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帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

イタリア 旅メモ3 イタリアの地ビール

2025-08-04 17:26:00 | イタリア

今日は朝からあちこちの市場で、今回の旅の仕入れ業務を行いながら、移動していく

わしらは東洋の商人じゃ

あたふたと商談しているときに限って、がんがんと売れていくメルカリマジック

なぜか海外に出ると売れるんだよ

メルカリは登録できる携帯端末が1台だけなので、発送先のQRコードをスクショして、日本に転送する

ahamoにしておいてよかった

SIMカードを入れ替えることなく、日本の番号で使い放題

テザリングもできるからiPadのグーグルマップをカーナビ代わりに使える

 

 

日本との時差7時間

深夜に発送する家人の悲鳴が遠くから聞こえてくるけど、すんません、お土産買っていくから許しておくれ

 

 

遠くアルプスを眺めながら、アウトストラーダを淡々と走っていく

まだ時差ぼけが続いている

そんな時はパーキングに寄って、エスプレッソで目を醒ます

 

 

ぷしゅーーー! きついワンショット、たまらん 

 

 

夜8時、ガヴィの街に到着 夏のイタリアは10時半まで明るいです

 

昨年も泊まったキャッスルホテル

 

 

じゃんけんに負けて、今夜も野戦ベッドか とほほ

 

腹が減ったので、ホテルスタッフお勧めの、いつもの看板のないレストランへ

 

 

ダンジョン感あふれる店内は、地元民でいっぱいだ

 

 

ガヴィは白ワインがとびきり美味しい所なので、地ワインを開けようかな

でも、、、昨夜は贅沢してしまったからなぁ、ちっとは自省せねば

 

「すんません、なんかビールとかありませんか」

 

ほらよっ、っと出されたビアリスト

なんだ、地ビールがちゃんとあるじゃないか

 

・・・・えっ!!

 

なにこれ、1リットル0.75€って! 127円で飲めるの?!

 

 

同行者「こ、これは一面に小麦畑が広がりますね」

「そうよ、あんたたちガヴィをなめんじゃないわよ」

 

くえーー、なにこれめちゃくちゃうまい

 

なんか、ロットが手書きのしっかりとした手造りクラフトビールですね

これはとてつもない収穫でした

 

 

べつに肉の塊とかじゃなくても、こういうのでいいんです

ハムとチーズとパスタ、それとグラスのハウスワインを一杯

 

今夜は一人2,000円で天国に行けました

 

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イタリア 旅メモ2 ミラノで肉とワイン

2025-08-03 14:47:32 | イタリア

マルペンサ空港でレンタカー 見たことのない車だ

DRモーターというイタリアと中国の合弁新興自動車メーカー、恐ろしい組み合わせに不安しか覚えない

 

 

取り扱い説明書はイタリア語と中国語だし、、、まるでわからん

 

あちこちが傷だらけなので店員に確認するも「ああ、こんなの傷のうちに入りませんよ、ダイジョブいってらっしゃ~い」

いい加減な態度に、そうだ、ここはイタリアなんだ、と再認識させられた

 

夜10時を過ぎているので、空港近くのエアホテルを目指す

真っ暗な道を30分走り、到着

 

質素すぎる部屋だけど、円安のダメージをうけて一泊1部屋15,000円、ゲロゲーロ

いろいろと節制せねば

腹が減ったので街に繰り出すも、どこも休業中

イタリアのレストランは月曜日は全休業日なのだ

 

ようやく見つけたピッツァリア、日本でいうところの定食屋

 

 

カウンター横になんとルーチェ⁉ よく見たらセカンドのルチェンテだ

テヌータ・ルーチェ ルーチェ 2021 750ML|Your Cellar(ユアセラー)ワイン通販

それはカリフォルニアのオパスワンと、イタリアで700年続くワイナリーが共同で作り上げた、奇跡のワインだ

同行者の誕生日だしな、まあいいでしょう!

などと旅の高揚感と疲労と時差ぼけで「節制心」がころりとテーブルからころげ落ちる

ルーチェはまだ飲んだことがないけれど、セカンドのルチェンテでもしっかりとしたボディーとベリーのフルーティー感があり、

ああ、これだからスーパータスカンは恐ろしい

ワインっていうとフランスのイメージがあるけど、イタリアのほうが生産量が多いんですよね

消費量はルクセンブルクが世界一で一人当たり年間55リットル!なんだって

ちなみに日本は3リットル 

 

 

「すいません、なにかおすすめの肉をください」

 

 

ほれ東洋人よ、これがうちの肉だ 店員のどや顔に肉に対するプライドを感じます

ワインも肉も30€ 約5,200円

安っ、、、いのか? 

疲れているのでなんだかよくわからなくなってきている、この調子で新宿に飲みに行ったら非常に危ないパターンです

 

Tボーンの骨が立つスタイルは新鮮だ

このような何のへんてつもない市井の定食屋でも、由緒正しいワインとしっかりと熟成された肉が出てくる

同行者が誕生日のケーキのろうそくみたいに吹いてから、二人でむしゃむしゃと貪り食べた

 

 

朝、付近を散歩 

空港の近くってどこも同じだ 成田もこんな感じの農村だよ

 

 

 

 

前回、ipadを車のシートの下に忘れてしまったことを思い出し、何か落ちていないか探ってみたら

おもちゃのワニがいた

 

高速道路と市街地は主に同行者が運転

 

景色の良い丘陵地などは俺が担当

 

 

これからじじい2人はイタリアを2000キロ走ります 

ワニくんとともに

 

また報告します

 

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イタリア 旅メモ1 上海乗り継ぎ

2025-08-02 15:53:00 | イタリア

しばらくほったらかしのブログ、10月に閉鎖なんですってね

引っ越し面倒だな、、、

でも20年以上だらだら駄書いてきた日記なので、どこかで続けなきゃな

「若き日に旅をせずば、老いての日に何をか語る」と誰かが言ったけど

自分の脚で歩けなくなった時のお楽しみは、旅日記と、こち亀と、あとは酒くらいしかないもんな

 

というわけで、再び行ってきましたイタリア (どういう訳)

 

 

のっけから搭乗時間を1時間、間違えていた 同行者、走れ

二人の名前が空港内アナウンスされて、ああ旅のこの先が思いやられる

 

 

上海23時間のトランジットなので、リニアモーターカー400キロですっ飛んで街へ繰り出す

久しぶりの中国タクシーは現金が使えなくなった不便もあるが、アプリで呼び出すとものすごいスピードでやってくる

 

 

久々の小籠包のうまい店、南翔饅頭店

 

 

20年前に来たときは、酔っ払いが丼で紹興酒を飲んでいるような店だったのだけれど、今では注文もアプリで、キャッシュオンデリバリー

ちぇっ、つまんないの~

 

 

 

「東洋のウォール街」とよばれていた西洋建築群が建ち並ぶバンドこと外灘(ワイタン)エリアは人民でごった返しのフェス状態

歩き疲れて「ラーメンでも食って寝るか」

 

 

タイミングよく豚骨ラーメン屋を発見するも、、、

 

 

フグとラーメンの組み合わせを食べる気力はすでに無かった。でもきっと後で後悔する、っていうかこれ書いててもうしてる

なんで、そんな一生語れるようなネタを見逃すかな。。 特派員失格だ

 

夜、ホテルで爆睡

 

朝、寝坊。そして同行者のリニアの券がない

あと2時間でミラノ便出ちゃいますよ

 

 

10分後、、、ありました! そうです、その表情で正解です

 リニアモーターカーは時速430キロ、東京ー木更津くらいの距離を7分間で結びます

上海浦東空港、ギリギリセーフだ ヤバかった

 

さあ、出発だ 前回と同じロシア上空を飛べる貴重な中国東方航空

最短距離で移動できます ドバイ経由15時間とかは年齢的にきついのよ

 

 

機内サービスで同行者にサプライズ バースデー搭乗、本人も忘れていた

うわ、50過ぎのおっさんにハート型のメッセージカードかよ

バースデーカードなのに名前を間違えて、しかもそれをぐしゃぐしゃって訂正しているところが中国的で大笑い

これほど心のこもっていないカードは初めてだ

同行者 「見なければよかった」

 

 

「よしざるさん、半分もらってくださいよ~」

「嫌だね」

 

 

長いフライト恐怖症の私に欠かせないのは、ネックピローとノイズキャンセリング、ネットフリックス入りのipadmini

あと、通路側の席。いつでもトイレに行ける安心感、これほんと大事

しかし、ダウンロードしてきたイカゲームが全部シーズン1という大失態

とほほ、これが老化か


ANKERのイヤホンはノイキャン性能が著しく向上していて素晴らしい

イヤホンを外すと自動的に動画が停止し、装着すると再開するからトイレ行くときに便利

あと、センサーにチョンと触って外部音取り込みモードにすると、会話が補聴器並みにクリアになるので、これまた便利

近頃は耳が遠くなってしまい、会話が聞き取れないことが、ままあるんです

昨年のフライトでの機内食で、肉か魚かを聞かれていると思って

「肉で」

と答えたら、はあ?ってなった

サンドイッチかヌードルの選択だったのだ ああ恥ずかしい

そんなだから、高性能のイヤホン(補聴器)が1万円くらいで買えたことは、ささやかながら幸せなのです

 

5度寝くらいしている間にミラノ到着

 

屋根が赤いと、はるばるやってきた感が膨らみます

 

 

すっかり弱くなった日本円。っていうかさ、sell143 buy191っていったいどういうヤクザな商売だろうね

 


つづきます

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ひとり遣欧使節が行く 9 旅メモ ローマ

2024-07-28 14:14:00 | イタリア
今回の旅の最終目的地、ローマに到着

あっという間のひと月弱だったが、濃厚な日々の連続だった


2千年前にこれ作ったんか
ふえ〜 ため息しか出ない



裏側は修復作業中


フェンスの隙間に遺跡の破片が見える すぐそこに、世界遺産のかけらが!

手を伸ばそうとしたその瞬間、

「お〜〜い、タンロン、お前は馬鹿だぁ」という声が聞こえて来たので、やめておいた
(ドラゴンへの道!ノラミャオ!)   

 伝わりませんか、そうですよね。。。


ローマが一望できる丘に登って、古代ローマ人の生活に想いをはせる

同好の仲間が、詩を詠んでいた

なんて書いてあるのだろう



なんだGoogleレンズ、手書きでも対応できるじゃん

ジャニコロを好きなエルクが、世界中のひとたちが目にする場所で、とんでもない告白をしていた

2人が幸せになっているといいなぁ



衝動買いしてしまったチーズやハムやサラミを消化するために、今夜は宿メシだ

スーパーに買い出しへ


おーいダメだ君、そのスシやばい、ワカメと書いてあるぞ



久しぶりの生野菜が嬉しい

ハムやサラミは日本に持って帰りたいのだけれど、羽田空港でビーグル犬が俺の荷物の前でお座りしたら大変なことになる


大量の荷物の中には結構ヤバめのものが入っているからな

クスリとかじゃないですよ

それはワシントン条、ゲフンゲフン、いやなんでもないです



ふた晩で飲み散らかした酒ども

これほど飲みつづけた旅はいまだかつてない

止めるひとがいないって、怖いね




街に出て、カルボナーラ発祥の店を数軒ハシゴしましたが、舌が肥えたんでしょうか、あまり感動はなかったです

どのくらいのレベルのスパゲッティかというと、自由が丘にはあるけど蒲田にはない店、といったところでしょうか

それよりも次に来た時は、市場で魚介類を買って


見たことのない魚を捌いたり


あれこれ自分で料理をしてみたい

そのためにアパートを借りたいけど、小説家とかプログラマーにならないと生活できないなぁ


ローマの街中は、あちこちに、コンビニか、っていうくらいくらいに遺跡がころがっていました

ローマっ子は遺跡の中に住んでいるんだね


郊外へ行くとさらに凄くて、あの水道橋のアーチが築2千年の倉庫として現役で機能して使われていました



さて、そろそろ帰国の時間です

空港でレンタカーを返したら、バイトの若いあんちゃんが「かなり走りましたねー」

「ミラーのカバー取られちゃったし、ドアに擦り傷つけちゃってごめんね」

「ううん、こんなの普通ですよ、全然オッケー」

という感じで、さすがのイタリア対応、鷹揚な感じは良い意味で、ちょっと沖縄的でした



ごった返す搭乗口で、悲劇が起きた

ない。俺のiPadがない。イタリア初日に無くして、現地購入したiPadが、ないのである

あわててiPhoneで「探す」機能を使ってみると





なんとレンタカーの中だ  ぐええ

座席の下にもぐり込んでしまったようだ

電話して店にキープしてもらうことも考えたけど、ここはローマ、かなりの確率でパクられる

次回の渡欧で確保してやろう



こうなったら飲むぞ やけ酒だ
免税店で買ったワインを機内で開ける、という暴挙


ええい、もう一本!

機内に持ち込んだ酒を飲む、という行為はほとんどの航空会社で禁止されているんだけど
中華系の航空機なんて、なんでもありだ
中国国内線ではタバコを吸っているCAを見たことがある


北京で乗り継ぎ、ラウンジで久しぶりに化学調味料のたっぷり効いた飯を食う
やっぱりこれはこれで美味いのぅ

盛り付けが汚くてすみません



最後の一枚のサラミ
この葉が散る時、俺の旅も終わるのですね

いつのまにか失神し、気がつけば羽田に到着していた、というお決まりのコースでした


現場からは以上です



追記)

日本に帰り、家人に怒られながら新しいiPadを買って、起動したところLINEの履歴が全て消去されてしまいました
何人もの友達のデータを失い、呆然としています


そして、前のiPadはイタリア中をあちこち旅しているようです

旅するiPad、今日はピサの斜塔のあたりにいるようですね


いつの日か、また再会できますように!






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ひとり遣欧使節が行く8 旅メモ キャンティ→カスティリオーネ・ドルチャ

2024-07-27 15:17:00 | イタリア
クーラー無しの部屋に泊まったのは、高校生の合宿以来だろうか

朝は涼しい風がいっぱい入ってきて爽快だ



涼しいうちに仕事をせねばならぬ 今日も38℃を超える猛暑だ

郵便局で発送業務と役所で納税をそそくさと済ませ、これから先はフリーだ 

今までの行程を振り返ると、まるで観光に来ているようだけどちゃんと仕事はしていたようだ
(他人事)




キャンティ村に到着 酒徒ならば一度は訪れておきたい聖地だ



ずらりと並ぶワインたち



サラミたち



そしてハムたちよ!



ああ、どうしよう

情報量が多すぎて選べないよ



そんな酒飲みに福音のカード



いろんな地酒を試飲できる



素晴らしいシステム!



ワインだけでなく、ハムやサラミも味見して、お気に入りを見つけたら購入できるし
もちろんこのまま酔いつぶれることだってできる

このままここに泊まっていきたいところだけれど、ホテルを予約しているので今日中にローマに着かねばならぬ

せわしない旅ってやーね ←仕事だってば



シエナでひと休み

ん、なんか見たことある風景だと思ってググってみたら

ここもまた007慰め報酬のロケ地だった

ボンドがここの地下水道を走り抜けていたっけ



カスティリオーネ・ドルチャというところに公衆浴場があるというので、ひとっ風呂浴びていくとするか

なんたってあのテルマエロマエの地だからな

公衆浴場といっても、川の脇にある露天風呂だ
ワイルドな露天風呂、天然温泉かけ流し

下流へ行くほど熱くなる



効くぅううう

おかげでロングドライブの疲れはとれたが、風呂に入ったらなんだか眠くなってしまい

ローマの手前でガードレールに車をぶつけてしまった



右のドアはすり傷だらけ、左のミラーはレジ袋をかぶった哀れなフォード


ワイン飲んでハム食って風呂入ったら、そりゃ事故るわなぁ。。

まあ、2000キロも走っていたらたまにはそういうこともあるよね!

などと、悪い意味でイタリアに馴染んでいくのでありました










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