後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

安倍晋三首相を絶賛するアメリカ側の意見を紹介します

2014年11月03日 | 日記・エッセイ・コラム
日本民族の運命はアメリカとの同盟にかかっています。
日本は第一次世界大戦では日英同盟により参戦し勝者側に立ち国運が振興しました。
しかし第二次世界大戦ではドイツ・イタリアとの三国同盟により真珠湾攻撃をしアメリカに完膚無きまでに敗けて全土は焦土と化したのです。
戦後はソ連・中国と欧米自由諸国との間の厳しい冷戦構造に組み込まれ日本は身動きが出来ませんでした。
この冷戦構造が1990年前後に崩壊した後も日米同盟が存続しました。
そして安倍晋三首相がこの日米同盟である安保条約を強固にするために日本の軍事行動を拡大し、アメリカ軍との共同作戦の範囲を拡大したのです。憲法の解釈も変更し国連の多国籍軍なら参加するという方向の決定もしました。
最近、始まったイスラム国の攻撃を想定した海軍多国籍軍のインド洋からペルシャ湾における共同演習に日本も参加しているのです。このアメリカ主導の演習には44ケ国が参加していて、日本もその一員として参加しているのです。
日本民族の運命はこれからの長い年月、アメリカとの同盟にかかっているのです。これが現実です。何事においても現実から目をそらすことは非常に危険なことです。
このような時期に安倍首相が日米安保の強化を推進しているのです。アメリカ側が喜ぶ筈です。しかしアメリカの政治家がこの安倍首相を誉めている気配がありません。むしろ靖国参拝を非難していたのです。不思議だと思っていました。
ところが今朝の読売新聞の一面で元アメリカ国務副長官のアーミテージ氏が長文の論説を発表し安倍晋三総理を絶賛しているのです。
「安倍晋三首相は2年前、明確な政策目標と独自の危機意識を持って政権についた。そして私が記億する限り、民主的選挙で選ばれた指導者の中で、これほど短期間に、多くの成果を挙げた人物は他にいない。安倍首相は、消費税増額をし、特殊秘密法を成立させ、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加し、オリンピックを招致した。南アジアと東南アジアにおいて世界に伍する外交を展開し、尖閣諸島を巡る目下の対立にも確かな手腕を発揮している。武器輸出の規制を緩和し、懸案だった日本の防衛態勢の見直しに着手したことは意義が深い。・・・・」以下省略します。
アーミテージ氏は優れた知日家でアメリカの対日政策に非常に大きな影響を与えている人です。以前から私は彼の論評は明快で的確な内容を持っていたので尊敬していたのです。
数年前に田中角栄さんの娘さんが外務大臣をしていた時にこのアーミテージさんとの会談を突然キャンセルしたのです。私は唖然としました。アーミテージさんは怒りもせず笑ってアメリカへ帰ったのです。
いろいろな事がありましたがアーミテージ氏は常に日本のことを深く考え明快に意見を発表しているのです。彼の意見の詳細は、是非今朝の読売新聞をご覧下さい。彼は1945年生まれで、アメリカのアナポリス海軍士官学校の出身です。今日の挿絵写真は彼に敬意を表しこのアナポリスの写真をお送りします。
出典は、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E5%85%B5%E5%AD%A6%E6%A0%A1_(%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD) です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

一番目の写真はキャンパス風景です。
二番目の写真は学内の礼拝堂です。