秋になると蚊が居なくなる。気持ちよく庭の仕事が出来るようになる。ムクゲを短く剪定し、アジサイも刈り込んでしまう。雑草も枯れてくる。小さな畑のキューリとナスも終わった。長い間新鮮なナスとキューリを与えてくれた小さな畑。裏のキンモクセイの花も散ってしまった。良い匂いもアッという間に終わってしまった。庭が急に明るくなる。
今年の夏は短かった。冷房装置を夜通しつけたことが無かった。今年は時の流れが速いような気がする。いろいろな事があったがみな過去という世界へ流れ込んでしまった。先日散策した湿地公園ではススキの穂が、ガマの穂が秋深いことを告げている。(下に写真を掲載しました)。
散歩の時は何も考えないことにしている。自然をジッと見て季節の流れの不思議さを想う。無我の境地とはそのようなものと思う。
他人と議論をしたり、難しい理屈を書いたりすることが何か無駄なことのように想う。
そんな悠々とした気持ちで秋の日々を過ごす幸せを噛みしめて居る。
現役を引退した皆様もきっと同じように悠然と老後を過ごしていると信じています。
今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。 藤山杜人