山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ヤエガワカンバ (カバノキ科) Betula davurica Pall. var. davurica

2023年06月12日 | 樹木類
山地帯高原に生育する落葉高木で、高さ15~25m、径 は20~50㎝(径 1m 近くになるものもある)になる。樹皮は灰色を帯びた褐色または灰色で、鱗片状に幾重にも剥げ落ちる。ヤエガワ(八重皮)の名はこの樹皮に由来がある。葉は卵形~やや菱形状の卵形で先端は鋭く尖り、ふちには不揃いな鋸歯がある。花は雌雄同株で4~5月ごろ葉の展開とともに開花する。雄花序は枝の先に2~3個ずつ垂れ下がって付き、雌花序はその手前に直立して着く。中部日本高原に分布し、清里、南ア北部、秩父山地西部、特に県境付近に多く生育する。

 2018年山梨県カテゴリー準絶滅危惧(NT) 2005年山梨県カテゴリー準絶滅危惧(NT) 2017年環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)

    ヤエガワカンバ  2022年6月 乙女高原で撮影。

    幹の樹皮は幾重にも剥げ落ちる。

    幹だけでなく枝の部分の樹皮も幾重にも剥げ落ちる。

    ヤエガワカンバの葉。卵形で先端が尖り、不規則な鋸歯がある。

    2022年6月 八ケ岳美し森で撮影

    樹皮は幾重にも剥げ落ちる。個体数は多い。

    ヤエガワカンバの葉。こちらはやややや菱形状の卵形をしている。

    雄花序の冬芽。 2022年8月 乙女高原で撮影。夏になるともう冬芽が出ている。




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