて本当に豚の顔になった