後藤和弘のブログ

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「奴隷制度、植民地主義を自ら非難する欧米社会の激変」

2020年06月29日 | 日記・エッセイ・コラム
現在、欧米社会は激変しています。奴隷制度や植民地主義を自ら非難し始めたのです。奴隷制度や植民地主義に関与した英雄たちの銅像を破壊したり撤去しているのです。アメリカの建国の父、コロンブスの銅像も首を取られたのです。欧米社会の倫理観が激変しているのです。
今日はこれに関連したニュース記事をお送りします。欧米社会の倫理観が激変のニュース記事です。

「アメリカの抗議デモが彫像撤去に発展。署名キャンペーンも」
6/8(月) 17:43配信、Yahooニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/769eb0c0c2152ddc0a059613f67913dbcb7abf76

 アメリカ・ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドが白人警官によって殺害された事件に端を発してアメリアで続く抗議デモ。その影響が、欧米の都市に設置されている歴史的人物の記念像にも波及している。
「ARTnews」によれば、アメリカ・フィラデルフィアでは、60~70年代に黒人を弾圧したフランク・リッツォ元市長の銅像が標的となった。約1週間のあいだ、抗議者たちは市庁舎の前に設置された銅像を破壊。胸に「ブタ」という言葉も塗ったという。こうした激しい抗議を受け、この銅像は6月3日に撤去された。

南部連合の軍司令官を務めたロバート・エドワード・リー将軍像をはじめとする彫像も、抗議デモの対象となった。同州のラルフ・ノーサム知事は4日、ロバート・エドワード・リー将軍像を撤去することを発表。「この像は長いあいだここにあったが、当時もいまも間違っている」とし、「できるだけ早く撤去する」と述べている。

1番目の写真は南部連合の軍司令官を務めたロバート・エドワード・リー将軍像です。

 抗議活動が広がっているイギリスのブリストルでは、17世紀にアメリカ大陸へ10万人の西アフリカの奴隷を輸送した奴隷商人であるエドワード・コルストンの記念碑が壊され、近くのエイボン川に投げ捨てられたと、ガーディアン紙が報道した。
また、ベルギーのブリュッセルでは、1865年~1909年に在位していたベルギーの国王・レオポルド2世の銅像も抗議の標的となった。レオポルド2世は1885年~1908年、コンゴを私有地として支配し、圧政を敷いた。ネット上では、このレオポルド2世像の撤去を求めるキャンペーンがスタート。8日の時点では、約6万人の署名が集まっている。
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コロンブス像破壊される 人種差別抗議で―米
2020年06月11日15時45分 【時事ドットコム記事】https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061100785&g=int

【ボストンAFP時事】米マサチューセッツ州ボストンで、市中心部の公園に設置されたコロンブス像の頭部が何者かに切断された。地元警察が10日、明らかにした。米国ではミネソタ州の黒人男性暴行死事件への抗議デモを受けて、奴隷制維持を主張した人物や入植時代の指導者らの銅像を撤去するよう求める声が広がっている。
 地元メディアによると、コロンブス像はフロリダ州マイアミやバージニア州リッチモンドでも、ペンキを塗られたり引き倒されたりした。
 イタリア出身の探検家コロンブスをめぐっては、「新世界」の発見者として米国の学校の教科書で紹介されてきたが、先住民虐殺の時代を招いたと考える人も多い。

2番目の写真は米マサチューセッツ州ボストンの公園で、頭部を切断されたコロンブス像とその前でポーズをとる女性の写真です。

このほかにも奴隷制度、植民地主義を自ら非難する欧米社会関連の記事は多くありますが省略します。
欧米社会が奴隷制度、植民地主義を自ら反省し始めたのです。遅きに失しましたが論理的には正しい方向に動き出したのです。
喜ばしいことです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

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