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うつ病は脳の病気と本に書いていましたが、脳の病気が何故心理療法でよくなるのですか?

2010年07月04日 | 心理療法ハッピーライフ
うつ病は脳の病気と本に書いていましたが、脳の病気が何故心理療法でよくなるのですか?


2010年7月4日(日)
心理療法(認知行動療法、人生勉強療法)ハッピーライフ、矢野裕洋


うつ病に関して医師が書いた本には、
「うつ病は心の病気ではなく脳の病気です。心が弱いからではありません。さぼっていたり、甘えているのでもありません。」
というような記述をしている場合が確かにあります。

しかし、今日の題名は或る人からの質問なのですが、脳の病気なのに何故心理療法が効果が出るのか不思議に思えますよね。
特にうつ病に対しては世界的には投薬治療と平行して認知行動療法が第一級の治療法だとされています。
この認知行動療法は心理療法の一つですから、クライエントさんとセラピストがお話をするだけです。
場合によっては紙に書いてもらったりする場合もありますが、薬や手術のように物理的に影響を及ぼすような事はしません。
しかし、うつ病などの治療には大きな効果を出します。

深く考えてみましょう。
例えば、脳の代表的な病気の脳梗塞や脳出血の場合は心理療法をする事で本人のやる気などの精神的なケアには効果が出るでしょうが脳自体への物理的な影響は考えられないでしょう。
そもそも認知行動療法は認知の歪み(おかしな考え方の修正)が主な目的ですから脳へ影響を及ぼそうとしているのではなく心に影響を与えようとしているのです。(全ての心理療法は心に影響を与えようとしています。脳に影響を与えようとしている心理療法はないです。)

私もうつ病のクライエントさんは、心が弱いとか、さぼっているとか、甘えているとは全く思いません。
真剣そのものです。
わざとではなく真剣なのですが、このブログに過去に書きました『新入社員のA君B君のお話』(同じ大学を一緒に卒業して同じ会社に一緒に入社して同じ部署に一緒に配属されて一緒に仕事をして一緒に失敗をして一緒に部長に怒られたのにA君は部長に怒られて強い恐怖やまた怒られるのではないかという強い予期不安が出て来て出社できなくなったけれどもB君は変わりなく出社して仕事をしていますというお話。)のA君は、心が弱いとか、さぼっているとか、甘えているのではなく、真剣そのものなのですが、他の人からすると部長に怒られた程度でという事なのに恐怖で対応できなくなってしまうのです。

この質問をされた人への私の回答は、
「結果から見たら日常生活が出来ないような状態ですから病気に見えるでしょうし、脳を調べたらセロトニン等の脳内物質に変化があるでしょうが、結果だけではなく原因も含めた全体から見たらそもそも病気とは思えません。当然ですが、脳の病気ではありません。原因は認知の歪みです。新入社員のA君B君の話や杞憂という中国の故事の話もそうですが認知の歪みを修正してあげれば本人は楽になります。脳梗塞や脳出血などで脳の一部が壊死しているような脳に異常のある場合は除きますが、うつ病の本当の原因は認知の歪み。多くの人は大丈夫だと認知をするような状況なのにうつ病の人たちは危機だという認知をしているのが原因。そして、もっと深い原因は認知の歪みを発生させてしまう人生勉強不足(多方面からの洞察力不足、人と自分との正しい心の関係が出来ていない、不安の処理の仕方を知らない等)です。」
という事です。
◎ただし、症状を抑える薬と原因の認知の歪みの修正を平行して行わなければいけません。医師の薬を勝手に絶対に飲むのをやめてはいけません。

★もっと詳しく私の話を聞きたいと思われましたら無料セラピーをお受け下さい。ブログでの情報量はとても小さいですから無料セラピーの中で90分間ご質問にとことんお答えをして行きます。

ちなみに従来の認知行動療法は認知の歪みを修正する事に焦点を置いていますが、心理療法ハッピーライフの人生勉強療法は認知の歪みを発生させる原因の人生勉強不足(多方面からの洞察力不足、人と自分との正しい心の関係が出来ていない、不安の処理の仕方を知らない等)が人並みに出来るような勉強をする事で多くの人と同じ認知が出来るようになる事を目指しています。
結果的に、多くの困っていない人たちと同じ認知が出来るようになりますから、新入社員のA君B君のA君がB君と同じような認知をするようになれば会社にB君と同じように出社できるようになり、うつ病等は治ります。

また、医師は脳に焦点を当てていますから、人の心の人生勉強の状態は同じと言う前提、若しくは、人それぞれ人生勉強のレベルが違うという事自体に気付いていませんから、脳の病気と言っていると思います。

脳のセロトニン等の脳内物質の変化は、梅干の事を考えたら心が指令を出して大量の唾液を分泌させるのと同じような状態だと思えます。
梅干の事を考える事をやめれば心は大量の唾液を出せという指令をしなくなり、大量の唾液は出なくなります。
この理由は、梅干と同じで、認知の歪みが修正できた人たちは異常な恐怖を感じなくなり、薬を飲まなくても支障なしに生活されています。

◎再発に関してもご質問を頂きましたので後日書く予定です。



☆皆さんへ

ここに書いている内容は心理療法ハッピーライフで高い効果を出している実際の内容を書いています。
気になる人は無料セラピー(90分)をお受け下さい。
この無料セラピーの中でどのようなご質問にもとことんお答えします。
また、心理療法ハッピーライフのセラピー料金は毎回5000円です。
決して前金は頂きません。
前金で5回分とか10回分とかの料金を要求する所は、個人的な意見ですが、私の見て来た経験から、クライエントさんは不満を感じる所だと思います。

心理療法ハッピーライフの最低のゴールは精神科や心療内科に通う必要がなくなる(治る)事です。

遠方の人は電話でセラピーが受けられます。
(心理療法ハッピーライフは教科書を使ったセラピーですから電話でもセラピーが出来ます。)

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心理療法ハッピーライフは1998年8月開業ですから現時点で開業12年目になります。


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