山と岩魚と音楽と

セカンドライフ&キャンピングカーライフ

2019 キャンピングカーライフ 

2019-07-27 | キャンピングカーライフ

日程:2019年7月12日(金)夜~19日(金)

行程:東北道~一関IC~R342~須川高原~小安峡~R398~泥湯・川原毛地獄~R13~R108~法体園地~R108~R398~R342~狙半内・上畑~R108~R7~仁賀保~R344~R47~鳴子~古川IC~東北道

activity:東北の名湯巡り(下記参照)、道の駅・直売所巡り、小安峡、川原毛地獄、増田町漫画美術館、釣りキチ三平ゆかりの地

温泉:須川高原(露天風呂 600円/人 ~21:00)、小安峡(松葉館 500円/人 ~20:00)、川原毛地獄大湯滝(無料)、泥湯(奥山旅館 700円/人 ~15:00)、上畑(ゆーらく)、鳴子(早稲田桟敷湯 540円/人 ~21:.30)

味覚:厳美渓だんご、峠のイワナ塩焼、栗駒山の銘水、地元夏野菜(トマト・キュウリ・アスパラ等)、ワラビ、皆瀬川の岩魚、稲庭素麵、泥湯黒玉子、鳥海山根曲筍、象潟岩牡蠣、最上小国川鮎塩焼、

宿泊地:上河内SA、須川高原P、小安峡大噴湯P、法体園地キャンプ場、上畑温泉「ゆ~らく」、菅生PA

 

最後の夏休みは30数年間の疲れを癒すべく???東北中央部の名湯を巡り静かな場所に泊まって各地の渓流で岩魚を釣りながらのんびり過ごす事にした。有名な観光地は殆どパスしたがそれでも流石は東北、知らない名勝地に接し感激する場面もあり内容の濃い旅だった。特に温泉は何処も本物で素晴らしく幾日も滞在したくなる所ばかりで1週間ではとても足りないが『あと少しで時間に囚われずのんびり出来るのだ』と思うと楽しみ。

 

 

7/13

3連休の道路混雑を避ける為前夜発でSAに泊まって時間と費用を有効活用する。午前中に高速を降り先ずはキャンカーの燃料を満タンにしてから2~3日分の食料を調達、北東北は山間部に入るとコンビニも無いので念の為。今日は須川高原迄上がれば良いので厳美渓の道の駅でまったりし、道端にポツンとある岩魚塩焼店に寄り、湧水で給水タンクと飲料タンクを満たしつつ山道を登る。2008年に起きた岩手宮城内陸地震の爪痕が今も残っていて被害の大きさを実感する。(30数年前に訪れ数日滞在して一迫川源流の岩魚釣りを楽しんだ『湯の倉温泉湯栄館』はこの時水没消失してしまった)
現地に早目に着いたので泊まり場を吟味した後周辺を散策したり昼寝をしたりと本当にのんびり・・・夕刻待望の温泉に行くが標高1126mにある大露天風呂はロケーション抜群でドバドバ流れる源泉かけ流しの白濁した湯に感動してしまう。湯上りに見た鳥海山の夕景が何とも素晴らしく初日から大満足。キャンカーに戻り地元の食材をつまみつつ、ウイスキーの湧水割り(氷入です)を堪能、至極の一日だった。

 

◆キャンカーでの朝食 典型的なパターンですが 

 

◆R342沿いにある峠のイワナ屋 土日祝日のみ営業らしい


◆栗駒山中の湧水 ドバドバ出てます

 

◆須川高原温泉の源泉 この湯量には圧倒されます

 

◆須川温泉露天風呂

 

◆鳥海山の夕景 

 

7/14

天気が良ければ栗駒山に登ろうと思っていたがガスが濃かったのでパスし秋田県側に降り皆瀬川の支流で岩魚釣りを楽しむ。此処は30年程前大湯温泉に滞在して釣り歩いた所で懐かしい。数時間の釣りだったが夜のオカズに3尾キープして納竿し小安峡に向かう。泊り場に考えていた「とことん山キャンプ場 」がファミリー等で大賑わいだったので別の場所を探す事にして取敢えず『大噴湯』を見物、谷底に在る為階段を400段位降りるが想像以上の迫力にビックリ。物産館で遅い時間まで日帰り入浴出来る旅館を紹介してもらい二日目を終了。

◆皆瀬川本流に沿って続く山道。以前は春川まで通じていたが今はどうなのだろう

 

 ◆皆瀬川支流の渓相

 

◆スピナーに反応した皆瀬岩魚


◆此処の水も美味

 

◆大噴湯に降りる階段

 ◆小安峡の遊歩道

 

◆90℃以上の熱湯が岩の隙間から凄い勢いで噴出する様は迫力

 

◆上から見るとこんな感じ

 

◆松葉館の源泉は97.5℃とあった。熱い!

 

◆今夜のメニュー根曲筍の味噌汁

 

◆皆瀬岩魚をバター焼きで頂く

 

7/15

 今日のメインイベントは川原毛地獄の奥にあるという川原毛大湯滝に入る事、川全体がph1.4の強酸性の温泉になっていて滝壺に浸かれるらしい。地獄側からだと片道小一時間掛かる様だが帰りに『泥湯温泉』に入りたかったのでこのルートを選択。大湯滝は2条に落ちる豪快な滝で落差は10m以上ありそう。見物客は十数人いたが誰も入っておらず一番風呂?を堪能、1時間半程滞在したが上がる頃には多数の人が浸かっていた。帰りは駐車場迄ずっと登りで少々疲れたがそのまま泥湯に直行し極上の秘湯を楽しむ。
宿泊は丁岳山麓にある無料の大平キャンプ場を考えていたので移動開始、途中道の駅に寄りながら丁川沿いの道に入りしばらく進むと何と林道の橋懸け直し工事で全面通行止め・・・あと数キロの所でガックリ来たが、仕方無いので頭の中の記憶と地図を頼りに法体の滝近くのキャンプ場に行く。事前情報が無く心配だったが着いてみるとロケーション抜群の静かなキャンプ場ですっかり気に入り結局2泊してしまう事になった。

 

◆川原毛地獄全景

 

◆傍らに硫化水素の簡易測定器が設置され、危険の看板もそこら中に立っていた

 

 ◆豪快な野湯『川原毛大湯滝』全景

 

◆温度・深さは丁度良い。最高!!

 

◆夏の期間のみ設置される脱衣所

 

◆秘湯泥湯温泉『奥山旅館』火災で焼失し今年再建されたばかり

 

◆天狗湯の露天、なるほど泥色のお湯だ

 

◆こちらは泥湯大露天風呂

 

7/16

素晴らしい環境のキャンプ場で滞在してのんびり過ごす事にした。管理人は居ないが綺麗な水洗トイレと清潔な炊事・洗い場があり全て照明付きで使い易く、広大な敷地には芝が張られ絶妙な配置で樹木が立ち直ぐ横には子吉川の渓流が流れている。人家から数キロ離れ滝見学の観光客がたまに来る位で車の通過も殆ど無いので至って静か。これが無料というのはちょっと信じられないが秋田にはこういった無料キャンプ場が多くあるらしく羨ましい限り。芝刈りに来た管理業者に聞くと休日は大混雑するらしくやっと作業が出来ると言っていたがそうだろうナ。『法体の滝』は日本の滝100選にランクされ映画『釣りキチ三平』のラストシーンロケ地らしい。丁度三平ゆかりの地を明日訪れる予定で何とも縁を感じるが偶然とはこういうものなのだろう。滝壺に行き暫しルアーを投げてみるがアタリは遠く何とか一尾釣れただけで終了、淵の色がやけに青いので水質が岩魚に適さないのかもしれない。滝には遊歩道が整備され散策を楽しむが展望台に上がってみると3段に落ちる豪快な滝だった。この日は温泉にも行かず昼間から焚火をして串刺フランクフルトを焼きビールを飲んで寛ぎつつ地元の食材で簡単な料理を作る。焚き火用の流木はいくらでもあるし理想的な宿泊地だった。

◆法体園地キャンプ場

 

◆法体の滝 滝壺は大きくプールのよう

 

◆滝壺でスプーンに反応した岩魚。結局この1尾のみ

 

◆滝上部も良いポイントが続くのだが・・・・・

 

◆流木を集めて焚火台で燃やす

 

◆ウインナー焼いてます

 

◆ワラビの甘酢漬け・キュウリとナスのカラシ漬・地野菜とキクラゲ゙の炒め物。全部キャンカーキッチンでの自家製

 

7/17

今日の目的地は秋田県増田町狙半内地区、釣りキチ三平の作者矢口孝雄氏の生まれ故郷で漫画の舞台である山里のモデルになった処らしい。地区を流れる狙半内川の上流部にある上畑温泉に宿をとり出来れば三平ゆかりの渓で岩魚釣りをしてみたいと思っていたのだが・・・・。途中湯沢市内でコインランドリーを見つけ長旅には避けて通れない洗濯をして、その間昼食と食料・飲料の買い出しを済ませる。その後時間もあるので増田まんが美術館を訪問して矢口孝雄の世界を覗き(予想以上に立派な施設で多くの作家の漫画原画・蔵書・グッズが豊富)造り酒屋の酒蔵で試飲したりしながら現地近くなると突然豪雨になり車から出れなくなってしまう。小一時間で止むが源流部は未だ降り続いている様で渓は茶色く増水し釣りは不可能となってしまった。残念だが来られただけでも良しとしよう。温泉自体は地元の人の憩いの場的な感じだが静かな宿で1泊2食付で5020円/人は財布に優しい。

 

 ◆増田町まんが美術館

 

◆そこかしこに三平の姿が在る

 

◆欄干にも三平

 

 

7/18

今回の旅も終盤となり、一気に日本海側に出て海の幸を堪能する事にした。ひたすらR107~R7と進んで象潟に到着、此処で道中ずっと探していた稲庭素麵の規格外品大袋を見つけ2個購入した。農産物直売所に行くと根曲筍が売っていてこれも2袋購入、何か買い物ツアーみたいになってきたナ。夏の旬『岩牡蠣』を3個/人平らげたあと牡蠣フライ等の総菜を買い車内でランチタイム。予定では日本海沿いを南下し温海温泉に行こうと思っていたのだが、明日立ち寄る予定にしていた三面川の簗場が7/20からの営業と判明。連れはどうしても『鮎の塩焼き』を食べたいらしく急遽ルートを変更し最上小国川へ、何とか営業時間内に間に合い川沿いのカウンターに座って最上鮎を楽しむ。此処まで来れば今夜の温泉は鳴子に決め『早稲田桟敷湯』という共同浴場へ向かう。鳴子は初めてだったが泉質は思っていたより素晴らしく機会があればまた来てみたい所。車中で夕食に赤海老の刺身を食べつつ天気予報を聴くと台風が近づいている様なので予定を切り上げ今夜中に高速に乗り適当なPAに泊まって帰路につく事にした。

 

◆象潟の岩牡蠣

 

 

 

 

 

 ◆最上鮎の塩焼きを2尾/人食べ満足

 

コメント
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