フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

夏のアヴィニョンは演劇祭一色

2012年03月25日 | プロヴァンス

翌日ナチュリストのカップルの家に別れを告げ、アヴィニョンに向かった。と言ってもムッシュが車で送ってくれたのだった。二時間くらいだったろうか。お母さんは仕事で留守なので、男の子二人もついてきた。 

アヴィニョンについてカフェで休憩してから、次のカップルとの待ち合わせ場所であるアヴィニョン駅へ行った。彼等もついてきた。うまく次の人達と私が会えるか確かめたかったのだろう。

そして次のカップルのムッシュと娘さんがやってきた。

こういう場合やってきたムッシュと娘さんに再会の挨拶をする。それから送ってくれたムッシュ達にお別れの挨拶をすることになる。 

この時、送ってきてくれたムッシュ達には寂しさがもろに押し寄せることになる。と言うのは彼等は、私が次に世話になる人たちとの久しぶりの再会を喜び合うのを見てしまうからである。 

だから本当は先に別れのあいさつを済ませ、送ってくれた人達に別れてから、次の人達に会うのが良いのだが、そうそううまくことは運ばない。多々こういうことになってしまう。 

迎えに来てくれたムッシュの奥さんは料理上手である。中学校の先生で、その同じ中学校の先生の友達に、同じくこのアヴィニョンに住んでいる精神科医の奥さん(イザベル)がいる。 

この精神科医のカップルは、料理上手な奥さんの紹介で約1年前に我が家に来て泊った。今回は私がこの精神科医の家に泊めてもらうのだ。 

しかしその前に料理上手な奥さんの家でランチをごちそうになった。そこには精神科医のカップルや、法王庁の古文書博物館に勤めているムッシュもやってきた。

昼食後、街に散歩に出かけた。家のすぐ近くの小さな教会の壁にだまし絵がある。料理上手な奥さんのムッシュはすぐに駆けより、だまし絵のおじさんと同じポーズをして見せた。彼はいつもユーモアを心がけている。彼は舞台装置の製作を仕事にしており、この季節は仕事があるようだが、普段はどうやら仕事が少ないようだ。

カフェで休憩した。この時期ここアヴィニョンでは有名な演劇祭の季節である。街のあちこちの小さい劇場で沢山の演劇が行われている。その演劇に来てほしいという宣伝活動が街中で繰り広げられていて、それがまた面白いパフォーマンスなのであった。

 

しかしその頃、大変なことに気がついた。今夜泊まる精神科医の家に持ってきたお土産を送ってきてくれた車の中に置き忘れたのだ。早速電話で郵送をしてもらえないかと尋ねたところ、明日また持って行ってやると言うことで、大変な面倒を掛けることになった。

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