今年の花探しの筆頭に挙げていたこの花、危ない岩場をザイル下降して探しに行くのを覚悟していたが、以外にもホームグラウンドの御坂山塊にもあることがわかった。相棒のうーさんはこの花を探しに三度この山を訪れ、三度目の正直でようやく開花しているのを確認したと連絡を受けた。おそらくは見頃を迎えていることだろう。台風の影響で傷んでいなければ良いのだが・・・。
午前の業務を片付けて登山口に到着したのは11時を過ぎていた。蒸し暑い天気、大汗をかきそうなので水は2.5リットル持って行く。樹林帯の尾根を登り、ロープの張られたスリップしそうな急斜面を登り、3時間ほど歩いて大きな岩壁に突き当たる。登山道は岩の裾を巻くようにつけられているが、この岩壁の周辺を念入りに探すと、清楚な薄紫色の花が目に着いた。これだ。以前は御坂山塊にも普通にあったらしいが、盗掘にあって今では自生のものにお目にかかれる機会はほとんど無くなってしまっている。
笹の生えた樹林帯を登る。笹の中や斜面を覗き込みながら歩くが、目ぼしいものは見つからず。
ロープのついた急斜面。スリップに要注意。
日当たりの良い岩壁に突き当たる。この場所は花たちの天国のようだ。
イワキンバイ
フジイバラ
ヤハズハハコ
ウスユキソウ
シモツケ
お目当ての花は昨日山梨県東部の山で見たニョホウチドリに似ているが、こちらの花のほうがか弱そうで色は薄紫色だ。下唇の切れ込みがあちらのチドリよりも深い。
岩の隙間から生えている花
初見参、紫の蝶が舞う花 ウチョウラン。
背丈より高い場所に咲いていた株
さらに高い位置にも数株
岩壁によじ登ってその上を覗いてみると、かなり高い位置にも咲いていた。
全部で10株ほど咲いているのを確認することができた。
大満足。このまま下山でも良かったのだが、山頂にも立ち寄ってみることにする。もう時間は午後3時半を過ぎているので誰もいないだろうと思っていたのだが、この時間に一人登山者がやって来た。途中でルートを見失い、1時間半ほど時間をロスしてようやく到着したらしい。この山の裏側ルートは歩く人が少なく案内板も無く、ところどころわかりにくい場所がある。私はここで遅い昼食をとってゆっくり休憩し、一足遅れて下山した。
山頂にはシモツケがたくさん咲く。
ヒメウツギ
下山しながらもう一度この清楚で美しい花を眺める。また来年会いましょう。
今年見たい花の中で最も難しいだろうと思っていたこの花は御坂山塊という意外と近場に咲いていた。先日この界隈を訪れた際に麓に住まれている方とお話しする機会があり、かつてはたくさんあったそうだが盗掘で今では見られなくなってしまったと言っていた。アツモリソウもかつては咲いていたそうだが、完全に絶滅してしまっている。残念なことだ。
さて、課題をひとつクリアし、次なる課題は寅狩りだ。8月の下旬ごろだろう。
午前の業務を片付けて登山口に到着したのは11時を過ぎていた。蒸し暑い天気、大汗をかきそうなので水は2.5リットル持って行く。樹林帯の尾根を登り、ロープの張られたスリップしそうな急斜面を登り、3時間ほど歩いて大きな岩壁に突き当たる。登山道は岩の裾を巻くようにつけられているが、この岩壁の周辺を念入りに探すと、清楚な薄紫色の花が目に着いた。これだ。以前は御坂山塊にも普通にあったらしいが、盗掘にあって今では自生のものにお目にかかれる機会はほとんど無くなってしまっている。
笹の生えた樹林帯を登る。笹の中や斜面を覗き込みながら歩くが、目ぼしいものは見つからず。
ロープのついた急斜面。スリップに要注意。
日当たりの良い岩壁に突き当たる。この場所は花たちの天国のようだ。
イワキンバイ
フジイバラ
ヤハズハハコ
ウスユキソウ
シモツケ
お目当ての花は昨日山梨県東部の山で見たニョホウチドリに似ているが、こちらの花のほうがか弱そうで色は薄紫色だ。下唇の切れ込みがあちらのチドリよりも深い。
岩の隙間から生えている花
初見参、紫の蝶が舞う花 ウチョウラン。
背丈より高い場所に咲いていた株
さらに高い位置にも数株
岩壁によじ登ってその上を覗いてみると、かなり高い位置にも咲いていた。
全部で10株ほど咲いているのを確認することができた。
大満足。このまま下山でも良かったのだが、山頂にも立ち寄ってみることにする。もう時間は午後3時半を過ぎているので誰もいないだろうと思っていたのだが、この時間に一人登山者がやって来た。途中でルートを見失い、1時間半ほど時間をロスしてようやく到着したらしい。この山の裏側ルートは歩く人が少なく案内板も無く、ところどころわかりにくい場所がある。私はここで遅い昼食をとってゆっくり休憩し、一足遅れて下山した。
山頂にはシモツケがたくさん咲く。
ヒメウツギ
下山しながらもう一度この清楚で美しい花を眺める。また来年会いましょう。
今年見たい花の中で最も難しいだろうと思っていたこの花は御坂山塊という意外と近場に咲いていた。先日この界隈を訪れた際に麓に住まれている方とお話しする機会があり、かつてはたくさんあったそうだが盗掘で今では見られなくなってしまったと言っていた。アツモリソウもかつては咲いていたそうだが、完全に絶滅してしまっている。残念なことだ。
さて、課題をひとつクリアし、次なる課題は寅狩りだ。8月の下旬ごろだろう。