それから、日本人の奥さんとフランス人のご主人のカップルの家を訪問した。
ご主人と息子さんが腕をふるって料理を作ってくれたようだ。
メイン料理はブッフ・ブルギニオン(牛肉の赤ワイン煮込み)で、アイスクリーム、タルト等を頂いた。
メインのブッフ・ブルギニオン(牛肉の赤ワイン煮込み)
デザートとコーヒー
息子さんはお母さんに似て外見はほとんど日本人であったが、日本語はそれほど話せないようだった。一度京都のお菓子屋さんで働いたことがあるそうで、そのお菓子屋さんはもう廃業されたとのことであった。
右がピエール、左が息子さん
彼は、食事後就職活動のためとかで外出して行った。後で思うとこれが彼との出会いの最初で最後となったのだが、その時はそのようなことは勿論思いもよらなかった。
この事は別の機会に話すことにしたい。
ピエール一家の温かいランチのもてなしを受けた後、近くのペール・ラシェーズの墓地に散歩に行くことになった。
以前ミッシェルさんが連れて行ってくれたことがあったが、その時よく事前勉強をしていなかったので、後でエディット・ピアフのお墓があったことが判り、惜しいことをしたと思っていた。
ペール・ラシェーズの墓地の入り口
今回それをカバー出来るチャンスとなった。そこに行くまでに花束がたくさん供えてあるお墓があったので見ると、ショパンのお墓であった。
ショパンのお墓
エディット・ピアフのお墓も花がたくさん供えてあり、観光客も大勢いた。エディット・ピアフのお墓がこの墓地にあることを、何とピエール夫妻は知らなかったようで、これには私が驚いた。
エディット・ピアフのお墓
この墓地を出て、近くのメトロの駅で彼等と再会を約して別れた。ご主人のピエールは名残惜しそうな様子であった。
ご主人は日本が大好きで、夫妻は京都にマンションを持っている。そして年に一度はやって来る。ピエールはわざわざ自転車をパリから運び、京都中を走り回る。自転車なんかこちらで買えばいいのにと思うけれど、そんなところにこだわるのがいかにもフランス人らしい。
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