湖沼や止水域に生育する1 年草の浮葉植物である。葉茎の中央部が膨れて浮嚢となる。浮水葉は卵状菱形で光沢があり、縁は荒い鋸歯がある。花は白色で4枚、雄しべ4本で雌しべ1本ある。石果は倒三角形で 4 個の刺があり、4 個の疣がある。山梨県では富士五湖の一角にまとまって生育していたらしいが、水鳥の食害に遭って個体数が激減し、あまり多くは生育していない。
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2005年山梨県カテゴリー:なし 2017年環境省カテゴリー:なし
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湖の中に咲いたコオニビシの花 2022年9月 富士五湖で撮影
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コオニビシの花。陸地からの距離が遠く、撮影が難しい。
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かつてはたくさん葉を展開していたらしいが、水鳥の食害に遭って個体数は激減してしまっている。長い穂はホザキノフサモ。
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紅葉したコオニビシの葉
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陸の近くに生えたコオニビシ。葉は小さ目で荒い鋸歯がある。
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