日本の最高権力者のマッカーサー元帥が突然トルーマン大統領によって首を切られた。1951年4月ことである。彼を神のように崇めていた日本人は吃驚仰天した。
終戦直後の8月26日厚木飛行場に到着した。彼は丸腰でコーンパイプを咥えて悠然と飛行機のタラップの上に立った。その彼の度胸の良さにまず驚いた。なにせ厚木飛行場では特攻戦闘機が30機以上健在で徹底抗戦を叫ぶ部隊が8月20日過ぎまで反乱をおこしていたのだ。しかしその後、厚木は完全に鎮圧されアメリカの先遣部隊が布陣した後にマッカーサー機が到着したのだ。その事は新聞では発表されない。
その上マッカーサーの日本統治は国民に人気が高く、次第に神のように崇められて行く。その彼がトルーマン大統領によって簡単に首になったのだ。
今月の「文芸春秋」11月号の260ページにデイヴィット・ハルバースタムというジャーナリストが書いた「朝鮮戦争、マッカーサー神話の嘘」という記事が掲載してある。
記事の内容をどのように読むかは読者の勝手だ。そこで私の理解した範囲で要約を書く。内容は2つに要約される。マッカーサーが如何に小心翼翼とした小物で、そのくせ傲岸不遜な最低の人間性を持っていたという事。もうひとつは朝鮮戦争で半島奥深くへ奇襲上陸し北朝鮮軍を粉砕した話と、それに続く中国領への爆撃と、原爆の投下を主張したために解任された経緯。
人は他人の悪口は好んで読む。そしてそれで全てと思ったらこの文芸春秋11月号の記事の半分しか読んだに過ぎない。マッカーサーの人間性が悪いか良いかは重要でない。もっと心して読むべきことは、トルーマン大統領が第二次大戦の英雄としてアメリカ人に人気絶大だった彼を解任した時の勇気と、慎重なことの運び方である。年月が過ぎるにしたがってトルーマンが歴史上高く評価される大統領になって行く。そのアメリカ社会の現象を分かりやすく書いている。
文民統制とはアメリカでさえこんなに大変なのだ。マッカーサーは朝鮮戦争の余波をかって台湾の蒋介石軍と協力して中国大陸を占領しようと主張していたのだ。しかしトルーマン一派の政治家はそうすれば絶対にスターリン軍が中国へ攻め込んで来る。ヨーロッパでも戦端を開く。第三次世界大戦が起きると予測してマッカーサーを解任したのだ。軍人は狭い視野で自分の担当した地域の戦術しか考えない。世界の惨劇がもう一度起きる引き金になりそうな戦術でも実行すると暴言を吐く。
軍人の独走は日本の関東軍だけでは無いのです。日本人が永久に戦争反対ならトルーマンのような決断力のある首相を選び続けなければならいないという教訓です。
広島や長崎で平和の祈りをするのも重要ですが、我々は自衛隊の文民統制をもっと厳密に真剣に考え、永久にそれを堅持しなければなりません。政権を失った元の防衛大臣の石破氏はこの文民統制の重要性を熱心に説明していたことを忘れないようにしましょう。皆様のご意見はいかがでしょうか?(終わり)
サンフランシスコ郊外に住んでいらっしゃるShionさんの写真を3枚ご紹介いたします。BYOOLというSNSの私の友達です。趣味は音楽、特にクラシック音楽が大好きだそうです。シンフォニーやオペラなどのコンサートに出かけるそうです。またピアノを弾かれるようです。私が感心するのは彼女のブログです。
http://yoshieyw.exblog.jp/およびhttp://raffinee.exblog.jp/の2つです。
ブログの中からサンフランシスコの街角での写真と日本へ里帰りしたおりの山手線の電車の写真です。何気なく撮った写真のようですが、心を静かにさせる風景です。ブログには季節の移ろいを感じさせる風景写真があります。
月日が静かに美しく流れて行くようすが写っているのです。写真を撮っている人の心を写しだしています。是非、ブログの写真もお楽しみ下さい。(終わり)

インターネット技術が多くの人々に日常的に使われている。10年前にこのような日常的な普及を予測した人々は決して多くはない。
しかしネット社会は実社会と違う特徴がある。その特徴を活用すると我々の住んでいる世界が広がり、心豊かな生活を楽しむことが出来る。私もブログを初めて満2年になり現実の社会では体験できないことにいろいろ遭遇してきた。大きな喜びもあった。しかし数は非常に少ないが実に不愉快なコメントを貰ったこともある。
そんな体験からネットの有する特徴を活用して、もっと善いことに利用することを考えている。その為の提案を考えてみたい。
その前に、今回はまずネット社会特有の男女のトラブルを考えて、その賢明な防止法を提案したいと思う。
女性のブロガーやSNS会員がストーカー行為にあってネット社会から離れて行くケースが多い。実社会でもストーカー行為はあり、警察へ相談すれば対策を取ってくれる。
今回の話題は警察のお世話にならない範囲のネット特有のトラブルについてのみに限定する。トラブルの賢明な防止法は以下の諸点に男女が注意することが肝要と思う。
(1)男性はネット社会で知り合った女性に実際に会うことをしないことを原則とする。実際に会おうとすると女性の美醜を考えてしまう。女性が、自分が美しいという暗示を書いていても信じてはいけない。信じると男性が付き纏いたくなる。
(2)女性はブログに自分の肉体的な魅力を少しでも書きたい気持ちを持っている。しかし少しでも書くと、其の事だけに異常な興味を持つ男性がストーカーになってしまう可能性がある。実社会でのストーカーは女性を実際に見ている。お互いに姿の見えないネット社会では異常な妄想になって一層ストーカー行為が多発する。
(3)男性はネット社会で知り合った女性はすべて美女と仮定してネット上でのみ付き合う。そうするとネット社会が一層楽しくなる。絶対に実際に会って見るという愚かな考えを持ってはいけない。
(4)ネット社会で、男性が女性に惹かれるのは女性の精神的な美しさである。女性らしい優しさ、柔らかな感性で撮影した風景写真、全てを犠牲にしそうな勢いの母性本能、男性や子供へ対する崇高なまでの神秘的は愛情。このような女性特有の性格が男性を引き付けるのです。決して外見の魅力だけでは無いのです。
ネット社会で女性が何かを書くときは精神的美に限定すべきです。そうすればストーカー行為に遭遇しないのです。
ネット社会の犯罪へも警視庁は大きな努力をしています。(警視庁ネット犯罪化課として検索すると情報が得られる)。危険を感じたら警察のネット専門の窓口と相談するのも良いと思います。
ところで皆様はどのようなご意見でしょうか?コメントとして頂ければ幸いです。
今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。 藤山杜人




