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セカンドライフ&キャンピングカーライフ

オーディオシステムの音 続き・・・・

2015-06-04 | Audio

先日4343のアッテネータを触ったらおかしな事になってしまった。『こんなもんだろ』と適当に変えるとダメなのは判っていたのだがついやってしまい、案の定というか音像がバラバラになった。こうなると音楽を楽しむどころでは無く、面倒だが一から調整をやり直す。

使用する音源は聴きなれた好音質で管楽器の入ったCDやLPを使うがこの時管の音を基準にしない方が良い。特にSAXは奏者の調子やリード、マウスピースの状態等の影響で音質が変わりやすく折角決めても他のDISKを聴くと???と成りがちだ。音像バランスを取る為に管が入っていた方がやり易いが照準はピアノに合わせる。注意すべきは出来るだけ客観的になる事、どうしても自分の好みの音に合わせてしまいがちだが、楽器本来の音に近づけるよう意識するのが大切でその意味でもピアノが最適。

作業の手順 ~私の場合~

①機器の電源を入れて1時間位通電しシステムの状態を安定させる

②アンプのL/Rバランスつまみで片側のスピーカのみ音を出し、アッテネータを3つ共無音に絞る(左に目一杯廻す)

③MID⇒HIGH⇒ULTRA HIGHの順に音を聴きながら上げ、調整していくがこの時目盛は無視する。
人によって各音域を歪む直前まで上げるとか、MIDをゼロにして基準にするとか様々な方法が言われているが、要は自然な響きを意識する事だ。(4343のアッテネータ目盛は適当で単に印でしかない―下記画像参照)

④片側のスピーカが決まったら反対側も同様の調整を行う。
この時も人によって音源をモノラルにするとか、先に調整した目盛に合わせてから微調整するとか様々だが、私はステレオ音源はそのままで、反対側と同じく無音状態から始めている。

⑤2本の調整が済んだらL/Rバランスを戻しリスニングポイントに座って確認しつつ微調整を行うが気に入らないからといって直ぐに触らず慎重に仕上げる。
この時アンプのリバースつまみを用い全体のバランスを確認。

⑥同じ音源のCDとLPで差が無いか確認し、数枚のフェイバリットDISKを聴いて良ければ完了。駄目な場合は最初からやり直す。
決まれば音像が前に出てきてスピーカの存在が気にならなくなる。

◆蛇足
全ての音源で満足しようと思わない方が健康に良い。自身のシステムは勿論、エンジニアの技量や録音機器の状態、マスタリング、プレス等で音質は無限に存在する。

 

 

↑調整を終えたアッテネータ・左側

 

↑調整を終えたアッテネータ・右側